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ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで

安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。
『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』の上映の際のゲストトークの進行を担当した時のことだ。
トークの際には監督の経歴を確認させていただこうと思い、プロフィールを見たところ、働きながら映画を撮っていた時もあり、子育てをしながら映画を撮影しているとも書かれていてどんな監督が来られるのだろうと思っていたのだが、来られたのはとてもふわっとした雰囲気のチャーミングな方だった。

お話するととても気さくな方でとにかく元気。その時上映した作品には非常に細かい気配り、子育てをしているからこその視点もあり、監督の製作スタンスを聞きながら、楽しいトークを展開することができた。

あれから4年。安田監督から「短編を撮りました」とご連絡をいただいた。
全く同じセリフなのにシチュエーションの違い、感情の違いで全く別のものに感じられる。『あした、授業参観いくから。』はわずか23分の作品の中に驚きと感動と共感がある。

関西での上映を経て、名古屋でのシネマテークでの上映は好評のうちに終了。先日終了したばかりの東京上映でも土日は短編作品にもかかわらず満席となった。

そんな『あした、授業参観いくから。』が名古屋に再び帰って来る。しかも安田監督の過去の短編も一緒に上映されるという。「過去の短編もぜひ観ていただきたいです!」と映画祭の時に話されていたことを思い出した。

今回名古屋公開にあたり、監督から改めて短編作品についてコメントをいただいた。
プロフィールと上映作品をご紹介したい。

安田真奈監督プロフィール

映画監督・脚本家。シナリオ作家協会所属。メーカー勤務約10年の後、2006年、上野樹里×沢田研二の電器屋親子映画『幸福(しあわせ)のスイッチ』監督・脚本で劇場デビュー。同作品で第16回日本映画批評家大賞特別女性監督賞、第2回おおさかシネマフェスティバル脚本賞を受賞。同年末に出産後は脚本業中心となったが、2017年より監督業復帰。堀田真由主演映画『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』、小芝風花主演の近大マグロの青春映画『TUNAガール』の監督・脚本をつとめた。

公式サイト https://yasudamana.com/jp/

上映作品紹介

・『あした、授業参観いくから。』(2021年/23分)
「全く同じ台詞でも、キャラクターや状況によって演技は変わる。脚本ならト書きが変わる。」

安田真奈監督がワークショップで活用している教材から組み立てられた短編映画。「あした、授業参観いくから。」「えっ…」七つの台詞が五人の生徒の家で繰り返されるという、実験的な脚本。しかしそこには、思春期におけるさまざまな親子のカタチが映し出されている。悲喜こもごもの家族模様を覗き見た後には、すべての親子の幸せを願わずにいられなくなる…。そんな、繊細かつ普遍的な感動のドラマである。

※連日片岡礼子さんから観客の皆さんへのメッセージ映像つき

『あした、授業参観いくから。』安田監督インタビューはこちらから

・『こじらせて屋上』(2022年/8分)(予定)
渡辺綾子×坪内花菜。二人の若手女優による、若干こじらせ気味のプチドラマ。安田真奈監督の『あした、授業参観いくから。』『TUNAガール』『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』武村カメラマンによるミニドラマ企画。

安田監督より
「『あした、授業参観いくから。』『TUNAガール』『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』の武村カメラマンから、「いい役者さんがいるのでちょっと撮りましょうよ」と誘われ、1日で撮影しました。舞台中心に活動されてきた渡辺綾子さんと、『あした、授業参観いくから。』亜輝菜役 坪内花菜さんが出演。なんてことない内容ですが、ミキクワ
カドさんの軽妙な曲のおかげで、いい感じのお気楽ショートムービーになりました。

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・『忘れな草子』(1996年/16分/8ミリ→デジタル)
同窓会旅行をドタキャンした、同級生の涼。彼女とは仲が良かったのに、私の筆不精のせいで連絡が絶えていた。今は鎌倉でピアノの勉強をしているはず…。旧友の消息とかつての夢をめぐる、センシティブなショートドラマ。1997 あきる野映画祭 グランプリ

安田監督より
「鎌倉に行けるチャンスが生まれたので、とりあえず撮影→後日映画サークル同窓会が尾道であったので、ドラマ冒頭を同窓会旅行シーンにして撮影。旧友がドタキャンしたことに。→残りを奈良で撮影、旧友との再会シーンを…と言う風に着想した、ある意味「三都物語」(笑)。「忘れるということの切なさ」を軸にして、繊細なトーンのショートドラマにしました」

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・『something interesting』(2000年/1分)
一輪車に挑戦する女の子の、一瞬の表情の輝きを捉えたショートムービー。2002 niftyゆめ郵便ショートカットムービーコンテスト グランプリ

安田監督より
「趣味の番組出演の際、「安田さんは会社員しながら映画撮れる見本で出ていただくから、来週までに何か撮ってくださいよ〜」と言われ、忙しいのに無茶言うなぁと思いつつ、日曜撮影2時間、月曜火曜の夜編集、水曜音楽製作…で仕上げた1分ムービー。人を集める間もないので、監督・脚本・撮影・編集・音楽製作を担っています。そして「イタメシの純和風」は、良いロケ地があったことから発想して撮った、田舎家を舞台にした物語。会社員をしながら、時間がない中、「あるものでなんとか」撮った、想い出の多い作品です」

働きながら子育てもしながら。自分のやりたいことも実現する。生活の中で見つけたテーマが脚本や撮影に生かされる。
シアターカフェでの上映で安田監督のバイタリティ溢れる生き方を感じていただけるのではないだろうか。

上映はゴールデンウィーク。初日の1回目はすでに満席とのこと。来場特典もあるとのこと。
白壁地区の素敵な街並みを散策しながら清水口のシアターカフェまで足を延ばしてみてはいかがでしょう。

『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選

最新短編含む5作品計78分
『あした、授業参観いくから。』
『こじらせて屋上』
『忘れな草子』
『something interesting』
『イタメシの純和風』

スケジュール:4/30(土)~5/6(金) 注:火水定休
連日13時/15時
※4/30(土)初日安田真奈監督舞台挨拶予定 13時上映後/15時上映前
※4/30(土)13時の回はすでに満席

料金:1000円+1ドリンク(600円~) 定員:19名

予約、詳細はこちら

 

 

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