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【岐阜推し】映画『怪獣ヤロウ!』名古屋センチュリーシネマ舞台挨拶レポート
2025/02/12
センチュリーシネマ24周年記念 『怪獣ヤロウ!』トークイベント付き先行上映が1/25(土)名古屋のセンチュリーシネマで開催された。上映後には岐阜県関市で手に入れた模造刀を手にした主演のぐんぴぃさん、カウボーイ姿の八木順一朗監督が登場した。
映画『怪獣ヤロウ!』は岐阜県関市を舞台に怪獣映画が大好きなだけのなんの役にも立たない地方公務員・山田が突然関市を盛り上げるための特大ミッションを課せられ、前代未聞の大作戦を実行しようとするというストーリー。
ぐんぴぃさん
「センチュリーシネマ開館24周年記念で今日は特別上映していただいたんですが、25周年だったら僕ら呼んでもらえなかった気がします(笑)。ぐんぴぃと申します。今日は何卒よろしくお願いします」

ぐんぴぃさん
八木順一朗監督(以後 八木監督)
「本日はお忙しい中お越しいただきましてありがとうございます。岐阜県民としては愛知県、名古屋は大都会で怪獣に壊されまくってます。岐阜県は怪獣が素通りする県でして、1回も怪獣に壊されていないんですよ。 非常に恐縮しながら今回名古屋の地を踏ませていただきました。今日はありがとうございます」
『怪獣ヤロウ!』ぐんぴぃさん、八木監督のインタビューはこちらから
祝 映画初主演ぐんぴぃ 『怪獣ヤロウ!』撮影裏話
「満を持して怪獣に岐阜にお越しいただいたんです。」という八木監督。主人公山田が中学生の時に怪獣映画を作ったというエピソードは八木監督自身の実話で、実際に自身の出身中学校で撮影したことを明かした。
幼少期から地元福岡をゴジラやガメラに壊されて、スカっとしたのが怪獣好きのきっかけというぐんぴぃさん。今回の初主演について聞かれると「ドッキリじゃないかと初めは思っていました。でも菅井さんが同じ現場にいて。でもまだわかんないなと怪しんで(笑)」とクランクインの際の気持ちを話した。そんなぐんぴぃさんの演技について八木監督は「ぐんぴぃはミスは一つもない」とベタぼめ。それに対してぐんぴぃさんは「僕は別にそんな演技がうまいわけではないんですが、うまくいったなと手応えがあるのは、実家で子ども部屋おじさんみたいな感じでぼーっとしているシーン。あれが例えばイケメン俳優の人がちょっとボサボサにしてますみたいな感じの演技だったら「あ、そういうシーンね」ぐらいの捉え方だと思うんですが、あのシーンの山田の惨めさはほんとに真に迫るというか。「ザ・ノンフィクション」を見ているような感じで。ということはうまくいったんだろうなと」答えた。八木監督は「あのシーンでは山田が母親から「もう怪獣に凝るのはやめてよ」と言われるんですが、撮影スタッフも結構みんな特撮オタクで、撮影しながらそのセリフを聞いてカットがかかった後、みんなが「これ言われたことありますわ」とどよーんとなりました(笑)」と裏話を披露した。

八木順一朗監督
強力な共演陣の中からのエピソードを聞かれると、ぐんぴぃさんは本多監督役の麿赤兒さんについて、気温5度という寒い日のロケでも話す時に白い息が出ないようにする技術を持っていることに驚いたことや、手塚とおるさんが撮影時には明かしてくれなかった演技の時に考えていることをYouTubeにゲスト出演したときに教えてくれたことを話した。
後半は観客にサイン入りセンチュリーシネマグッズが当たる抽選会や観客から質問に答える時間も。「特撮映画に出るチャンスがもう一度あって何か好きなものを壊せるとしたら何を壊しますか?」の質問に「なんですかね。フジテレビですかね(笑)」とぐんぴぃさんからタイムリーな答えが飛び出し、場内が大いに沸いた。
ぐんぴぃさん
「来週名古屋、そして全国でも公開になります。全国公開で盛り上げられるように、良ければSNSなどで「面白かったよ」と書いていただければと思います。ありがとうございました!」
八木監督
「本日はお越しいただきましてありがとうございました。『怪獣ヤロウ!』観ていただいた通り、とても変わった映画となっておりますが、 ご当地映画はご当地映画です。岐阜県関市を全国に広めたいという僕の思いでこの映画を作ったので、 この映画を観て関市ってなんか面白そうな街だなと思ったら、名古屋から車で1時間ぐらいで行けますので、ぜひ関市を訪れてください。今関市のいろんな施設や観光地にロケ地マップが置かれています。そこに映画で出てきたロケ地が全部載っていますので、そのマップを片手にぜひ関市を散策していただければと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

映画『怪獣ヤロウ!』https://www.kaijuyaro.com/ は現在岐阜県先行公開中。1月31日(金)よりセンチュリーシネマ他で全国公開

©チーム「怪獣ヤロウ!」
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