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©「君の忘れ方」製作委員会 2024

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【岐阜推し】決して消えることのない悲しみとどう生きていくか。飛騨で撮影された映画『君の忘れ方』

大切な人との別れはいつか必ずやってくる。わかってはいるが、それが突然だった場合、それを理解し、受け入れることは出来るだろうか。悲しみの中から周囲の人々の手を借り、不器用ながらも再生の道を歩む人々の姿を独創的に描いた『君の忘れ方』が1月17日(金)から公開となる。

あらすじ

森下昴は付き合って3年が経つ恋人・美紀との結婚を間近に控えていたが、彼女は交通事故で亡くなってしまう。言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、母・洋子に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。
洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに心に傷を抱えていた。
悲しみは癒えないと思っていた昴だったが、ある不思議な体験を通して、美紀の死と向き合っていくようになる。

昴は構成作家としてグリーフケアを取材する中で自身と同じように大切な人を失った人達と出会い、影響を受けていく。
主人公・昂を演じるのは、本作が初の映画単独主演を飾る坂東龍汰。若手実力派俳優として振り幅の広い演技で圧倒的な存在感を放つ彼が大切な人を失い、大きな悲しみを纏う昴を繊細に演じる。亡くなった恋人・美紀役には、映画や舞台など幅広く活躍をみせる西野七瀬、昂と同じく大切な人を失くした過去があり、昴を心配して実家に呼び戻した母・洋子には海外にも活動の場を広げる南果歩、津田寛治、岡田義徳、風間杜夫らベテラン勢が脇を固める。

©「君の忘れ方」製作委員会 2024

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決して癒えることのない深い悲しみ=グリーフ。大切なものを失い、嘆き悲しむ人が立ち直っていけるように支援するグリーフケアの概念は近年日本国内にも広がりつつある。しかし、悲しみとの付き合い方は人それぞれであり、ケアと一言で言っても支援にも様々な形がある。「傾聴」などのグリーフケアを描くだけではなく、死生観も取り入れ、登場人物に投影させる不思議な世界観のある本作を手掛けたのは国際映画祭で数々の賞を受賞し、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門の正式招待を果たしたVR映画『Thank you for sharing your world』や、『茶飲友達』などの作道 雄監督。作道監督自身がオリジナル脚本を三年かけて執筆した。

©「君の忘れ方」製作委員会 2024

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岐阜飛騨での撮影

昴の実家は岐阜県で撮影されており、飛騨市、高山市と自然豊かな土地を中心に撮影が行われた。神秘的な美しさ、怖さのある森のシーンから地元のスナックまで、たくさんの場所が使用された。飛騨古川駅から歩いて行ける場所もあるので、観光で訪れた際には是非チェックして欲しい。

決して消えることのない悲しみとどう生きていくか。
喪失感、悲しみ。誰かと分かち合えるようで分かち合えない部分もある。しかし、誰かと話すことで自分で何か気づいたり、再び止まった時間を進めることが出来るかもしれない。

映画『君の忘れ方』https://kiminowasurekata.com/ は1月17日(金)より他で全国公開。東海三県では1月17日(金)よりミッドランドスクエアシネマ、ユナイテッド・シネマ(豊橋18、稲沢、阿久比)、イオンシネマ(岡崎、大高、名古屋茶屋、各務原、津南、東員)、ミッドランドシネマ名古屋空港、TOHOシネマズ(岐阜、モレラ岐阜)、MOVIX三好、大垣コロナシネマワールド、1月31日(金)より関シネックスマーゴで公開、岐阜CINEX でも順次公開予定。

『君の忘れ方』

キャスト:
坂東龍汰 西野七瀬
円井わん 小久保寿人 森優作 秋本奈緒美
津田寛治 岡田義徳 風間杜夫(友情出演)
南果歩

監督・脚本:作道 雄
配給:ラビットハウス

 

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