
EntaMirage! Entertainment Movie
松岡ひとみのシネマコネクション『その日、カレーライスができるまで』ゲスト:清水康彦監督 トークレポート
2022/01/31
ミッドランドスクエアシネマで毎月行われている上映&トーク企画
「松岡ひとみのシネマコネクション」。
今月はリリー・フランキー主演の『その日、カレーライスができるまで』を上映。映画パーソナリティの松岡ひとみさんをホストに昨年、映画『CUBE』も公開した清水康彦監督を迎えてトークが行われた。その様子をお届けする。
松岡ひとみさん(以下松岡さん)
「今日観ていただいた作品は中編ということでいいですか?」
清水康彦監督(以下清水監督)
「自分も映画を撮りはじめたばかりなので、長編、中編、短編という線引きがなくて。これは56、7分ぐらいで観るにはちゃんと映画館で観る尺ですよね」
松岡さん
「はい。すごく満足できる作品ですよ」
清水監督
「ちょっと短いからいいですけど、お客様が映画館に2時間という時間を預けて、「ちゃんと何か持って帰るぞ」というものではなくて、一人の日常を覗いて、「ああ、うん」って感じで。焚き火をずっと観ているのは飽きない。その感じに近いのかなと思います」
松岡さん
「リリーさんの細やかな表情もいいですし、あとは演出の音。雨音とか」
清水監督
「今回は斎藤工プロデュースで「映画×ラジオ」という企画だったんです。内容でコラボさせるというのはなかなか課題ではあるんですが、映画の特性上、画と音があるので今回は音にこだわるべきだなと。設定は関東地方に嵐が来ていて外は雨、アパートの中には男が一人。隣の部屋には壁が薄くて女が住んでいるのがわかる感じなんですが、その男がカレーを作っている。作りながらラジオを聞いていて、隣の部屋からも音が聞こえるというそれくらいの感じですが、そこにこだわった音作りをしたらなかなか面白いんじゃないかと。一人の男がアパートでカレーを作ってラジオを聞いているという中でも結構こだわりがあるんじゃないかと。シンプルなカレーという料理に深みがあるのと同じでカレーをことこと作るように作った映画でちょっと隠し味も入れたりしています」
松岡さん
「これは昨年2021年の9月に公開されて。そのあと菅田将暉さん主演で斎藤工さんもご出演の『CUBE』が11月に公開されて。『CUBE』の方が先に企画があったんですか?」
清水監督
「企画としては『CUBE』よりこっちが先です」
松岡さん
「両方ともすごいピッチで製作された感じですね」
清水監督
「企画があって、いつ撮れるんだろう?スケジュールが合い次第やろうかと。と言っても5日以内で撮る映画で。ただその5日間のスタッフのスケジュールをどのタイミングで撮るのかとか公開時期をいつにするのかがなかなか決められなくて。というのもコロナ禍で劇場が開くのか開かないのかとかやっていた時期だったんです。そんな中で『CUBE』が9月末ぐらいから5週間ぐらいで撮ろうという話になって」
松岡さん
「2020年の9月末ですね」
清水監督
「はい。9月末から撮影を始めて。もう一昨年なんですね。11月の頭には撮り終わって仕上げをしようとしていたときに、これを撮るぞと」
松岡さん
「それは斎藤さんから?」
清水監督
「というよりも色々な足並みが揃ったのがこの時で、ここで撮るか、随分先になるのかのどちらかで。それなら撮ろうと。映画ってそんな簡単に出来るものではないので。普通の監督だったら延期にしていたかもしれないんですが、やんちゃな監督とやんちゃなブレインが集まっていたのもあって出来るでしょと。その前に深夜ドラマで斎藤さんとリリーさんと一緒に絡んでいたのでその感覚で行けるんじゃないかと。「ペンション・恋は桃色」という作品で、こういうムードに向かって行ければいいなというのを描けた作品なんです」
松岡さん
「これは斎藤さんとリリーさんと伊藤沙莉さんの3人が主演で」
清水監督
「はい。その現場で掴めたものが大きくて。リリーさんにとっても「あれは結構衝撃的だった」と。演じている自分がいつ撮られているのかがわからないぐらい、いつのまにかカメラが回っているという。もちろん段取りとかはあるんですが、ワンシーンワンシーンがするっと入って行って、「もうOK出しちゃうの?」というような撮影だったのでリリーさんも驚かれていて。撮り方が面白いと言ってくださっていて、そんなノリで今回も行けるんじゃないかとリリーさんとも話して勢いで撮り始めました。なので現場に入ってからも色々考えていて。これは2.5日で撮影したんです。最初は2日の予定で天気の予備日と言っても雨が降っていなくても降っていても撮れる映画で。録音的には雨が降っていない方がいいんですけど、実際は雨が降ったのでリアルな雨音が入ったりしているんですが、雨が降ったこともあり、ラストの日中のシーンを雨がやんでから撮ったので2.5日で撮りました。リリーさん曰く「こいつら歯医者に行くみたいに映画を撮りやがる」と(笑)。誉め言葉です」
松岡さん
「息子との公園のシーンはどのタイミングで撮っているんですか?」
清水監督
「1日目の朝です。これを過去のものにして、それ以外はほぼ順撮りで。朝イチで息子との公園のシーンを撮り、その30分後にはもうその付近のアパートに移動して撮影です。夜のシーンなので光が入らないようにして撮影。それで夜になったら本当に雨が降ってきて。録音部大丈夫かなと思ったんですけど、雨だれとかを逆手に取って音として録って」
松岡さん
「カレーは仕込みながら」
清水監督
「そうです。あれも順撮りで。全部用意して仕上げまで」
松岡さん
「あれはフードスタイリストさんがいらっしゃって」
清水監督
「そうです。ちゃんと相談しながら。男の料理だとこうなんだとか」
松岡さん
「リリーさん、料理を普段からやられているので上手ですよね」
清水監督
「正直、自分はいきなり切れって言われてもあんな風に肉を切れないですからね(笑)」
松岡さん
「ラジオはbayfmが流れていましたが、あの番組は実際にある番組なんですか?」
清水監督
「あの番組は実際にはないんですが、企画自体が「ラジオ×映画」で、斎藤さんが実際にbayfmで「TAKMIZM」というラジオをやっているんですね。その番組の人たちと映画の中の番組を作っていて、「TAKMIZM」をジャックして公開の何週間前から番組の最後5分ぐらいにこの番組を流すということをして。実際に流れたものを聞いている人からすると映画が公開されて「あ!」っと分かる人には分かる。分からなくても自分たちの気分を盛り上げるためにやっておこうと言ってコマーシャルもしっかり作ったりして。開花情報とかたまんないですよね(笑)」
松岡さん
「リリーさんの自分の投稿が読まれたときの嬉しそうな顔。あれはリリーさん、過去に読まれたことがある顔ですね(笑)」
清水監督
「ラジオ世代なんですよね。「やった!」っていう独り言がね。台本には結構独り言も沢山あったんです。この男の状況を独り言で伝えないと状況がわからないかなと。そのあたりをリリーさんと話してこれはない方がいいんじゃないかとなって独り言がどんどん減っていったんですよ。息子の写真に話す時に独り言は取っておこうと。そこまで全部独り言はなくそうかとみんなで話して当日臨んだんですけど、あそこで「やった!」って独り言言ってましたね(笑)」
松岡さん
「あれはアドリブだったんですね」
清水監督
「当然そうです。ああいうことも起きるわけです」
松岡さん
「清水監督は元々はコマーシャルやミュージックビデオを撮っていらっしゃったんですよね」
清水監督
「そうです。最近映画が多くなりましたけども」
松岡さん
「映画の世界に引き込んだのは斎藤さん」
清水監督
「そうですね。自分なんかが映画監督になるなんて思っていなかったですからね。映像監督ではありましたが、まさか映画を撮るなんて」
松岡さん
「福井ご出身で。デザイン学校を出られて」
清水監督
「はい。石川県のデザイン学校を出て。そこでは映像も学んではいたんですが、あの当時はマッキントッシュがいろんなクリエイターのサポートを出来るようになった、ほぼ今の形になったG4世代の最初の世代で、その波に思い切り乗って、Webデザイン、グラフィックデザイン、3DCDもやって音も作ってと全て学んでいたので、映像も面白いなとは思っていたんですけど、マッキントッシュがあればなんでもできるなと学んで。それで東京へ出てきたんです。最初は自分が何をやりたいのかがわからなかったので、ミュージックビデオの会社にアルバイトで入って、バイトですが低予算で引っ張ってきた仕事の監督をやりなさいと言われてやっていたわけです。一番最初はバンドのミュージックビデオを作って。二十歳になった半年後ぐらいの時にシーナ&ロケッツのミュージックビデオを作ったんです。それを言うとみんな驚かれるんですけど。あとは斉藤和義さんとか。好きにやっていいよとミュージシャンの方に言っていただけてやっていたという。その頃は自分でまだ撮影していました。いいカメラでもなくハンディカムとかで撮っていました。それをパソコンに取り込んで編集して。あとコマーシャルのアニメのモーションロボを作ったりして。それが結構お金になったのでそれで生活していた感じです。ファッション系の撮影もその頃からしていました。あれ?映画の話に全然行かないですね」
松岡さん
「斉藤工とはいつ出会うの?(笑)」
清水監督
「20代後半にCM撮影をやり始めて。CMが一番消費が早かったですね。努力して作ってもその瞬間のためにだけ流すものだったりするので、出来たら、あれ?もうなくなってしまうみたいな感じで」
松岡さん
「3時間かけて作った料理を旦那が2分で食べちゃうみたいな感じ?」
清水監督
「それです!だからと言ってご飯を作らないというと大事になってしまうという(笑)。それに近いですね。大変な苦労をしてやっていて。とても興味のある仕事ではあるんですが、ある日、なんだか自分が枯れてしまった感じになったんです。それまではCMを撮っていてもミュージックビデオを作っていても今度はこれをやりたいあれをやりたいと思っていたし、目標を達成するということも好きだったんですけど、自分の中にあるもやっとしたものを映像に置き換えていくということを出来なくなって。「これが欲しい」という世の中の構造のためにめがけて作っているという当たり前のことの中に自分の思いを入れていくことには結構限界があって。上司に求められていないのにより良くしようとすることってとても大事なことではあるんですけど、結構難しくないですか。求められている以上のことをやるって。自分ではやりたいですけど、求められないとできないというか。それが結構苦しい業界ではあるので、経済活動に置き換わっていけばいくほど難しくて。なかなか飛び出すことも出来なくて。その中で結構頑張って暴れてみたりしたんです。それが31歳ぐらいですかね。好かれたり嫌われたりして。このままでいいかなと思った時にちょうど結婚したんですよ、僕。結婚したらそんなこと言ってられないですね。才能に対してお金を払いますと言われたら「待ってました!」ってなってめちゃくちゃ働いて収入も上がって。ただそれだけでいいのかなって。社会と会話していくポイントが何かずれたなあと感じて。何かもっと言いたいことがあったんじゃないかと。もっと自分が思っていることをみんなと共有したいんじゃないかと悶々としていて。そんな時にテレビがなかった我が家にテレビが来たんですよ。僕は地元の人と結婚したので、しばらく単身赴任だったんです。それが同居することになった時にテレビが届いて。接続してパッとテレビをつけたら、斎藤工さんだった。情けない走り方をしてどこかに向かっているぞと。走った先に上戸彩さんがいて。「昼顔」だったんです。これが工くんが一番好きな僕の話です(笑)。そこから僕は「昼顔」を全部観たんです。面白かったですね。テレビがなかったので久々に観たドラマだったんです。元々はドラマっ子で野島世代なんです。「101回目のプロポーズ」とか「この世の果て」とかの時代が好きだったことを思い出して「昼顔」を食い入るように観たんですよ」
松岡さん
「お仕事で会うモデルさんとかは知っていたけど斎藤工さんは知らなかったわけですね」
清水監督
「だからめちゃくちゃ斎藤工さんがいいイメージで。そのうち永野さんと一緒にコントを原作にした短編映画を撮ろうとなって。そこで永野さんと僕が知っている役者をそれぞれ連れて撮ろうということになりまして。僕は金子ノブアキさんを連れて行って、永野さんが斎藤工さんを連れてきて。「わ!本物だ!」と。そこで短編を撮ったわけです。完成した作品を斎藤さんがやられている移動映画館でプレミア上映したいと言ってくださって。プレミア上映会が何なのかも僕は映画に詳しくないのでわからなくて。ただもう上映してもらえるならぜひと。それで熊本まで行って上映したりして。斎藤さんには「清水さんが映画監督になると思います。もし僕がお手伝いして出来るのであればぜひ映画監督にしたい」と言ってくださって。こんなかっこいい人にこんなかっこいいこと言われたことないじゃないですか。ドキッとしましたね。「監督、世界行きましょう」って言われたんです。それを奥さんに伝えたら「じゃあなっていいんじゃない」と言ってくれて。なので僕が映画監督になったのは斎藤さんとうちの奥さんのおかげなんです」
松岡さん
「去年もう2本撮ってますもんね」
清水監督
「それだけじゃなくて短編であれば10本ぐらい撮っています。『MANRIKI』が意外と先に進まなくてその間にも撮っています。『MANRIKI』も斎藤さんと永野さんとチームで企画して撮っているものなんですが。去年くらいまでは映画監督なんですねと聞かれると「あ、ああまあ色々と映像やっています」と返していたのが「はい」と答えられるようになりました。なんか自分の自覚よりも状況が先にそうなってしまった感じで映画監督らしくない映画監督ですよね(笑)」
松岡さん
「本当に色々恵まれていらっしゃいますよ。斎藤さんの出会いもそうですし、リリーさんとも。リリーさんとはどんなお話をされるんですか?」
清水監督
「自分は映画を撮るために集まって、映画の話を通して自分たちの思いを会話したいタイプなので、内容を通してお互いに知るということを望んでいます。一緒にご飯食べてとかそういうのは嫌で。なので斎藤さんとも現場でしかご飯食べたことありません」
松岡さん
「すごく仲良しさんだと思っていました」
清水監督
「仲良くしたいから映画を撮っているということがお互いありますね(笑)。会いたいから映画を撮るという感覚ですね。最近元気かな、会いたいな。じゃあお茶しようじゃなくて、映画撮ろうって感じです」
松岡さん
「次回作のご予定は?」
清水監督
「出来ても来年かなあ…といった感じですね。また発表になるのを楽しみにしていただければと思います」
松岡さん
「CMはどうですか?」
清水監督
「7、8年やっているんですけど、楽天スーパーセールは僕が作っているCMです。年に4回あるんですよ。あのサザエさんのアナゴさんの声で「約200万点以上が半額!」って言っているCMですね。この映画と全くつながらないんですけど(笑)。僕はきれいな映像ももちろん好きなんですが、ああいう映像も好きなんです。色々楽天さんのセール内容がわかって面白いですよ」
松岡さん
「ではここで抽選会を」
ここで映画のポスターやノベルティグッズのプレゼント抽選会が行われた。
松岡さん
「では監督、最後に一言お願いします」
清水監督
「こうやって皆さんとお会いできるのは映画館で上映していただけるからなんだと今日改めて思いました。一緒に映画を楽しむ。作った側、観る側関係なく一つの映画を観て皆さんとこうやってお会いできて今日楽しかったです。コロナでオミクロン株とか色々ある中で、会える場所というのは自分が映画を撮る前より確実に大切になってきているなと。なので映画館で自分の演出したものが流れるということに今までピンと来なかったんですけど、だいぶ実感が湧いてきて。こういう中でも通ってきてくださっている方のリテラシーにやっと追いついてきたなという気分で、お客様から学ばせていただいている感じです。こういう機会を与えてくださった皆さん、ミッドランドスクエアシネマさんに感謝しております。こういう機会にまた呼ばれるように新たな作品を作り続けますので応援していただきたいですし、一緒に映画を楽しんでいきたいです。今日は本当にありがとうございました」
映画『その日、カレーライスができるまで』公式サイトはこちら
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
第72回CINEX映画塾 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』足立紳監督トークレポート
第72回CINEX映画塾が3月25日岐阜CINEXで開催された。上映作品は岐阜県 ...
-
2
-
片桐はいりさん来場。センチュリーシネマでもぎり(映画『「もぎりさん」「もぎりさんsession2」上映+もぎり&アフタートークイベント』)
センチュリーシネマ22周年記念企画 『「もぎりさん」「もぎりさんsession2 ...
-
3
-
前作よりゆるさもアクションもパワーアップ!ちさとまひろをゆうりとまことが狙う!(映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』)
普段はゆるゆるな元女子高生、仕事となるとスゴ腕の殺し屋コンビ・ちさととまひろ。 ...
-
4
-
カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟 新作インタビュー(映画(『トリとロキタ』)
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペ ...
-
5
-
アカデミー賞、オスカーは誰に?(松岡ひとみのシネマコレクション『フェイブルマンズ』 ゲストトーク 伊藤さとりさん))
松岡ひとみのシネマコレクション vol.35 『フェイブルマンズ』が3月12日ミ ...
-
6
-
親子とは。近いからこそ難しい(映画『The Son/息子)』
ヒュー・ジャックマンの新作は3月17日から日本公開される『The Son/息子』 ...
-
7
-
先の見えない日々を生きる中で寂しさ、孤独を感じる人々。やすらぎはどこにあるのか(映画『茶飲友達』外山文治監督インタビュー)
東京で公開された途端、3週間の間に上映館が42館にまで広がっている映画『茶飲友達 ...
-
8
-
映画『茶飲友達』名古屋 名演小劇場 公開記念舞台挨拶レポート
映画『茶飲友達』公開記念舞台挨拶が2月25日、名演小劇場で開催された。 外山文治 ...
-
9
-
第71回 CINEX映画塾 映画『銀平町シネマブルース』小出恵介さん、宇野祥平さんトークレポート
第71回CINEX映画塾『銀平町シネマブルース』が2月17日、岐阜CINEXで開 ...
-
10
-
名古屋シアターカフェ 映画『極道系Vチューバー達磨』舞台挨拶レポート
映画『極道系Vチューバー達磨』が名古屋清水口のシアターカフェで公開中だ。 映画『 ...
-
11
-
パク・チャヌク監督の新作は今までとは一味も二味も違う大人の恋慕を描く(映画『別れる決心』)
2月17日から公開の映画『別れる決心』はパク・チャヌク監督の新作だ。今までのイメ ...
-
12
-
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』の公開記念舞台挨拶が2月12日名演小 ...
-
13
-
孤独や寂しさから解放してくれる「茶飲友達」とは?(映画『茶飲友達』)
2013年に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた映画『茶飲友 ...
-
14
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
15
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
16
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
17
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
18
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
19
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
20
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
21
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
22
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
23
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
24
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
25
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
26
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
27
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
28
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
29
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
30
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
31
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
32
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
33
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
34
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
35
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
36
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
37
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
38
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
39
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
40
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
41
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
42
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
43
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
44
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
45
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
46
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
47
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
48
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
49
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
50
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
51
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
52
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
53
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
54
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
55
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
56
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
57
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
58
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
59
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
60
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
61
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
62
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
63
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
64
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
65
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
66
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
67
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
68
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
69
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
70
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
71
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
72
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
73
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
74
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
75
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
76
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
77
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
78
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
79
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
80
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...