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映画『ハチとパルマの物語』岐阜 公開記念舞台挨拶レポート
2021/05/31
映画『ハチとパルマの物語』上映記念舞台が5月30日岐阜大垣コロナシネマワールドで開催された。
益田祐美子プロデューサー、司会役の早咲さん、アナスタシア・ラザレフ役のアナスタシアちゃんが登壇した。その様子をお届けする。
映画『ハチとパルマの物語』のレビューはこちら
早咲さん
「皆様、大変な状況の時に劇場にお越しくださいましてありがとうございます。司会者役の早咲です」
益田祐美子プロデューサー
「では日本語、ロシア語、英語の3か国語が話せるトリリンガルのアナスタシアちゃん、一言どうぞ」
アナスタシアちゃん
「皆さん、こんにちは。アナスタシア・ラザレフ役のアナスタシアです」
益田プロデューサー
「早咲さん、司会役ということで大舞台での初めての芝居でしたがどうでしたか?」
早咲さん
「第一声から緊張してしまいまして。撮影の前に少しセリフが増えるよとは聞いていたのですが、最初は2行ぐらいだったのに直前で6行ぐらい増えまして。急に増えるし、周りの観客の皆さんも沢山お越しいただいていて。しかも監督がロシアの監督なのでロシア語、英語、日本語が入り乱れておりまして、雰囲気にのまれそうになりました」

早咲さん
益田プロデューサー
「オープニングセレモニーのシーンでは大館市長も市長役で出演されましたが、いかがでしたか?」
早咲さん
「市長さんは本当に朗らかでお客様も大館市の皆さんでなじみのある市長さんが挨拶をすると笑顔になってそこで私の緊張も取れました。挨拶の内容も面白かったので全て市長さんに持っていかれました(笑)」
益田プロデューサー
「今回、監督から大きくなった主人公の孫娘を日本へ連れて行く設定にしたいということで、ロシア語と日本語が話せる子役を探して欲しいと言われて色々探したんですが、なかなか見つからなくて。堂々としていてなおかつ愛嬌がある子をということで探した中で写真を見た段階でぜひとお願いしたのがアナスタシアちゃんです。アナスタシアちゃん、秋田犬と初めて出会ってどうでしたか?」
アナスタシアちゃん
「かわいかった。でも重かったです」

アナスタシアちゃん
益田プロデューサー
「撮影した時、アナスタシアちゃんはちょっとハードなスケジュールを組んでいまして少しだけ熱があったんですが、女優魂といいますか、最後まで頑張りました。みんな本当に感動しました。犬にキスしたりするシーンの撮影もありましたね。アナスタシアちゃんがいま背負っているリュックサックは大変人気になっていますが、映画オリジナルのグッズです」
益田プロデューサー
「『ハチとパルマの物語』はロシアでは公開3日間では40万人を動員し、興行成績4日間で第1位になりました。モスクワ映画祭に正式出品され、ビバロシア国際映画祭では審査員満場一致でグランプリを獲得しました」
ここで観客からの感想をということで大垣精工の上田会長から一言。モスクワに行かれた経験のある上田会長からは秋田犬のルーツが中国にあることや、犬が飼い主を選ぶという感動的な話であること、映画に出てくる飛行機の話題が出た。
益田プロデューサー
「あの空港はロシアの軍事空港での撮影で、ロシア国籍の人しか入れない空港なんです。1970年代を再現するためにここで撮影しています」

益田祐美子プロデューサー
益田プロデューサー
「今回コロナ禍の状況で公開を延期しようかとも悩みましたが、コロナ禍で色々抑制されている中、皆さんに希望と夢と感動を与えて元気になってもらいたいと公開にこぎつけました。ロシアの撮影に尽力したプロデューサーをもう一人ご紹介します」
ここで、益田プロデューサーと共にロシアでの撮影に尽力した志賀司プロデューサーが飛び入りで参加した。
志賀プロデューサー
「皆様こんにちは。志賀でございます。この映画の編集も含めて500回ぐらい観ているんですけれども、それでもこうやって劇場で皆様と一緒に観ていると涙が出てきます。本当にこの映画は素晴らしい映画だと思います。この映画に関わることが出来て本当に良かったと思っています。この作品のロシアの配給をしたマウスメディアという会社は子会社にワーナーミュージックだったり、DAZNをやっているロシアで三兆円の資産を持っているオーナーの方がバックについておりまして、ロシアメディアでは宣伝も力が入っていて、注目されています。日本でどう公開されるかをロシアメディアが注目しています。ぜひともこの映画面白かったと多くの皆さんに伝えてください」

右:志賀司プロデューサー
志賀プロデューサー
「実はアナスタシアは私の娘でして」
益田プロデューサー
「奥様がロシアの方なんですよね」
志賀プロデューサー
「はい。面白いエピソードを一つ。僕たちはマンションに住んでいるので動物を飼っていなくて、動物と触れ合う機会がないんですね。動物園でうさぎに会う機会があったのでうさぎは大好きになったんです。ただ他の動物と会う機会はなくて。撮影する前に、現場のプロデューサーの方と食事する機会があって、前日にうちの奥さんが「何を言われてもいやとかだめとか言っちゃだめよ」とアナスタシアに言ったんですが、当日、中華料理を食べながら現場のプロデューサーの方が「アナスタシアちゃん、犬好き?」と聞いたらなんとアナスタシアは「嫌い、怖い」と言ってしまって(笑)。どうしようと思いまして。なぜそういったかと言うとロシアでは野良犬がいまして危ないのでおばあさんに「近くに寄っちゃだめだよ」と散々言われていたみたいでそんな意味で怖いというイメージがあったみたいなんです。この映画が終わった頃には「この犬を持って帰りたい」と駄々をこねるぐらい犬好きになりまして。この映画を通して犬と触れ合う機会が出来て良かったなと思いました」
益田プロデューサー
「では最後に早咲さんとアナスタシアちゃんから観客の皆様に一言お願いします」
早咲さん
「とてもとても素晴らしい映画に私も参加でき、たくさんの関係者の方々に大変お世話になりました。この映画は家族との葛藤があり、そこからパルマが関わってくることで家族の絆が生まれる。犬との絆もあり、その他のいろんな絆が生まれる映画だと思いますので皆様是非友人、知人、会社の仲間にどんどん勧めていただいてハチとパルマの輪を広めて頂ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
アナスタシアちゃん
「皆さん、ぜひ映画を楽しんでください!」
益田プロデューサー
「本日は誠にありがとうございました!」
映画『ハチとパルマの物語』https://akita-movie.com/は5月28日よりシネスイッチ銀座他で全国順次公開中。
東海3県では愛知 ミッドランドスクエアシネマ、ユナイテッド・シネマ豊橋18、MOVIX三好、岐阜 大垣コロナシネマワールド、三重 109シネマズ明和で公開中。
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