
第17回CINEX映画塾-撮影監督・柳島克己トーク レポート
第17回CINEX映画塾が岐阜柳ケ瀬ロイヤル劇場で5月12日開催された。
ロイヤル劇場では昭和シネマ名作劇場と題して料金500円で様々な作品を上映している。
5月12日からは北野武監督の『ソナチネ』が上映されることに合わせて北野武監督作品の大半の作品で撮影監督を務める柳島克己さんをお迎えして上映後にトークショーを行った。
その様子の一部をお届けする。(聞き手・岐阜新聞社東京支社後藤支社長)
きっかけはアルバイト
後藤さん
「柳島さんは岐阜の高山ご出身なんですよね」
柳島さん
「今は合併して高山市になっていますが高山駅から車で10キロほどの清見というところの出身です。高校時代までそこで過ごして東京に出ました」
後藤さん
「『ソナチネ』をご覧になるのは久しぶりですか?」
柳島さん
「公開以来、このような形で映画館で観るのは初めてです。こんな大きなスクリーンでフィルム上映が出来るところはなかなかないですよね。」
後藤さん
「そうなんです。300人ぐらい入りますが今日も足かけ50年ぐらいのベテラン映写技師の橋本さんが上映してくださっています。」

柳島克己さん
後藤さん
「柳島さんは様々な監督の作品の撮影監督をされていますがどうして映画撮影の仕事を始められたんでしょうか?」
柳島さん
「元々写真の方のカメラマンになりたくて写真の専門学校に通ったんですが、写真をやるって思っていた以上にすごくお金がかかるんです。何種類ものレンズとか。新しいカメラをもう一台欲しいとか。それで何かアルバイトをしようと思ったときに友達に撮影助手をしないかと声をかけられたんです。映画のことなんか何も知らなかったんですが三船敏郎さんが社長の三船プロダクションで契約社員として始めました。それがきっかけで三船プロに10年いました」
後藤さん
「ではその頃から映画の世界に入られて」
柳島さん
「そうですね。ただその頃三船プロは映画製作はほとんどやっていなくてテレビドラマの製作をメインにしていました。三船敏郎さん主演の『荒野の素浪人』とか『大江戸捜査網』とか時代劇が多くて、映画をやり始めたのは後半ですね。ですが三船プロダクションには映画製作をしていたスタッフがいっぱいいました。黒澤組のカメラマン、照明の方とか稲垣浩監督の作品のカメラマンの方もいて、その当時の巨匠と呼ばれた監督と一緒に仕事されていた方達に師事していました」
後藤さん
「あの頃から35ミリフィルムだったんですか?」
柳島さん
「あの当時のTVドラマは16ミリフィルムで撮っていました。その後フリーの撮影助手になり、色々な映画作品に付いていて、角川映画なども7、8本やっています。『里見八犬伝』とか『探偵物語』の頃ですね」
デビューはあぶ刑事
後藤さん
「デビュー作は何だったんでしょうか?」
柳島さん
「劇場映画で言えば『CFガール』ですがカメラマンデビューはテレビドラマです。『あぶない刑事』シリーズなんです。あのドラマもフィルムで撮っています。劇場映画版は村川透監督が撮った3作目(『もっともあぶない刑事』)の撮影をしています」
北野組の撮影スタイル
後藤さん
「北野組に参加するきっかけは何だったんでしょうか?」
柳島さん
「北野監督は自分のスタンスを1作目(『その男、凶暴につき』)の時に主張されて。基本的に初めて映画を撮る監督の場合、ベテランのスタッフがつくんですが監督的に何かあったみたいで。2作目(『3-4X10月』)からは色々と意向を聞いてもらえる人をということで私にオファーが来たみたいです。北野組は武さんのテレビのお仕事もあって半年間ほどの拘束期間になります。」
後藤さん
「半年も。どうして半年なんでしょうか?」
柳島さん
「武さんの場合、映画の準備が始まると、出演しているそれぞれのテレビのレギュラー番組をその週に2週分収録して、次の1週間が映画撮影の週となります。なので映画の撮影が1週間置きになるんです。『ソナチネ』の場合は10日おきに撮影していました。撮影は主に石垣島でしていたんですがあの頃は石垣島に直通便がなくて沖縄経由で行くしかなく、移動だけで片道で1日取られました。1週間だと5日しか撮影出来ないので10日おきだったんだと思います」
後藤さん
「撮影はどんな感じで進むんでしょうか。よく北野組ではやり直しがないと聞きますが」
柳島さん
「北野監督はお笑いもやられています。お笑いって予定調和ではない。映画は本番をやり直せるけど舞台みたいにやり直しがきかないという、基本な違いを映画に活かそうというスタンスにあるようで、時にはセリフも決まってなかったりしますし、テストしてすぐ本番になります。本番は余程のことがなければ1発OKになります。俳優やこちら側が多少ミスしたとしてもOKになってしまうので現場での本番の緊張感がすごいんです」
後藤さん
「セリフが決まってないということは現場で決めたこともあるんですね」
柳島さん
「当時は台本に、そのシーン内容が書かれているだけで、細かいセリフのやり取りは書かれていませんでした。現場で監督がアドリブのように作っていく事が多かったです。シーンも急遽作られることも多かったです。
紙相撲設定は元々あったんですが砂浜でこんぶを土俵にした実際の相撲はあの場で考えたシーンでコマ落とし(低速度撮影のこと。スピード感ある映像になる)にすることも監督にあの場で言われました。実は海の側の隠れ家は牧場の中にブルドーザーで道を作って建てたセットなんです。撮影現場では牛が来たりもするのでカメラの後ろでスタッフが追い払ったりしてます。そういえばあんなにきれいな海があるのに監督は役者を誰一人海に入れなかったですね。感覚がやっぱり違うんですよ」
後藤さん
「柳島さんが監督に提案したところとかは映画にありますか?」
柳島さん
「花火での撃ち合いのシーンでは自分のアイデアです。実際に自分達が旅行したときにやったことが面白かったので提案して採用されました」
キタノブルーはどこからか
後藤さん
「いわゆる"キタノブルー"が出てきたのは『ソナチネ』からなんでしょうか。『キッズリターン』からなんでしょうか?」
柳島さん
「監督がブルーのトーンがいいと言っていたのは『あの夏、いちばん静かな海。』なんです。ラストシーンで晴天のシーンの予定が雨になってしまった。それでも撮影をしましたが、青い傘の色が顔に反射して当たっているところのブルーの色がいいねと言っていたんです。撮影も終わりがけだったのでこの作品では特には出なくて。「ソナチネ」の時は、まだ部分的にブルーの色調は出ていますが、キタノブルーが出るのは『ソナチネ』以降の「キッズリターン」からになっていきますね」
なぜ『HANA-BI』は撮影監督が違ったのか
後藤さん
「『HANA-BI』の撮影監督が柳島さんじゃなかったのはなぜなんですか?」
柳島さん
以前から「海外で映像の勉強がしたいと思っていて。その時の年齢が文化庁の海外研修制度に申し込める年齢制限の最後の年だったので応募したんです。通らなかったら『HANA-BI』も撮ろうと思っていたんですがその海外研修制度の応募が通ったのでオファーはいただいたんですがお断りして1年間イギリスに研修に行きました。代わりにアシスタントだった山本英夫を推薦したんです」
後藤さん
「でもまた柳島さんに戻ったんですよね」
柳島さん
「山本くんはその頃三池崇史監督と組み始めた頃で、イギリスから帰って来た時に、私はある監督と撮影をする予定でしたが、彼が三池さんとやりたいと言ったのでまた僕に戻ったわけです。でもこんなに長くご一緒出来るとは思っていませんでした」
距離を置いた方が色々言える
後藤さん
「監督とはプライベートでも交流はありますか」
柳島さん
「プライベートではあまりありません。たまにゴルフに誘われることはありますが、他は殆どないです。僕は俳優さんや監督とは距離を置くスタンスです。距離があった方がやりやすい。色々と言いやすい。撮影現場では監督の意向に基本的には従います。でもこの方がいいなと思う時はその事で話をします。でも最終的な判断をするのは監督です。今はデジタルカメラでの撮影だと現場でモニターを見ながらチェックも出来ますが、あの当時のフィルム撮影ではそれは出来なかった。「ソナチネ」に関しては東京に戻って現像してチェックするまでわからないので、撮影した映像が監督のイメージに合うように現場で話し合いをしていました。
再び撮影現場へ
後藤さん
「北野監督だからこその何かってありますか?」
柳島さん
「編集も北野監督がするのですが、この頃は普通の方の編集の感覚とは違っていました。北野監督の編集のカッティングの間は独特です。今は『18本撮ってるし俺も勉強したんだよ』って言っておられるように最近は変化して来ていますが、今でも撮影現場では北野監督は感覚が鋭くて常人が考えないことを発想されるのでついて行くのが大変です。僕らの仕事はそれらを映像化するという、ある種の職人的要素が必要で感覚的だけでは撮れない部分もある。それをどう表現するかという話はよくします。
後藤さん
「柳島さんはつい最近も中国やモンゴルで撮影されていますが今後の作品を教えてください」
柳島さん
「武さんやキアロスタミ監督に影響を受けている中国の監督からオファーをもらいまして内モンゴルに撮影に行って来ました。次回作はチャン・イーモウ監督の編集を担当している方が映画監督デビューされるのでその撮影の準備中です。中国は撮影のセットの規模がすごいです。中には野外のオープンセットの中に電車が走っていたりします。紫禁城の等倍スケールや大きな建物がある撮影所がいくつもあります。3月まで東京芸術大学で教鞭をとっていましたが、それがなくなったので現場を中心にと思っています。」
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
2
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
3
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
4
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
5
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
6
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
7
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
8
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
9
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
10
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
11
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
12
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
13
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
14
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
15
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
16
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
17
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
18
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
19
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
20
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
21
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
22
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
23
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
24
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
25
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
26
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
27
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
28
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
29
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
30
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
31
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
32
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
33
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
34
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
35
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
36
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
37
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
38
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
39
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
40
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
41
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
42
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
43
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
44
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
45
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
46
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
47
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
48
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
49
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
50
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
51
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
52
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
53
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
54
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
55
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
56
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
57
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
58
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
59
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
60
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
61
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
62
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
63
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
64
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
65
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
66
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
67
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...