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僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。
映画『護り屋「願い」』は名古屋を中心に活動する役者達が集まって制作されている。
名古屋ではなかなか映像作品は制作されなくなり、映像に出演する機会が名古屋で活動する役者陣には少なくなっている。
そんな中、映像経験を積み上げていきたいと考えたメンバーで作成されたドラマシリーズ。
『護り屋』とは依頼人の依頼を命を賭けて守り切る男達。
これまでシリーズで3作(1話:親心・2話:友・3話:覚悟)が作られてきたが、この度4作目は映画にパワーアップ。
今回の舞台は愛知、熊本。シリーズレギュラーメンバーのほかにゲストとしてナゴヤ座の役者陣、演歌界から山川豊、熊本からは熊本城 おもてなし武将隊が登場する。
護り屋と名乗る彼らが今回護るものとは?
護った先にあるものとは?
公開初日舞台挨拶が名古屋センチュリーシネマで開催された。
佐野俊輔、渡辺一正、宮田せいじ、長谷川将也、西部涼介と『護り屋』レギュラーメンバーが登壇。その様子をお届けする。
佐野俊輔さん(以下 佐野さん)
「改めまして皆さんこんばんは。ようこそお越しいただきました。製作総指揮、護り屋・綾瀬忍役で出演しております。佐野俊輔と申します。よろしくお願いいたします」
渡辺一正さん
「脚本・監督、護り屋・幸ちゃん先輩役で出演しております、渡辺 ‟THE” 一正です。よろしくお願いいたします」
宮田せいじさん
「護り屋・清春役で出演しております、宮田せいじです。よろしくお願いいたします。」
長谷川将也さん
「護り屋行きつけの店の大将・定義役の長谷川将也です。よろしくお願いいたします」
西部涼介さん
「定義の息子・義雄役、西部涼介です。よろしくお願いします」
Q.佐野さん、今回製作総指揮であり、主演も務めていらっしゃいますが、初日を迎えたお気持ちはをお聞かせください
佐野さん
「はい。改めてこういう舞台挨拶、僕、今回初めてなんですけど、他のメンバーは今日お昼に一回やったんですよね?」
渡辺さん
「98点でした(笑)」
佐野さん
「今日僕は東京でラジオに出演させていただきまして、名古屋に戻ってきたんですが、映画を作った、撮影した、編集した、完成したというのはわかるんですけど、いざここに映るということ自体まだまだ実感がわかないというところで、これは本当に皆さんの一人一人の思いの結晶だと思っていますので、どうかわかりません。面白いか面白くないかもわかりません。でも僕は面白いと思って作りましたし、面白いものを作りたいと思って、皆さんの前に提供していますので、存分に楽しんでください」
Q.映画を作ることになったきっかけなどを教えていただいてもよろしいですか
佐野さん
「僕たちは役者、劇団をやっている仲間であったりとか、私の事務所には若い役者がいたりとか、それから名古屋を盛り上げている役者さんたちがいるんですが、皆さんもご存知の通り、コロナウイルスの感染拡大によって、エンターテイメントというものもかなり打撃を受けました。僕たちのようなエンタメとか芸事は、一番最初に切られてしまうものなんです。それはそうですね、生きるためにはエンタメよりも大切なものが、命というか、そういったものを大切にしないといけないので、やっぱり優先順位として一番最初に切られてしまうものなんですが、それでも頑張っている役者がいて、その希望とか夢とか諦めてしまっている姿をちょっと目の当たりにして。いやこれじゃあ、名古屋のエンターテイメントはなくなってしまうというか、‟この先”なくなってしまう。僕らはできますけど、この先細くなってしまうなという思いが先行しまして、自分の仕事もなかったので、朝ランニングしているときに、じゃあお客さんの前に立つ舞台じゃなくて映像を作ってしまえばいいんじゃないと思って。監督、脚本を担当してくれた渡辺さんに電話して「映画作ろう!映画作っていい?」と言ったら「いいよ」と言ってくれたのがきっかけです」

佐野俊輔さん
渡辺さん
「はい。間違ってないです。無茶苦茶でしたけど。私は普段舞台の脚本や演出をやっていて、基本舞台中心にやっていたので、その人に映画の脚本と監督をやってくれないかというのは無茶です。はい(笑)。でも0から1へというところは僕の中でいつも大切にしてるところで、無茶だけど、やれるパワーとか、やれる気持ちがあれば何でもできるという思い。それで僕らは育てられてきたので、そういった意味では、頼みやすかったですよね」
佐野さん
「結構皆さん、しんみり聞かれるんですね。何か今頃緊張し始めています」
宮田さん
「先ほど昼の回もしんみりでしたよ」
渡辺さん
「今、声出したらダメですから!」
佐野さん
「もう一つきっかけがありまして。この作品は熊本が舞台になっておりまして。僕は元々名古屋おもてなし武将隊の織田信長をやらせていただいていました。10年前の今日がデビューだったんです。ここで学んだこと、出会った人と、いろんなことでこの10年やってきたんです。信長は4年やって辞めたんですが、その翌年に熊本地震が起きました。熊本で一緒に仲間として切磋琢磨した仲間に「大丈夫か?」と連絡をしたら「僕らは大丈夫です。でも、熊本城がとんでもないことになっている。それから、観光のお客さんが全然来なくなっている。だから僕らは必死に観光 PR をやっていかなきゃいけないし、僕の安全よりも皆さんの安全を守らなければいけない」というような言葉をもらったときに、自分は何ができるんだろうと思ったのと、それから何かしなきゃいけないなと思って、毎年名古屋のお客様を連れて熊本にツアーという形で復興支援はさせていただきました。ツアーをすることはもちろん楽しかったんですが、僕らはやっぱりエンタメ界の人間なので、エンターテイメントで皆さんを推したいなという思いがありまして、今回熊本を舞台にする、それでスタッフみんなを連れて行く。熊本で食事をするだけでもそうですし、1個1個の復興支援をしていくことが今、僕らにできることかな、このチャンスをどうにかして掴みたいなと思いましたし、今の熊本城、地震から6年経った熊本城の姿をフィルムに残したいなというふうに思って今回熊本を舞台にしたんです」

Q.今回熊本にロケにいったということですが、その時のエピソードはありますか?
佐野さん
「じゃあ、宮田くん」
宮田さん
「行ってないですよ。なんで振られたのかよくわからないんですが。佐野さんからスタッフさんを連れて行きたいという熱い思いが語られましたけど、私は『護り屋』のメインの中の1人で清春という役をやっているけれども、行っていません(笑)。それは今から本編を観ていただければわかります。そういう総指揮の強い思いも今回1回熊本の方で先行上映会をさせていただいたときに、初めてスクリーンで観させていただいたんですが、名古屋と熊本が今回すごいフューチャーされて、観ている人に伝わるものを作ったからすごいなと思いました」

宮田せいじさん
佐野さん
「僕はここで撮りたいと言っただけですから」
渡辺さん
「脚本を書いたのは私です!!」
佐野さん
「あんまりほめると今日来ている渡辺さんの同級生が嫉妬しますからやめてください。(長谷川)将也さんは『護り屋』シリーズにはなくてなならない存在じゃないですか。今日もちゃんと衣装を着ていただいて」
長谷川さん
「本編観てもらえばわかりますが、衣装違いますから」
佐野さん
「『護り屋』シリーズは前に3作あって、1,2,3とずっと出てくださっていて。今回はどんな見せ場がありますか?」
長谷川さん
「まだ観てないのでわかんないんです。皆さんと一緒に観たいなと思いまして。敢えて観てないんです。見せ場は皆さんで探してください」

長谷川将也さん
Q.西部さん、印象に残っている撮影のエピソードを教えてください。
西部さん
「将也さんと僕が演じる義雄は大将と息子という関係なんですけど、シリーズ1,2,3とも常に一緒にいるぐらいで撮影していたんですが、今回も久しぶりに将也さんと撮影できると思ってウキウキしていたんですけども、本編見ていただけるとわかるんですけど最初から最後まで、将也さんも登場されているんですが、将也さんが撮影に参加されたのは1日だけでして、撮影自体は1週間から2週間ぐらい撮影していたんですが…」
佐野さん
「将也さんもお忙しいので。それと撮影の関係で借りていた場所が1日だけこの日じゃないといけないわけです。舞台と違って一気に将也さん出演シーンだけを撮ったんですね。だからほとんど会ってなかったんですね」
西部さん
「会ってはいましたよ。もう少し、将也さんと話がしたかったなっていう願望があって。今後もシリーズが続くようならまた将也さんとご一緒したいです」
Qアクションシーンの裏側を教えてください。
佐野さん
「今回演歌歌手の山川豊さんに出演していただいています。私は15年前、山川さんの付き人をやっておりまして。師匠なんです。今現在は、私の事務所に所属してもらっています。今回ぜひ出てくださいという話をしたら、若い子たちが頑張ったから、俺もやるよっていうことで、すぐもう二つ返事で OK してもらって、チョイ役だと本人は思っていたみたいなんですけど、結構な役どころをお渡ししてしまいましたが、全力でやってもらえたんですね。一番大変なシーンが最後の大きい倉庫の中での撮影で、11月とかだったんですが、鉄筋コンクリートなので寒くて。でも一発殴られてずっと倒れていないといけないシーンでも寒い中耐えていただいて。それと山川さんって元々プロボクサーでプロライセンスを持っているので、僕、殴られるシーンがあるんですが、本当に怖かったです」

渡辺さん
「私が本を書いたときに、もしアクションしている中で事故的なことが起こったら、カメラを止めないようにねって(笑)。それも収めたいなと。シリーズ3作目の時にフロントガラスを割ってますからね」

渡辺一正さん
佐野さん
「あれは本当に事故です。ボンネットに当たるかなと思ったら…という」
渡辺さん
「それはYouTube でメイキングが観れますのでよかったら皆さんそちらもご覧になっていただければなと思います」
Q.最後にひと言皆様から一言お願いいたします
西部さん
「本日は劇場にお越しくださり誠にありがとうございます。本当にこの作品は演者さんだったり、撮影スタッフさんが本当に一丸となって一生懸命作った作品になっていますので、こうして観ていただいて、面白かったなと感じていただきましたら、今日から1週間ありますので、ぜひともまたお友達を誘って劇場に足を運んで、観に来てくださったら、嬉しく思います。『護り屋』を僕たちと一緒に盛り上げてくれたらなと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」

西部涼介さん
長谷川さん
「皆さま、本日はお越しいただきましてありがとうございます。今回第4作目劇場版ということで、1,2,3とあって、『護り屋』ということで、それぞれ家族であったり仲間であったりと、護るものが変わっていって、第4作では、何が護らられるのか、僕もすごく楽しみです。個人的にはコロナと規制があって、集まることがはばかられるときが多く続いて、それを打ち破る作品になるのかなと思っております。一緒に楽しんでいきましょう。ありがとうございます」
宮田さん
「今から約130分という貴重な皆さんの時間をいただきましてありがとうございます。僕は出演しかしていないんですが、佐野さん、渡辺さんの熱い気持ちも知っていましたし、僕は個人的に役者としての活動を自粛していた中、こうやって声をかけてくれて。僕の事情を知っているのに声をかけてくれて、それに応えない必要はないので、やらせていただきましたが、本当にそれが伝わる作品になっているのかなと思います。まだまだ自分たちは名古屋でやっていて、正直下手くそです。作品作りも下手くそだと思います。映画作りも下手くそだと思いますが、それにかける想いというのは、今日東京、大阪、名古屋、熊本、福岡で上映させていただいていますけども、どこにも負けるつもりはなく、僕も役者として演じましたので、ぜひその下手くそな部分を観て行ってください。下手くそだなと思ったらどうぞ言っていただいて構いません。ただこちらは130分をいただいているという感謝は本当にあります。なので、今から130分間楽しんでください。ありがとうございます」
渡辺さん
「まだまだ客席は皆様がのんびり観られるぐらいの客席が空いております。劇団を十何年前に初めてやった頃の、キャストの方がお客さんより多いぜっていうあのヒリヒリ感、ドキドキ感がここから第一歩、始まるんだなという、逆に燃えるような感覚でいます。今日観てくださった方が、またいろんな感想、賛否あると思いますが、何でもいいので感想をまた SNS などで積み上げていただいて、それをまた真摯に受け止め、また次に生かせたらなと思いますので、ぜひとも皆様応援をよろしくお願いいたします。ありがとうございます」
佐野さん
「本当にありがとうございます。僕らも命と時間をかけてですね、あの作品作りをさせていただきました。皆さんも貴重な時間を使ってですねここに足を運んでくださったことに本当に感謝しています。僕らの映画制作に関しては、初めてだったので、何が正解で何が不正解で、それすらもわからない状態でスタートしました。ですが必ずここまで来ることができるということだけは証明できたのかなと思います。さっきもチラシを配っていたんですけど、誰も取ってくれないし、でも、この人たちが一生懸命作ったから、総指揮としてやるべきことだと思っていました。これがもっともっと多くの方に届くように、僕も努力しないといけないなと改めて思いました。もしこの映画がいいなと、これから頑張ってるなと思っていただけたら、出ている役者たち、そして護り屋をこれからも応援していただけたら嬉しいです。とにかく一生懸命作ったので、130分楽しんでください。本当に貴重な時間ありがとうございました」

映画『護り屋』https://www.mamoriya-khp.com/ は5月20日(金)〜26日(木)で限定公開中。愛知センチュリーシネマ、ミッドランドスクエアシネマ、 池袋HUMAXシネマズ、なんばパークスシネマ、Denkikan、KBCシネマ1・2(5/24のみ)で公開。
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