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第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート

2023/01/24

映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX映画塾 第70回記念として岐阜CINEXで開催された。
名古屋市出身の滝藤賢一さん、岐阜県池田町出身の松原智恵子さん、岐阜市出身の永田薫さん、郡上市出身の市ノ瀬アオさん、田中和次朗(やすじろう)監督が登壇。その様子をお届けする。

岐阜新聞社 後藤さん(以下 後藤さん)
「それでは皆様の方から一言ずつお願いいたします」

滝藤賢一さん(以後 滝藤さん)
「皆さんこんにちは、滝藤賢一です。この映画はコロナで1年延期になって本当に撮れるかどうかもわからなかった映画なので、今日皆さんにお届けできることができてとても嬉しいです。今日は短い間ですけど楽しんでいってください」

松原智恵子さん(以下 松原さん)
「皆様こんにちは。『ひみつのなっちゃん。』なっちゃんの母親役の松原智恵子です。すごく面白かったと思うんですが、どうでした?(場内大拍手)ありがとうございます」

永田薫さん(以下 永田さん)
「スーパーの店員役を演じさせていただきました永田薫です。僕は岐阜市出身で、本当にここが地元で、この地元で舞台挨拶ができる、そしてここで自分が出た映画が上映されることを本当に嬉しく思います。今日は短い時間ですがよろしくお願います」

市ノ瀬アオさん(以下 市ノ瀬さん)
「皆さんこんにちは。坪井博子役を演じさせていただきました。市ノ瀬アオです。私は地元が郡上八幡なので、こうやって地元で、ここに立つことができてとても光栄です。今日はよろしくお願いいたします」

田中和次朗監督(以下 田中監督)
「脚本と監督を担当しました。田中和次朗と申します。私自身は郡上八幡は母方の故郷でもあり、私も中学時代住んだ場所でもあります。そういった場所で映画を作ることができて、そして上映することができてとても嬉しく思います。今日は短い時間ですがよろしくお願いいたします」

後藤さん
「この映画は思いが本当にいっぱい詰まったご当地映画ということになりました。ハートフルコメディとして素晴らしい反響も今いただいておりますが、シナリオを最初に見せていただいたときに郡上八幡とドラァグクイーンって、どういうこと?とちょっと思ったりもしてびっくりしたんですけども、その発想は田中監督がお母様が岐阜の郡上八幡にお住まいになっていたという土壌があってのことだということで、早速皆さんにお話を伺って行こうと思います。滝藤さん、ドラァグクイーン役ということでしたけれども、まずシナリオ打ち合わせをしてどんな感じで臨まれたんでしょうか?」

滝藤さん
「最初にお話をいただいたときは僕はトランスジェンダーじゃない、 LGBTQ+ではないので、この役をやっていいのかというのはとても不安だったんですね。それで監督とプロデューサーさんにお話を何時間もしていただいて、安心してチャレンジしてくださいということだったので喜んで受けさせていただきました」

後藤さん
「僕には意外だったんですけども、滝藤さんにとって初の主演映画、劇場映画だということを伺ったんですけども」

滝藤さん
「なんか僕も意外ですね。もう何百本も出演させてもらっているので、初主演って言われたら「あ、そうか」って感じです」

滝藤賢一さん

滝藤賢一さん

後藤さん
「滝藤さんの演技はどの役もリアリティを持って演じられていて、強烈なインパクトもあり、役にすっと入っていらっしゃって。今回はもう本当に綺麗で美しくて。私も郡上八幡のちょうどお葬式のシーンでお会いしたんですが、初めてご挨拶したときも、もう完全に女性でしたね」

滝藤さん
「そうですね(笑)。もう何ヶ月も前からずっと自分の中では始めてましたね。じゃないと、やっぱり女性よりも女性らしくデフォルメというか、オーバーアクトでいないと女性には全く見えなかったんですよ。ちょっと撮影中に気を抜くと背中が男になっていたりしたので、とにかく1回もスイッチを切ることなく、ずっと女性のつもりでいました」

後藤さん
「本当にしなやかにそこにいらしたので、ちょっと思っていたイメージと滝藤さんが違ったのでびっくりしたのを覚えています」

滝藤さん
「いや、これが僕です(笑)」

後藤さん
「松原さんはひみつのなっちゃんのお母さん役ということでしたけれども、なっちゃんがまさかカンニング竹山さんで、一言もセリフもなくということで、お母さんを演じられて難しい役どころだと思うのですが、いかがでしたでしょうか?」

松原さん
「そうですね。最後の葬式のシーンでしか息子には会えなかったんですけども(笑)。連絡がなかったら死んだと思えということを言われていましたので、全然連絡がないから東京に来たときに滝藤さんたちがお部屋にいらして。それでお話を伺っているうちに多分気がついていくのではないかと思ったんですけど、監督はどういう風にお書きになったんです?」

松原智恵子さん

松原智恵子さん

田中監督
「はい、そうですね。松原さんがそこを見事に演じてくださって。本当に気づいてるのかな、気づいてないのかなっていう」

松原さん
「あれで良かったんですか?」

田中監督
「はい!素晴らしいです」

後藤さん
「母親として、もう全てある程度はわかった上でという、ものすごく懐の深いところをうまく本当に表現されていたなと思います。松原さんは一昨日、お誕生日を迎えられております。おめでとうございます(場内大拍手)。
田中監督にお聞きしていいでしょうか。脚本を読んでヴァージン、モリリン、ズブ子という3人で『お熱いのがお好き』というマリリン・モンローの映画のイメージがあるのかなとかちょっと思ったりしたんですけども、監督は日大芸術学部映画学科ご出身ですし、その辺のイメージはあったんでしょうか」

田中監督
「はい。『お熱いのがお好き』はとても。人生ベスト1ぐらいに好きな映画です。コメディーの金字塔的作品ですね。ロードムービーといいますか、どこかに向かう、何かのふりをするといったところの素地にあるものは、そういった名作からインスピレーションが湧いてきたものだったかなとは思います。一番最初のこういう映画を作りますというときに『お熱いのがお好き』の写真を自分で貼っていたことを今思い出しました」

後藤さん
「本当にそうなんですね。ハートフルコメディであの映画もあまり悪人が出てこない、『ひみつのなっちゃん。』も本当に悪い人が出てこない映画ですよね」

田中監督
「はい、そうですね。悪い人が出てこない映画というのは難しいですね。悪い人が出て倒して気持ちいいという映画もあると思うんですけれども。今回温かいキャラクターを描いてどういう風に主人公たちが困ってそれを乗り越えるのかといったドラマをちょっと難しながらも、しっかり描いていくというところで脚本を書いていきました」

後藤さん
「監督デビュー作でこの映画は来週13日からは全国ロードショーで、全国100館超えのスタートを切るということで、デビュー作としてすごいことじゃないですか」

田中監督
「前例知りませんって言われたんです」

後藤さん
「私もあんまり聞いたことないです。いろんな映画関係者の方、本当にご苦労されて上映館を一つずつ増やしていくという方が多い中で、田中監督はいきなり100館というのはすごいですよ」

田中監督
「いや本当に皆さんに支えられて、というか映画自体、キャスト、スタッフ一同で一致団結して作ったものなのでこういう風に多くの方に見ていただける機会があるということはとても光栄に思います」

後藤さん
「永田さんはワンポイントの登場でスーパーマツオカの店員で、こんなカッコイイ店員いるの!?って(笑)」

永田さん
「なんか会場の皆さんからも笑いが起きていますけど、笑い声が起こるということはインパクトが少しはあったのかなと自分の中では思っています。監督からは撮影するときもイケメンのスーパーの店員でいてくれ、もうとにかくかっこよくいてくれと。滝藤さんを落とす勢いでドキドキさせる勢いで撮影してくれという要望があったので、とにかくかっこよく、イケメンでいようと」

永田薫さん

永田薫さん

後藤さん
「本当にドキドキします。実はこれ新宿ピカデリーの上映会のときも満席で、後ろの方のブロックに新宿二丁目のおネエの方もいらしたんですね。その方々が永田さんのシーンで「ワーッ!」とかテンションが全然違ったんですよ。二丁目の皆さんを唸らせた永田さんの力はすごいなと思いましたけど」

永田さん
「ではいつでも行けますね、新宿二丁目(笑)」

後藤さん
「ワンポイントであれだけの印象を残すっていうのは素晴らしいなと」

永田さん
「本当にシーン的には少なく、撮影期間も1日で終わったんですけども。やっぱり滝藤さんや皆さんは他のシーンとか、いろいろ撮影した後にスーパーに来られて僕とのシーンを撮影したので、もう本当にその頃には皆さん、出来上がっていて、滝藤さんは女性に見えて、カメラが止まっている間の休憩時間も女性のような仕草で待っていらっしゃって、本当に美しいなと思いながら見ていました」

後藤さん
「ぎふチャンラジオで日曜日の夜にオンエアしている「マジ☆ぎふ」で宣伝していただいて」

永田さん
「はい。いろいろお話させていただいて。昨日もCBCテレビの「花咲かタイムズ」で松原さんと滝藤さんと一緒に出演して皆さんの地元の行きつけの店とかも僕がロケをしに行って、滝藤さんが行きつけの服屋さん、松原さんのご実家の隣の家具屋さんに行って親戚の方といろいろプライベートの松原さんをお聞きしたりといろいろやらせていただきました」

後藤さん
「今回は監督以外、全て名古屋岐阜の地元の皆さんで応援している感じになっていますが」

永田さん
「でも監督も郡上に住んでいらっしゃった時がありますし、松原さんの郡上弁とかも」

田中監督
「うちの母が、郡上出身なのでセリフを話してもらって、それを松原さんに聞いて練習していただきました」

松原さん
「郡上弁、大丈夫でしたか?(場内大拍手)」

後藤さん
「松原さんの岐阜弁を聞くと本当にほっとします。本当に印象が優しい岐阜弁で。やかましい岐阜弁じゃなくてですね」

松原さん
「やかましいのもあるんですね(笑)」

後藤さん
「市ノ瀬さんは普段は821というグループで活躍されていて。ホリプロスカウトキャラバンで合格されたという。すごいことですね。でも私も映画の中で、郡上の民宿で憧れのダンサーに「踊りを見たいんですけど」と言って現れたときにこの方は郡上にはいない方だなって思ったんですけど、本当に郡上出身で(笑)。郡上の方、ごめんなさいね。でもあのときの登場シーンのインパクトがやはりすごくてですね。撮影はいかがでしたでしょうか」

市ノ瀬さん
「初めての映画出演で、演技もほぼ初めてで。初めて現場に行って。すごい緊張していたんですが、すごい大先輩の演技を見て勉強ができましたし、現場まで実家から行ったんです。本当に郡上の民宿で撮影していて、すごいまさかこんなところに自分が出られるなんてと驚きでした」

市ノ瀬アオさん

市ノ瀬アオさん

後藤さん
「初出演の映画でご実家にロケ地として戻り、はい、ご実家の近くで撮影をしたというのもちょっとなんか不思議ですね。ご親戚の方とか、撮影の日には来られたりとかされたんですか?」

市ノ瀬さん
「不思議でした。母だったりとか、あと塾の先生も見に来てくれました(笑)」

後藤さん
「郡上出身の市ノ瀬さんから見てどういうPRをしていきたい街ですか?」

市ノ瀬さん
「そうですね、やっぱり自然とか、撮影した民宿の目の前に川があったんですけど。すごい綺麗ですし、自然を推していきたいです」

後藤さん
「昨年郡上踊りが念願のユニセフ無形世界文化遺産に登録されましたしね」

松原さん
「郡上八幡城もよかったです。昔ながらのお城で、キシキシキシキシって階段の音がする中、天守閣まで上っていくんですよ。お城があるなんて思わなかったので、嬉しくなって上りました」

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後藤さん
「岐阜の金華山の岐阜城とは違って、低い山にあるお城で、映画でもワンカットありますけども、本当に雲にかすんで美しい情景を見せる城ですね」

後藤さん
「LGBTQ+ とか最近世の中でよく言われます。自由に自分の生きたいままに生きるというのもなかなか大変なことだとこの映画を見て思わされるものがあります。そういった生き方を滝藤さんは役作りされる中で、どんなイメージで捉えられたのでしょうか」

滝藤さん
「でもこれはあまりLGBTQ+だからとかということでもなく、そういう人間を通した友情物語だったり、恋愛だったり、僕に関して言うとやっぱり年齢的に身体が言うことをきかなくなってきてというのは、バージンと共感できる部分がいっぱいあるので、すごく入りやすかったと言えば入りやすかったです。動きとか所作とかに関しては相当苦労しましたけど、中身はすっと入りました」

後藤さん
「(ポスターを見ながら)この衣装を着られてウィッグをつけて、実際撮影に臨まれたときってどうだったですか?今までもそういう女装役はやられていると思いますが」

滝藤さん
「そうですね。あるんですけど、ただやっぱりこれは監督と話して決めて行ったんですけど、もう普段から女性というタイプを選択したので、女性らしくいるというのが難しかったんですが、いろいろメイクとか衣装を着せてもらえるとやっぱり、その気になっていくんですよね。眠っていたものが起きてくる、そういう感じはありましたね」

後藤さん
「本当にお綺麗だと思いますね。すばらしいのは、バージンがオフィスで働いているシーンもあるじゃないですか。あのシーンでもやっぱり会社の皆さんにもちゃんと理解されている」

滝藤さん
「もうカミングアウトして、職場の皆さんもわかっているということですよね」

後藤さん
「あの場面は素敵だなと思いますし、最近そういったカミングアウトも含めて、いろんな方がいらっしゃるという多様性をやはりこういった映画でどんどん自然に理解していくというのはすごくいいと思いました。ズブ子さんとモリリンさんもナイーブな一面がいっぱいあって、そういったところも人情喜劇としてすごく素敵だなと」

滝藤さん
「そうですね。下ネタのアドリブが多いですよね、あの2人は(笑)。特に2人は仲が良くて、僕はもう普段からバージンとしてのスイッチを切らなかったので、とっつきにくかったと思うんですけど。あの2人はすごかったですよね。もう自分たちでずっと下ネタのアドリブを考えて。特に薫が出た後、車でかっこよかったねと話しているシーンも、もう全部カットされていますけど、何十分も2人で下ネタを言ってましたよね。薫のこと無茶苦茶言ってたよ。エロい目で見てた(笑)」

後藤さん
「それはぜひDVDが出るときにディレクターズカットで入れていただければ(笑)。楽しみにしたいと思います。現場に伺って、撮影を拝見しました。すごくスタッフの皆さんのチームワークがいい感じだなと思ったんですけども、そういうアドリブがどんどん出るという現場の雰囲気で」

滝藤さん
「そういうのが映ってよかったですよね。カットしていてもそういう空気というか雰囲気が作品に残るので。とても穏やかな楽しい現場でした。時間に追われることもなかったし」

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後藤さん
「コロナによって撮影が1年延期になったということで滝藤さんはスケジュールは大丈夫だったんですか?」

滝藤さん
「逆に僕は延期で良かったです。他の作品もひしめき合っていて、監督と密に連絡を取り合って準備はしていました。こういう衣装が着たいですとか、このYOUTUBEみましたかとか。そこで1年延びたので『ひみつのなっちゃん。』に集中できたというか、しっかり準備ができましたから、僕は延期になった方が良かったです」

後藤さん
「では割と女性が入っていたという時期が長かった」

滝藤さん
「そうですね。某ゾンビドラマではお尻振って歩いてました(笑)。そういう影響もありましたね」

後藤さん
「滝藤さんは無名塾のご出身で、役に没入する集中力がちょっと桁外れという気が勝手にしております」

滝藤さん
「(笑)どうなんですかね。でもあんまり自分では没入している気はしないですよ。客観的に見ている感じです。でも特にこういう役は僕じゃなくていいわけじゃないすか。本当に LGBTQ+の俳優さんがやった方が映画に説得力が出るし、だからそういう意味では中途半端なことはできないですよね。徹底して役作りをしないと。いやもちろん他の作品もやっていますよ、徹底してやっているけど、特にこういう作品はやるからには無責任ではいられないですよね」

後藤さん
「松原さんは今回撮影現場ではこういったお衣装のお3人には会われてないですよね。完成したものをご覧になっていかがでしたか」

松原さん
「すごく笑えるところもあって、それで綺麗だし、踊りのシーンも素敵ですね。最後私の息子のお葬式でちょっと泣けませんでした?ね、そういうシーンがあったりとかいい映画ですね」

後藤さん
「私もお葬式のときに棺桶がひっくり返るシーンがあるじゃないですか。あれで出てきてしまったなっちゃんを見ると、母親の思いが伝わる。そこがもう本当に素敵だったですし、松原さんのお母さんとしてのフォローの仕方も含めて素晴らしいなと思いました」

松原さん
「ありがとうございます。監督の演出のおかげです」

後藤さん
「でもあのシーンは相当何回も録り直されてましたよね」

田中監督
「はい。転げるシーンはいろいろ、カットも試しながら、かなりこだわって撮りました」

後藤さん
「お葬式って厳格な雰囲気の中で、本性を出さないようにこの3人が一生懸命頑張っているところがやはりすごくコメディアンヌのお三方だなと(笑)。民宿を出て行くときは『レザボア・ドッグス』みたいな感じで出ていくじゃないですか。それとは裏腹に、ものすごくそのおかしみを秘めたすごくときめきのあるお葬式シーンだなと思いますし、そこでなっちゃんのひみつも出てくる展開が素晴らしいです」

田中監督
「転げ落ちて、なっちゃんが現れる。その服はお母さんが買っていてというのが決まった瞬間にこの映画が走り出したんです。人の優しさが詰まっているシーンになるなという、そこに向かって3人のドタバタっていうところがもうぱっと見えたという感じでしたね」

後藤さん
「映画の醍醐味がそこに詰まっているというシーンでしたね。永田さんは作品をご覧になったのはいつですか」

永田さん
「撮影が終わって、かなり撮影が終わって時間が経った後に見させていただいて。僕は本当に撮影以外のシーンは中身を見ていなかったので、僕も完成試写で初めて全貌を観て。もちろん台本はいただいて全部読みましたけど、それが映像になっている姿を見て本当にヴァージンさん、モリリンさん、ズブ子さんが美しかったというのもありますし、やっぱり千恵子さんとなっちゃんの家でばれるかばれないかというドキドキのシーンが観ている僕もドキドキする感情にもなりましたし、笑えるところもあったり泣けるところもあったし、実際に泣いてましたね、自分は。悪役もいなくて心がほっこりする映画だなとも思いました。その映画に自分も出演することができて、コロナで延期になったんですけど、本当に公開されてよかったなっていう気持ちで今いっぱいです」

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後藤さん
「市ノ瀬さんはいかがでしたか?」

市ノ瀬さん
「私は自分の地元が映っていると思って、本当にそこで感動しましたし、ストーリーも笑ったりとか泣いたりとか、すごい感情がコロコロ変わって、すごい映画だなと思いました」

後藤さん
「やっぱり岐阜出身の人がこの映画をみるとホッとする風景がそこにあるので嬉しいですよね」

市ノ瀬さん
「はい。嬉しいです」

後藤さん
「東京のお客さんも郡上おどりは知っていますが、郡上がどんな街かというのはご存知ない方に紹介出来た映画ですよね。郡上八幡に行きたいなと皆さんに思っていただけるような映画になっていると思います。ぜひこの後皆さんにもどんどん映画の感想をSNSや口コミ等でいろいろ拡散していただきたいんです。記録的な速さで舞台挨拶の回がソールドアウトになりました。本当に皆様のご関心を『ひみつのなっちゃん。』という映画に寄せていただいたんだと思いました。ありがとうございます。ですからそういった意味でも今回来ていただいてこういったお話もしていただいたことによって、ますます岐阜で皆さんに見ていただきたいと思っています。今月は木村拓哉さんの映画も始まるので、それまでにもう一気にですね、『ひみつのなっちゃん。』ブームを岐阜で巻き起こしたいなと思っております。永田さんはコロナ前には信長まつりで信長役をやられていますよね」

永田さん
「2018年に岐阜信長まつりで木村拓哉さんより前に実はやっていまして、信長役だけで言えば僕の方が木村拓哉さんの先輩です(笑)。他はもう大体大大大先輩で、昨年の信長まつりも見させていただいて、感動しましたね。すごかったです。大先輩でした」

後藤さん
「来年信長のオファーあったらどうしますか」

永田さん
「柴橋市長に言ったんですけど。柴橋市長から木村さん並の方を連れて来ていただかないとと直々に言われましたので(笑)。自分自身もっと頑張っていろんな俳優さんと仲良くなってビックタレントと一緒に信長まつりに出られるように自分も頑張らないといけないなと思いました」

後藤さん
「映画館に足を運んでいただくというのは本当に大変なことなので皆さん、応援よろしくお願いします。さあ来週金曜から全国100館越えでロードショーが始まります。監督、一番皆さんに伝えたいことをお話いただけませんか」

田中監督
「そうですね、今ご覧いただいて、新年にふさわしいなという気もしています。というのは、バージンさんとともに、皆さんも一歩前に自分らしく、今年を歩んでいただけるといいな、そうしていただけると嬉しいなと思っております。はい。伝えたいことは自分からは以上です」

田中和次朗監督

田中和次朗監督

後藤さん
「今日監督と滝藤さんと松原さんには胸のところにファンの方に作っていただいたブローチをつけていただいています。楽屋にお持ちしたらこれかわいいからつけますということで、キャラクターの刺繍をつけていただいています。すごいかわいいですよね」

後藤さん
「松原さんには2016年に津川雅彦さんとご夫婦役を演じられた『ゆずの葉ゆれて』でも来ていただきました」

松原さん
「あの映画で田中絹代賞をいただいたり、ロシアのソチ国際映画祭で主演女優賞をいただいたりしました。今はいけないのが残念ですね」

後藤さん
「今後の出演予定は」

松原さん
「宮古島の方で撮りました『宮古島物語 ふたたヴィラ』に出演しております」

後藤さん
「松原さんは本当に日本映画の宝とだと思っております」

松原さん
「元気な限り続けていきたいと思います。よろしくお願いいたします」

後藤さん
「皆様から最後に一言ずつお願いいたします」

永田さん
「映画をご覧いただきありがとうございました。自分が地元の舞台の映画に出演することができて本当に嬉しく思いますし、自分自身映画が初出演ということで初出演がこのような素晴らしい映画でデビューすることができて本当に嬉しく思っています。今撮った写真を、ぜひSNS等で発信して、この映画がもっとたくさんの方に広まればいいと思っておりますし、また全国公開も13日からありますので、そちらの方でもぜひたくさん映画を観ていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。ありがとうございました」

市ノ瀬さん
「今日はありがとうございました。私の大好きな郡上で郡上が舞台となっている映画なので、またよろしくお願いします。今日はありがとうございました」

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田中監督
「本日はありがとうございました。本当に郡上八幡で撮影出来たことを嬉しく思っております。いろんな素晴らしいキャラクターが登場しておりますので、このキャラクターは面白かったなとか、かっこよかったなとかあったらそれも添えて、SNSにあげていただければと思います。本日はありがとうございました」

松原さん
「寒い中、こんなに大勢の方がいらしてくださいまして本当にありがとうございました。面白くて、すごく心が温まるいい映画でしたよね。私はそう思いました。皆さんぜひご家族の方、御友人の方に連絡して、またもう一度観に来てください。お待ちしております」

滝藤さん
「薫と市ノ瀬アオちゃんが立派に挨拶しているのを見て、アオちゃんは撮影時は中学生だったので、すごいなと思ってちょっと感動しました。薫は何年か後にはキムタクさんのようになって、織田信長役をまたやるときには伊藤英明くんのところを僕がやりますから(笑)。ありがとうございました」

映画『ひみつのなっちゃん。』https://himitsuno-nacchan.com/は現在公開中。

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