
あいち国際女性映画祭2020開催決定。今年は9月3日から6日の4日間
2020/08/06
あいち国際女性映画祭2020の記者発表が7月28日、ウィルあいちで開かれ、映画祭の概要が明らかになった。
25回目を迎える今年は9月3日(木)から6日(日)の4日間の開催で、日本初公開4作品、愛知初公開7作品を含む、全30作品を上映する。
エルサルバドル発の映画として『ラ・カチャダ』があいち国際女性映画祭に初登場。香港、韓国などアジアからの作品にも注目したい。

エルサルバドルから『ラ・カチャダ』
メイン会場はウィルあいちだが、ミッドランドスクエアシネマで今年も数作品上映される。
作品は『チャンシルさんには福が多いね』(3日)、『ハラボジの家』(4日)、『若者の光』(5日)。

オープニング上映となる『若者の光』
国内招待作品として愛知県出身の今村彩子監督のドキュメンタリー『友達やめた。』が9月4日に上映される。今村彩子監督自らがアスペルガー症候群のまあちゃんと友達になろうと奮闘する姿を捉える日本初公開作品だ。

『友達やめた。』
コンペティション部門は9月5日に開催。今年もアニメ部門と実写部門の12作品と招待作品1作品が上映される。観客賞は観客からの投票で決定する。今年は土曜日開催なので平日で今まで観に行けなかったという人は是非鑑賞してほしい。
国際交流企画としてシンポジウム「杉原千畝生誕120年 命のビザ発給80年」が開催される。ナチスに追われたユダヤ難民に日本通過のビザを発給し、6000人の命を救った外交官・杉原千畝氏をテーマに映画『杉原千畝 スギハラチウネ』上映後、パネリストに杉原千畝研究を重ねる稲葉千晴氏(名城大学都市情報学部教授)、白石仁章氏(外務省外交史料館課長補佐)を迎えてシンポジウムを開催する。杉原千畝氏は県で生まれ、愛知県の学校に通っていた。この地域にゆかりのある人物。どんなトークが行われるかが楽しみだ。

『ハラポジの家』
今年はコロナ禍中の開催となった。
海外からのゲストは招待出来なかったが、新たな試みとして、オープニング上映の『若者の光』は監督のオンライントークを行う。
コロナウイルス感染対策のため、会場の席数は通常の半分以下で開催され、万全の体制で臨むことも記者発表で説明があった。
あいち国際女性映画祭2020は9月3日から開催。
チケットは現在ウィルあいち他で発売中。
上映スケジュール、チケット情報は公式サイト
https://www.aiwff.com/2020/
を参照してほしい。
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