
映画『かぞくわり』塩崎祥平監督×弓手研平さん 名古屋舞台挨拶レポート
名古屋・名演小劇場で絶賛公開中の映画『かぞくわり』。2月28日上映後には劇中の絵画担当、そしてチーフプロデューサーを務める画家の弓手研平さんと塩崎祥平監督によるトークが行われた。
画家の弓手さんがなぜ急に映画の世界へ?
その疑問を解いたのは塩崎監督と弓手さんの間にある切れることがなかった縁にあった。
『かぞくわり』につながる運命の再会
塩崎監督は脚本を書き始めた当初は主人公・香奈を芸術関係の何かをしている人にはしようと考えていたが、中将姫同様に絵描きにしようとは思っていなかったそうだ。
塩崎監督
「香奈が絵を描く人になったのは弓手さんとの出会いというか、再会です。実は弓手さんは僕の高校時代の美術の先生なんです」
塩崎監督が高校を卒業してから全く音信不通だった中、奈良の新聞社主催の会合で18年ぶりに再会する。
塩崎監督
「弓手という変わった名前ですから覚えていまして。というのも、進路を決める際に何度も何度も「芸大には行かないのか?」と言ってきた先生で忘れるわけがなく、お声をかけました」
弓手さん
「映画監督が来ていると紹介があったので気にはなっていたんですが。まさかあの生徒だった塩崎くんだとは」

左:弓手研平さん 右:塩崎祥平監督
塩崎監督との思い出
弓手さんと塩崎監督は9歳違い。弓手さんが大学を出て講師として高校で勤務していたときに出会った。
弓手さん
「僕は当時面白い人にしか興味がなくて、変わった授業をしていました。創ったものにはどんな物語があるのかを説明しなさいという課題を出していまして。一人一人に説明させるんです。毎回塩崎くんは面白くて。例えばくしゃくしゃに紙を丸めただけの作品でもこんなに面白いエピソードがあると説明してくれるんですね。僕は塩崎くんの美術の成績は百点をつけていました。こんな発想をする子が普通に社会に出るのはもったいないと思って芸大に行かないかと話していました。教師をやっていたときに「君には才能がある」と僕が言った生徒は一人しかいなくて。それが彼だったということはずっと覚えていたんですけど、顔と名前は覚えていなくて(笑)。塩崎監督に再会して18年前にそう言われていたという話を聞いて昔のことを思い出しました」
よいものを残していくということ
弓手さん
「今は何をしているかを塩崎監督に聞いたら今度は二上山がある葛城市で映画の企画成立に向けて準備している頃だったんです。中将姫と大津皇子の話からインスピレーションした映画にしたいと。當麻寺は1400年以上も前のものが沢山残っているお寺です。法隆寺よりも昔からの文化財がたくさんあるお寺で。そんな古いものが残っているというのはある時代のちょっとしたノリで撮影隊を入れるとかを絶対にしなかったからこそ残ったものだと思うんです。そういう所に撮影を挑もうとするなんてものすごくハードルが高い。ちょうどその頃僕はお寺で現代のアートイベントをやりたいと思ってプロデュースを始めていたところで。二人で協力し合えば上手くいくんじゃないかと思って塩崎監督の映画に絵画を取り入れる形で協力を始めました」
話題は作品の中で香奈が描いた絵が重要文化財になることについての考察へ。重要文化財になるには描いてから50年はかかるというのが通例とのこと。しかしこの話の中では15年弱で文化財になる設定。香奈の描いた絵には弓手さんが日本国憲法を題材にして描いた絵が使用されている。
弓手さん
「日本で初の油絵での需要文化財は岸田劉生の作品で有名な「麗子像」ではなく「切通之写生(道路と土手と塀)」です。映画の中で守るべきものは何なのか、残すべきものは何なのかということを問うているんですが、重要文化財になるということはどういうことかと言うと国が決めたルールだから重要文化財になるとかそういうことではなく、作品が本当にいいと思った人がいろんな方に伝えないと国が千年残したいと思えるような作品は残らないということなんです。最初は監督と香奈の絵を国宝にしたいという話をしていたんですが、それは行き過ぎだろう、重要文化財ぐらいだろうと。でも13年でなることは普通はあり得ないんです。作品のラストで大勢の人が真っ暗の中で花火と香奈が描いた絵を見ることになります。その瞬間、自分が生きている世界で何をしなくてはいけなくて何が大事で何がそんなに大事じゃないことなのかということを目撃すれば、その感動を他の人に伝えると思うんですね。聞いた人は気になるのでその絵は何処にあってどんなものなのか調べて知られていくので13年後ぐらいには重要文化財にしてもいいとみんなが思うのではないかと。実は守ったり、歴史に残していくというのはそういうことから生まれるものではないのかと思います」
塩崎監督
「13年で重要文化財になるのは不可能ですが、そういう想像してもいいんじゃないの?という思いも込めてポジティブに作りました。日本国憲法というと色々言われがちですが、右とか左とか関係なくそこに何が書かれているのか、憲法って自分たちの生活では目にしないけれどもそれを大前提として今生活している土台があるということの中で表現していく。先生からしたら18年経って僕が映画監督になっていることに驚いていらっしゃいますが、僕からしたら憲法を題材にして絵を描かれていて、なんというテーマで描いているのかと驚いたんです。映画の中で使いたいと思ったんですね。意気投合した中で脚本を書いていったので、映画の中に壁画が出てくるんですがどう表現しようかと。壁画を描くってすごく時間がかかるんですよ。壁画を誰かに描いてもらいましょうとなると製作費がかかってしまうので、そういうところも弓手さんに相談してどんどん映画の世界に引きずり込んで行って、最終的にはプロデューサーになっていただいたという(笑)」
弓手さん
「最初は単なる劇中画担当だったんですけど、映画を作るのにお金もかかりますからね。画材屋さんに支援の手を挙げていただいたのも僕が絵描きという立ち位置だったからでそういう角度から協賛をお願いしたりして。壁画の製作についてですが、若い頃の香奈が描いているものは僕が描いた110点の憲法シリーズから監督がこの絵を使いたいと選んだもので壁画のセットで再現しています。この絵を描くのに僕は5年かけています。映画のセットで一週間で描いてくれと言われてもできるわけがない。大道具さんや美術さんに提案したのが、現代の技術で印刷業者さんに作品を同じ大きさでプリントしてもらい、その上に絵の具をもう一回塗って、それでは壁画にならないので砂をかけました。でも砂をかけると画面が隠してしまうので、乾くと透明になるメディウムという絵の具を使いながら美術さんや大道具さんと話し合って試行錯誤を繰り返して、照明さんにも撮影時に光の当て方を工夫して頂いて、さらにCGの編集でも手を加えていただいて監督が求めた絵になりました」
絵を描くという文化をなくさないために
弓手さん
「今回、いくつもの画材屋さんなどいくつもの会社にスポンサーになっていただいています。もう少しすると図工や美術の授業が週に1時間になるかもしれないんです。画材メーカーさんはそれによって画材が売れなくなります。絵の具が売っていない日本と言うのが生まれて、さびしいなとも思いますが絵を描いたりするという文化が普段の生活からなくなってしまう可能性があるんです。人口が大幅に減っているわけではないんですが、画材メーカーさんでは閉店するところも増えてきています。この映画を観た後に残すべきのとか守るべきものを考えた時、このまま美術がなくなっていく社会でいいのかというのも問うていたりします」
塩崎監督
「実際に作業しないと想像するきっかけがないというか、物を作っていることでこうしたらいいんじゃないかとか、面白いって言ってもらえるかもしれないということを想像をする場所がなくなってしまうんです。この場所がなくなってしまうことの危うさは僕らからすると怖いんです。だから映画を水戸黄門のように最初から最後まですべてわかっているようなことでものを作っているのではなくてあれはこうだったかなどうだったかなと考えていただきたいんです。映画の中でも「死者の書」だとか歴史に史実として出てきた登場人物になじみがないからわからないかもしれないんですが日本の歴史の中に存在しているものなので、これはどういうことで「死者の書」があったのかと考えながら味わっていただく方がいいんです。この映画は子どもが見る映画じゃないと思われるかもしれませんがそれ自体が決めつけで、子どもが見ると大人とは違ったところを観てくれるのでぜひお子さんとも観ていただきたいです」
弓手さん
「塩崎監督はじわじわくる映画をつくる監督なんです。奈良ではまだ公開しています。リピーターがすごくてお腹の中に抱えているものを持ってもう一回観に来て消化しようとされるんです。そういう作品があってもいいと思います。4月からは大阪で上映が始まり、秋には別府でも決まっておりますので長い時間をかけて全国に伝えようと思っています」
映画というものは観る人のものだと言われる。純粋にこの『かぞくわり』の世界にまず浸ってほしい。
そしていろんなことを想像してほしい。映画には描かれていない世界がどんどん広がっていくはずだ。
名古屋のセントラル・アートギャラリーでは3月9日(土)まで『かぞくわり』劇中で使用された衣装や絵画、巨大曼荼羅の展示も行っている。
映画を鑑賞してもよし、映画を観てから訪れるもよし。様々な想像が膨らむ作品に浸ってほしい。
映画『かぞくわり』は3月8日(金)まで名古屋・名演小劇場で上映中。
塩崎監督のインタビューも合わせてお読みください↓
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
第72回CINEX映画塾 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』足立紳監督トークレポート
第72回CINEX映画塾が3月25日岐阜CINEXで開催された。上映作品は岐阜県 ...
-
2
-
片桐はいりさん来場。センチュリーシネマでもぎり(映画『「もぎりさん」「もぎりさんsession2」上映+もぎり&アフタートークイベント』)
センチュリーシネマ22周年記念企画 『「もぎりさん」「もぎりさんsession2 ...
-
3
-
前作よりゆるさもアクションもパワーアップ!ちさとまひろをゆうりとまことが狙う!(映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』)
普段はゆるゆるな元女子高生、仕事となるとスゴ腕の殺し屋コンビ・ちさととまひろ。 ...
-
4
-
カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟 新作インタビュー(映画(『トリとロキタ』)
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペ ...
-
5
-
アカデミー賞、オスカーは誰に?(松岡ひとみのシネマコレクション『フェイブルマンズ』 ゲストトーク 伊藤さとりさん))
松岡ひとみのシネマコレクション vol.35 『フェイブルマンズ』が3月12日ミ ...
-
6
-
親子とは。近いからこそ難しい(映画『The Son/息子)』
ヒュー・ジャックマンの新作は3月17日から日本公開される『The Son/息子』 ...
-
7
-
先の見えない日々を生きる中で寂しさ、孤独を感じる人々。やすらぎはどこにあるのか(映画『茶飲友達』外山文治監督インタビュー)
東京で公開された途端、3週間の間に上映館が42館にまで広がっている映画『茶飲友達 ...
-
8
-
映画『茶飲友達』名古屋 名演小劇場 公開記念舞台挨拶レポート
映画『茶飲友達』公開記念舞台挨拶が2月25日、名演小劇場で開催された。 外山文治 ...
-
9
-
第71回 CINEX映画塾 映画『銀平町シネマブルース』小出恵介さん、宇野祥平さんトークレポート
第71回CINEX映画塾『銀平町シネマブルース』が2月17日、岐阜CINEXで開 ...
-
10
-
名古屋シアターカフェ 映画『極道系Vチューバー達磨』舞台挨拶レポート
映画『極道系Vチューバー達磨』が名古屋清水口のシアターカフェで公開中だ。 映画『 ...
-
11
-
パク・チャヌク監督の新作は今までとは一味も二味も違う大人の恋慕を描く(映画『別れる決心』)
2月17日から公開の映画『別れる決心』はパク・チャヌク監督の新作だ。今までのイメ ...
-
12
-
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』の公開記念舞台挨拶が2月12日名演小 ...
-
13
-
孤独や寂しさから解放してくれる「茶飲友達」とは?(映画『茶飲友達』)
2013年に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた映画『茶飲友 ...
-
14
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
15
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
16
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
17
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
18
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
19
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
20
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
21
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
22
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
23
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
24
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
25
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
26
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
27
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
28
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
29
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
30
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
31
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
32
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
33
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
34
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
35
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
36
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
37
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
38
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
39
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
40
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
41
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
42
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
43
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
44
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
45
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
46
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
47
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
48
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
49
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
50
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
51
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
52
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
53
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
54
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
55
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
56
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
57
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
58
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
59
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
60
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
61
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
62
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
63
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
64
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
65
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
66
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
67
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
68
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
69
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
70
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
71
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
72
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
73
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
74
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
75
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
76
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
77
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
78
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
79
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
80
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...