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『劇場版 1979 はじまりの物語 はんだ山車まつり誕生秘話』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶レポート

映画『劇場版 1979 はじまりの物語 はんだ山車まつり誕生秘話』の愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が11月27日、名古屋 伏見ミリオン座で開催された。

作道 雄監督進行のもと行われた、地元キャストオーディションで選ばれた役者陣(中山真人(酒井義弘役)・木上洋行(渡辺和幸役)・石川生紘(永田勝彦役)・渡邉健太(前田捷彦役)・脇田敏博(大井組副頭))の舞台挨拶の様子をお届けする。

作道 雄監督(以下 作道監督)
「それでは私の方からキャスト紹介をしていきます。キャストは衣装が気合入っている感じですね(笑)。この作品はいわゆる芸能事務所に所属して活躍されている方、映像経験が豊富な方というのは4、5人ぐらいしか出ていなくてほとんどが知多半島でオーディションをやって、演技経験が初めての方だったり、映像は初めてという方から選んだ方々だったんです。ます中山さんから挨拶をお願いいたします」

作道 雄監督

作道 雄監督

作道監督
「まず、撮影の前にあったオーディションというのは2019年の11月、ちょうど今から2年前にあったんですけれども、それに応募しようと思われたきっかけを伺いたいです」

中山真人さん(以下 中山さん)
「僕は演技未経験ではなくて、半田市の隣の武豊町というところで町民劇団を主宰しておりまして、舞台での演劇をずっとやっていて、地域キャストを入れて最初はCACさんという半田のケーブルテレビ局でテレビドラマとして放送されたものをその後に再編集して映画化されたんですけど、地域でのキャストを一般募集してはんだ山車まつりの起源となる物語を作ろうということでこれは是非とも関わりたいなと思って応募させてもらいました。まさか自分が出られるとは思ってなかったです」

中山真人さん

中山真人さん

作道監督
「中山さん、髭がある時とない時で全然印象が違いますね(笑)。話せばああそうだなってわかりますけど」

中山さん
「そうですね、替え玉かとも思われるかもしれないんですけど(笑)。髭があったのは元々自分の舞台公演の役作りで髭を残したまま、その公演を控えていた時にオーディションがあったので髭を剃れなかったんですよ。そうしたら監督が「髭、そのままでお願いします」と言われて、その流れで髭のまま出演させてもらったわけです」

作道監督
「オーディションの時に他の人がお芝居しているのを中山さんがめっちゃくちゃ怖い顔で腕を組んでご覧になっていて、うわ、怖い人がいるなと思って。この人を酒井さんにしようと」

中山さん
「一生懸命やろうと思って見ていたんですよ!」

作道監督
「木上さんもお芝居をされていた経験があると聞いています。オーディションのことを教えてください」

木上洋行さん(以下 木上さん)
「僕も若い時に舞台経験があります。オーディションの時はその少し前に地元でクラウドファンディング個人的な活動でやっていたんですね。クラウドファンディングの担当がCACさんに入っておりまして、その方から突然電話が来て「木上さん、うちでドラマを作ることになったんです。オーディション受けませんか?」と。何のことかさっぱりわからなくて。話を聞いてCACさんがドラマ制作するということを把握して興味を持ったので、応募してみようかなというのが最初のきっかけです」

木上洋行さん

木上洋行さん

作道監督
「木上さんは映像のお芝居は初めてだったんでしたっけ?」

木上さん
「ほぼ初めてです。今も緊張しています」

作道監督
「石川さんはどんな感じで応募されたんですか?」

石川生紘さん(以下 石川さん)
「リアルに祭りをやっています。上半田のちんとろ祭というものを息子と二人でやっているのでオーディションがあるというのを見て、もう応募しかないよなと息子と2人で応募したんですが、なぜか僕だけ選ばれて。作道監督のお目がねには息子はかからなかったみたいで(笑)。そんな感じで僕はどちらかというと青年会議所とか主催するポジションではなくて、やる側のポジションで出るのかなと思って応募したので台本を読んで違うなと思うところもあったんですが、自分なりに調べるとこの山車祭りを始めた方々の熱い思いが伝わってきて、その起源を演じさせていただきたいなと思いました。本当に演らせていただいてよかったと思っています。ありがとうございました。息子の件は水に流します(笑)」

石川生紘さん

石川生紘さん

作道監督
「水に流すってことは根に持っていたんですね(笑)。では渡邉さん、当時のことを教えてください」

渡邉健太さん(以下 渡邉さん)
「僕もCACさんがお祭りを題材にしたドラマを作るぞという噂をなんとなく聞いていまして。オーディション前にホームページを見たら、台本の一部が載っていたんですね。あと今回の映画の原作となった本を読みまして、地元の岩滑新田地区というところの自分が小さい時にかわいがっていただいたおじいさんの名前が載っていたので、これは自分が出なきゃいけないんじゃないかと思い応募しました」

作道監督
「そうなんです。台本の一部がホームページに上がっていたというのはそのお祭りに関するこの本編の台本の一部を上げていたんですけれども、亀崎地区では山車って言わないんですよね。お車って言わないといけないとかですね、あと法被とは言わないんですよ。看板って言うとか。最初台本を書いているときはそんな用語を知らなかったので、その辺をちょっと無頓着に書いていたら渡邉さんからTwitterで怒られまして。これはこうです、これはこうですといっぱい頂いたので全部脚本に反映するのでオーディションを受けてくださいってお願いしてきてもらったということがありました」

渡邉さん
「先程あえて言わなかったんですけど失礼なことをしていたなと(笑)」

作道監督
「いえいえ、ご指摘ありがとうございました。やっぱり歴史があるお祭りなんです。脇田さんは色々映像作品に出演のご経験があるのに、一般のオーディションに参加してくださってそこからの出会いだったんです」

脇田敏博さん(以下 脇田さん)
「東京で15年ほど国内外の演出家の舞台作品を中心に活動していました。現在は映像作品に特化してインディーズ作品からWebCMまで色々演らせていただいています。帰ってきて気が付いたのは、地元でも活動をされている人が多いんですね。特に三河地区、豊田とか刈谷だとか。あの辺りで映画を作っている方が多くて。知り合いが増える中でこのオーディションを知りましてあらすじを読んで面白そうだなと思って応募したんですが、実は僕、もともとオーディション落選組でして。年が明けてからCACさんの方から決定稿が出来たら役がいくつか増えたのでよかったら演ってくれないかとお話をいただいて。そうしたらその先に劇場版が出来るということで、今ここにいることが信じられませんね」

作道監督
「そうなんです。実は。脇田さんはずば抜けて芝居がお上手だったんですよ。当時連続ドラマを作るにあたって出来る限り知多半島の方をキャスティングするという縛りがあったんです。だから途中で倒れちゃう男の子、平野泰新さんは地元でMAG!C☆PRINCEというアイドルをやっているんですが、知多半島出身ですし、亀崎の頭役の原田篤さんもプロで半田出身だったりで出来る限り知多半島で集めろという圧がありまして、泣く泣く落選とお伝えしたのですが、僕としては絶対出て頂きたいと思ったので一度落選したんですけども、どこかで絶対出てもらおうと思って。それで入っていただいた感じです。いざ劇場版として追加撮影したのが大井組が参加決定されなかった後で脇田さんが怒るというシーンですね。あのシーンを今年、追加撮影して本当に長いお付き合いになりました。次に映画撮影時の思い出をお聞かせいただきたいと思います」

中山さん
「僕自身はカメラの前で演技するのが初めてで全てにおいて印象的な出来事だったわけですが、1回コロナ禍の影響で撮影が止まったんですね。「いつ次出来るかわかりません」と言われて。普段僕はサラリーマンをやっているのでヒゲも長いし、髪の毛も長いから1回切ろうかなと思って監督に聞いたら「いいですよ」って言ってくださったので切ったんですよ。それでも年が明けて「やりますよ、来月やります」と言われて。「え。昼に髪の毛切っちゃったんですけど」と伝えたら「頑張ってください」と言われて。人生で初めて育毛剤を頭と髭につけたという(笑)。リアルタイムで撮っているというのはこういうことなんだなと。コロナ禍の中でどうなっていくかわからないのに撮りきれたというのが本当にありがたいなと思いました。こうやって皆さんに公開できるのは奇跡的なことだなと思います。ありがとうございます」

木上さん
「コロナ禍で一回中断になった撮影のシーンが山車組会議のすごく重要なシーンなんですけど、そこで僕は大事なセリフがいっぱいあって、あのセリフを言うためのテンションを3か月持続するのがすごくきつくて、再開するときにガチガチになって、何テイクか撮り直しましたよね?」

作道監督
「撮影していたのが緊急事態宣言前だったんですね。2020年の3月に撮影していて、コロナの一番始まりの時期だったので、3カ月間空けたんです。確かに、木上さん痩せたなあと思って見ていました」

木上さん
「悪い意味で力の入った芝居をしてしまって監督から「もう一回行きましょう」って言われて、ああ、自分手こずっているなあと身に染みて、きつかった記憶がありますね」

作道監督
「でも木上さんは奥さんとのシーンは素晴らしいお芝居ですよね。ぐっとなるシーンで」

木上さん
「でも僕が泣いているシーンは奥さんいなかったですからね」

作道監督
「あのシーンは奥さん役の方が用事があったので先に撮って、全然関係ない人に座って頂いて」

木上さん
「CACの方が代わりにセリフを言ってくれて、「俺はもうだめだ」とセリフを言っていました」

石川さん
「僕は7人の侍の中の最年長なんですけど、リアルに後輩もいまして、木上さんは幼稚園、小中高の後輩で。6個下で同じ学校に通ったこともないんですけど、その後輩に「ナベさん、ナベさん」というこれが結構抵抗がありまして。それが映像に出たらいやだなと思いながら言ってました(笑)。こんな感じで楽しい撮影でした」

渡邉さん
「映像でというよりかはパンフレットやホームページをご覧いただくと残ってしまっていると思うのですが、実行委員会側が山車組関係者を説得するシーンとかがあるんです。その中で正座をしているんですが、結構険しい表情で前のめりで正座しているんです。あれは実は足が痺れて早く終わらないかなあと(笑)」

脇田さん
「撮影自体は2日だったんですが、衣装としてお借りした大井組さんの看板(法被)。藍染の何とも言えない迫力に、あれを見てこの雰囲気で行こうと思って。衣装に助けられました」

脇田敏博さん

脇田敏博さん

作道監督
「中山さんとの最後のシーンは覚えていらっしゃいますか?どんな感じで演じられましたか?」

脇田さん
「追撮の台本をいただいて読んだ時にすごく心に来たんです。背筋がぞくっとして。その思いで演じました。役の彼を後押ししていこうという気持ちでやりました」

中山さん
「ドラマ版の時は副頭だったので、頭の横にいるという感じだったんですが、この人めっちゃ芝居上手いなと思っていたんです。プロの俳優さんだとはその時僕らは知らなかったので。だから監督も脇田さんをキャスティングされたんじゃないかと思いました。僕自身も脇田さんに影響を受けましたし、勉強になりました。ありがとうございます」

作道監督
「はんだ山車祭りの魅力を石川さんと渡邉さんに伺いたいです。本当は5年に1回で来年2022年にやる予定だったんですが、来年のはんだ山車まつりはすごく準備に時間がかかるものなのでコロナ禍でスタートが遅れてしまったので延期して再来年2023年10月にやるぞということで動いてるそうなんです」

石川さん
「僕は春の祭りは毎年出ているんですけれども色々自分の都合があって秋のはんだ山車祭りには参加する側で出たことがないんです。観ている側としてのお話になりますが、山車31台といいますが、1台1台に対して山車を愛している人がいて、それを応援する家族、その一人一人が見守って「うちの山車が一番かっこいいぞ」と思いがあるんです。その山車が一つの場所に集まってうちの山車が一番かっこいいと比べ合うのがこの山車祭りの魅力だと思います。山車祭りに来る山車一台一台を引いている人たちはとにかく一生懸命自分たちの山車をかっこよく見せよう、自分達の組を強く見せようという思いを持ってやっていますので、山車を見るのも面白いんですが、山車を引いている人達、応援する人たちも是非観ていただきたいと思います。この祭りが人のための祭りだとわかっていただけると思います」

渡邉さん
「本来であれば来年山車祭りが開催される予定だったんですが、早い段階で延期が決まったので再来年また31台揃った時に半田にお越しいただけたらと思います。僕も会社員なんですけど、会社の社長、副社長、専務と皆さんが前回の第8回を観に来てくださって、「これ、すごいな」と言っていただいて。それくらい半田の人間は自信を持ってやっています。山車といえば岸和田のだんじりが有名だったりしますが、半田でもお祭りがあるんだと皆さんに知って頂けたらなと思います」

渡邉健太さん

渡邉健太さん

作道監督
「ありがとうございます。各地区のお祭りは春に行われており、それが5年に1度集結するのがはんだ山車祭り。それが1979年にスタートしたという話でございました。まだ来年の春祭りはまだちょっとわかりませんが、各山車組の活動に注目していただければと思います。最後に一言ずつ頂きます」

脇田さん
「今日はお越しくださってありがとうございました。今日帰られたら、こんな映画を観たよ、面白かったよと皆さんのご感想をお知り合いの方やSNSなどでお知らせいただきたいです。『劇場版 1979 はじまりの物語 はんだ山車まつり誕生秘話』、よろしくお願いいたします」

渡邉さん
「半田市の31台の山車が出るすごいお祭りなので広めていただいて、お祭りをもっと有名にしたいので皆様是非ともお力をお貸しください。よろしくお願いいたします」

石川さん
「山車祭りは2023年の10月の予定なんですけど、この映画を観ていただくと祭りの面白さが2.5倍くらいから3倍くらいにはなりますのでぜひ映画を観てこの起源を知ってからご来場いただきたいと思います。本日はご来場ありがとうございました」

木上さん
「改めまして劇場まで足を運んでいただいてありがとうございました。こちらの映画は半田市を代表とする作品となるように私たちは願っております。ぜひロングランヒットを狙って、皆さん情報の拡散をどうかよろしくお願いいたします!」

中山さん
「コロナ禍の中で何かを始めようとするということが非常に億劫な時代になってしまいました。本当に夢をちょっと諦めてしまった人達もこの映画を見てもう1度やろうと思っていただけると思います。出来るぞ!と熱いものが溢れてくる作品だと思っています。周りの方に口コミ良かったよと言っていただけるとまたその方に足を運んでいただけると思います。本日はありがとうございました」

作道監督
「ありがとうございました。この映画は愛知と岐阜で先行公開ということでまだ全国公開はちょっと情報が出ていません。言わずもがな愛知岐阜の動員が大事ということだそうで。自分が関わった映画を伏見ミリオン座さんで上映していただけるのは初めてです。すごいいい劇場さんですね。綺麗で椅子座りやすそうですね。こんな素敵な所で流れていることが光栄だなと思いますし、ぜひ皆さんもしよろしければ、また足を運んでいただきたいです。仲間の方にもこんな映画があったよと勧めていただければ幸いでございます。本当に本日はありがとうございました。皆さん是非はんだ山車祭りと併せてこの映画をよろしくお願いいたします!」

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『劇場版 1979 はじまりの物語 はんだ山車まつり誕生秘話』 https://www.cac12.jp/sp/1979-hajimari/ は 現在愛知(ユナイテッド・シネマ阿久比、イオンシネマ常滑、中川コロナシネマワールド、伏見ミリオン座、ミッドランドスクエアシネマ)、岐阜(大垣コロナシネマワールド)で先行公開中

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