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悲しみと共に生きていくために話をしよう『グリーフケアの時代に~あなたはひとりじゃない~』

誰かに自分が抱えていた悲しみや悩みを打ち明けることで楽になったことはないだろうか。
泣くことで楽になったことはないだろうか。

『グリーフケアの時代に~あなたはひとりじゃない~』が12月8日(金)から12月14日(木)までミッドランドスクエアシネマで公開される。

タイトルにあるグリーフケアとは何だろうか。
グリーフとは、悲嘆、深い悲しみのこと。
大切なものを失い、嘆き悲しむ人が、立ち直っていけるように支援するのが、グリーフケアだ。

金田諦應さん 宗教を越えた気付きを得て僧侶カフェで人々の話を聞く

金田諦應さん 宗教を越えた気付きを得て僧侶カフェで人々の話を聞く

本作ではグリーフケアに出会った人が、自身の過去と今を語る。グリーフパートナー歩み代表の本郷由美子さんは突然娘を亡くした。悲しみや後悔と共に生きる中でグリーフケアに出会った。現在は自身がケアする側に回り、一人で抱え、生きていくことが辛いと感じる人々の話を聞く。「傾聴」という言葉も本作の中には出てくる。自身が抱えていることを周りになかなか話せずにいる人たちに寄り添い、話を聞く本郷さんの活動は自身の気持ちを話せなかった人達に安らぎを与えている。

三井祐子さん 自身の闘病と家族の自死を越えて。経験を語る

三井祐子さん 自身の闘病と家族の自死を越えて。経験を語る

また核家族化、共働き化で家のなかでの孤立が進んだ。そこにやって来たコロナ禍。外出も制限されたコロナ禍は会わなくても交流できるツールの普及を促したが、直接人と会って話すことによる安らぎを遠のかせてしまった。スマホを見れば、戦争、事件、事故などの情報が日々絶え間なく届き、不安な気持ちが知らず知らずのうちに心を侵食していく。情報を得るだけで疲れてしまう人もいる。

このような社会情勢の中で、“グリーフケア”に注目が集まり始めている。なぜグリーフケアが今必要なのかも本作は教えてくれる。

自分一人で生きていくことが辛いと感じたら。
誰かに話を聞いてほしくても誰もいないと思ったら。
まず、一歩外に出てみよう。
話すことで気持ちをシェアしてくれる人は必ずいる。

『グリーフケアの時代に~あなたはひとりじゃない~』https://grief-care-movie.com は現在順次全国公開中。12月8日(金)から12月14日(木)までミッドランドスクエアシネマで公開。12/10(日)には舞台挨拶も予定されている。

【舞台挨拶情報】

12月10日(日) 10:50の回(上映後 舞台挨拶)

ミッドランドスクエアシネマ(名古屋駅前 ミッドランドスクエア商業棟5階)

登壇者(予定):
中村裕さん(監督)
加藤美千代さん(日本グリーフケアギフト協会)
三井祐子さん(癌サバイバー・自死遺族)
本郷由美子さん(グリーフパートナー歩み代表)
司会:益田祐美子さん(プロデューサー)

※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

料金:
一般 1,500円(※大学生以下は通常料金と同じになります。)

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