
知多半島映画祭2017 レポートその2 充実のコンペ部門
2017/11/24
知多半島映画祭レポート① はこちら
知多半島映画祭午後はコンペ部門。今年は140本の応募があった。
その中から選ばれた5本+アトラクション1本を紹介する。
『Miss Fortune』
監督:水落 豊 出演:濱田 岳、佐藤 二朗、夏緒
ちょっと弱気な男が頭をぶつけたことで人に見えないものが
見えるようになってしまう。
主人公には濱田岳。人には見えない守護霊に佐藤二朗と夏緒。
ビックリな容姿の二朗さんの登場は一気に笑いを誘う。
濱田岳×佐藤二朗って今まであったようでなかった組み合わせだなあと思った。
見えないものは出てくるが全く怖くない。
むしろなんだかよかったねと思えるラストを迎える。
文京区で映画を撮るという企画が大前提の映画だったそうだ。
監督はCMディレクターとして数々のCMを製作、
映画『偉大なる、しゅららぼん』の監督でもある水落豊。
松尾プロデューサーから文京区で撮影出来れば何でもいいと誘われ、
自由に書けるならと以前から撮りたかった大好きなホラーにしようと決めた。
でもあったかい話にしたいということで守護霊メインのコメディホラーになった。
監督は『偉大なる、しゅららぼん』で一緒に仕事をした
濱田岳を主人公にイメージして書いた。
ダメ元で頼んだら「出てやる。」と快諾してくれたそう。
佐藤二朗さんにも出てもらいたかったがつてがなく、
事務所に主演は濱田岳さんですと書いて
脚本をメールしたところなぜか直接二朗さんに届いてしまい、
二朗さん本人から電話がかかってきたらしい。
濱田岳さんとやってみたいからとこちらも快諾だったとか。
「禍福は糾える縄の如し」この言葉が好きだという水落監督。
この言葉をテーマに作られたちょっと不思議なお話だった。
脚本を読んでから書かれたという主題歌もぴったりで素敵だった。
映画祭出品後は配信サイトでの配信を計画しているそうだ。

左:水落豊監督 右:松尾プロデューサー
『しまこと小豆島』
監督:香西 志帆 出演:吉田 まどか、長村 航希、田中 美里
しまこは父の再婚相手の美樹となぜか小豆島に二人で旅することになる。
小豆島では小さい頃遊んでくれた勘太がガイド役を買ってくれた。
どうして再婚なんかするのか。父とずっと二人で生きてきたしまこは納得が行かない。
小豆島で勘太と話しているうちにしまこの心は動いていく。
香川県在住、銀行員として働きながら映画を撮る香西志帆監督が
小豆島を舞台に撮影した家族の物語。
舞台挨拶には香西監督と勘太役の長村航希さんが登壇。
長村さんは愛知県出身ということで地元での凱旋となった。
地元のいいところを伝えたい、知ってほしいと考えている香西監督。
小豆島のいいところをレンズに収めている。
つい普段はいろんなところで境界線を引いてしまっているが
小豆島の海も山も空も全部見える境界線がないというところを
テーマにしたかったそうだ。
香西監督は撮影期間が先に決まっていて台風の中での撮影だったため
それをカバーすることも考えて今のレンズだといろんなものが映ってしまうので
60年前のレンズを使用してふんわりした映像にしあげた。
陽の光がたくさんあたる温かい島がこの映画にはある。
小豆島に行ってみたくなった。
長村さんは小豆島から帰ってきたら優しい顔になっていると
周りの人たちに言われたとか。
小豆島が自分を勘太にしてくれたと話していた。
大河ドラマ『おんな城主直虎』の50話に出演とのことなので
チェックしてほしい。

左:長村航希さん 中:香西志帆監督 右:司会の松岡ひとみさん
『水戸黄門Z』
監督:大川 祥吾 出演:後藤 勝徳、前川 茂輝、斉藤 潤樹、原田円
旅をしながら各地の悪を成敗する御老公一行は
また新たな地にやって来た。
後から合流する助三郎は町娘を助ける。
あの時代劇水戸黄門のようで何か違う。
突然みんなが歌い出す。踊り出す。
え?ミュージカル?と思っている間にヘビメタもラップも入ってきて
癖になる面白さがある。
しかも時代劇の所作も完璧。
ロケ地は日光江戸村だなあと思いつつ鑑賞。
時代劇好きな私としては違う作品も見たいと感じた。
大川祥吾監督と出演者の前川茂暉さん、原田円さんが舞台挨拶した。
大川監督としてはミュージカル時代劇は4本目。
元々IT系の会社で働いていたため真っ正面から勝負しても
勝てないし、工夫して面白いものを作りたいと考えたのが発端。
脚本が柿喰う客の中屋敷法仁さん。
話の筋を書いてくれたのが中屋敷さんだったそうだ。
黄門様のラップの歌詞は大川監督が考えていて
水戸光圀の業績が入っている。
もう一回見られるならしっかりと聞いてみたい。
前川さんと原田さんは監督の前作『サムライオペラ』からの参加。
歌って芝居ができて英語が話せて殺陣もできる人が集められたという。
現場では役者にダンスや振り付けは自由に任されていて
監督はその間予算との戦いをしていたという。
時代劇はいろんな意味でお金がかかる。
BSーTBSで放送中の『水戸黄門』で弥七を演じている
津田寛治さんもお気に入りだとか。
続編に期待したい。

左:原田円さん 中:大川祥吾監督 右:前川茂暉さん
『とっとこ将太』
監督:船越 凡平 出演:加藤 蒼渉、金子 貴伸、広澤 草、竹田 有美香
将太は町の床屋の孫。母親とおじいさんと暮らしている。
父親はいない。床屋に通いで働きにやって来ているとおるさんが大好きだ。
とおるだから将太はとおちゃんと呼び始めた。
ある日女性が床屋にやって来た。とおちゃんと何とも言えない雰囲気で…。
伊参映画祭シナリオコンテスト短編部門でグランプリを受賞した作品。
脚本・監督は船越凡平。
舞台挨拶はとても緊張すると言いながらしっかりと作品について話してくれた。
これを言いたい、これを伝えたいというのではなく
ぼんやりとしたテーマでなるべく沢山の人に見てもらえる作品にしたいと
書き始めたという。確かにこの作品は少年の目から見た大人の世界を
観たこちら側にいろんな想像をさせるような形で作られている。
将太役はオーディションだったそうで船越監督の直感で加藤くんが選ばれた。
中之条町のロケーションの中に自然に収まる将太がこの作品の持ち味。
語りもいい。
雨のシーンは雨の日に撮ったわけではない。
放水車は予算的に無理なので地元の消防団の方が水を降らせてくれたという。
中之条町の方々の協力なくして作れなかったそうだ。
脚本を今後も書きたいと話していた船越監督。
また次回作も期待したい。

船越凡平監督
『大城湯けむり狂想曲』
監督:長澤 雅彦 出演:伊藤 洋三郎、朝倉 えりか、元木 行哉、室積 光、梅本 真里恵
知多半島映画祭2016グランプリに輝いた下松フィルムコミッションのチームが
今年は全く違うカラーの作品で今年も参加。
下松フィルムコミッションにはさまざまな撮影案件が持ち込まれる。
テレビの旅行番組を引き受けたところに大きな映画の案件も持ち込まれ
同時進行で多忙を極めていく。
やって来た映画プロデューサーは協賛金を出してくれたら絶対にここで
映画を撮るという。その金額が莫大で…。
プロデューサーの大橋広宣さんが登壇。山口で映画紹介をしている大橋さんは
松田優作賞を立ち上げた方で『百円の恋』の生みの親と言われているそう。
映画作りにたくさん協力している大橋さん、長澤雅彦監督、
脚本を書いた室積さんの3人が同じような映画製作に関わる経験をしており、
次の企画を考えたときにそれを中心に新しくできた温泉施設で
ドタバタコメディが作れないかと話が進んだという。
下松FC製作の一作目『恋』に出演した伊藤洋三郎さんも出演。
元市長も現在の市長も協力出演と行政とフィルムコミッションが
一体となって作られた作品だ。
温泉施設の椅子は新幹線の座席なのだとか。
(下松で新幹線は作られている。)
去年もお会いした下松FCの瀬畑さんとの再会も嬉しかった。
マスク取らないんですか?と聞いたんですが取らなくていいんですと
そのまま記念撮影。
これも本作内同様「おじいちゃんの遺言で…」ということで。

左:プロデューサー 大橋さん 右:下松FC 瀬畑さん
『酔夢譚』
出演:酒井七恵、沖野凌可、片桐あおい、麻夏彩加、新粥樹里
観客の投票の集計中に上映されたアトラクションは
名古屋市立大学の芸術工学部映像研究室の学生達によって作られた
ホラー映画はいろんなことに挑戦する実践映画だ。
知多半島に伝わる水に関する伝承をベースに作成された。

名古屋市立大学芸術工学部映像研究室のみなさん
東海市の水道ポンプ場も撮影場所として使用されている。
学生たちは栗原教授から分かりやすく話を作りやすいのはホラーと
提案を受けてワンシーンずつテイストを変える映画を作った。
初心者もいる中機材の使い方を教えあって撮影したそう。
半魚人のメイクはシールタイプだったためプールに入る度に
とれてしまい毎回張り替えながらの芝居だったそうだ。

舞台挨拶の様子
いよいよグランプリ発表!
知多半島映画祭は観客の投票でグランプリが決まる。
今年のグランプリ、準グランプリが鈴木プロデューサーから
発表された。
グランプリ 『Miss Fortune』 水落豊監督
準グランプリ 『しまこと小豆島』 香西志帆監督

グランプリの賞状・トロフィーと共に松尾プロデューサー、水落監督
フィルムコミッションをつくって知多半島発の映画を上映するのが夢と
言っていた鈴木プロデューサー。
短編は実現したので今度は長編を目指していくのだろう。
知多半島映画祭2017が終了し、また来年へと進んでいく。
また来年も知多半島映画祭で素敵な短編映画と出会いたい。
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
過去を動かす雨の日の出会い(映画『水は海に向かって流れる』)
田島列島原作のコミック『水は海に向かって流れる』が実写映画化。 叔父の元に下宿に ...
-
2
-
映画『ナナメのろうか』シネマスコーレ舞台挨拶レポート
映画『ナナメのろうか』の公開記念舞台挨拶が名古屋シネマスコーレで開催された。 深 ...
-
3
-
家族から宇宙人だとカミングアウトされたら?(映画『宇宙人のあいつ』)
ずっと家族だと思って暮らしてきた兄弟の中に宇宙人がいたら? 四兄妹の次男坊は突然 ...
-
4
-
「ジキル&ハイド」。観た後しばらく世界から抜けられない虜になるミュージカル
ミュージカルソングという世界を知り、大好きになった「ジキル&ハイド」とい ...
-
5
-
『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク久しぶりの映画はワケあり数学者役(映画『不思議の国の数学者』)
映画館でポスターを観て気になった2本の韓国映画。『不思議の国の数学者』と『高速道 ...
-
6
-
全編IMAX®️認証デジタルカメラで撮影。再現率98% あの火災の裏側(映画『ノートルダム 炎の大聖堂』)
2019年4月15日、ノートルダム大聖堂で、大規模火災が発生した。世界を駆け巡っ ...
-
7
-
松岡ひとみのシネマコレクション 映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』 阪元裕吾監督トークレポート
松岡ひとみのシネマコレクション 映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』が4月1 ...
-
8
-
映画『サイド バイ サイド』坂口健太郎さん、伊藤ちひろ監督登壇 舞台挨拶付先行上映レポート
映画『サイド バイ サイド』舞台挨拶付先行上映が4月1日名古屋ミッドランドスクエ ...
-
9
-
亜無亜危異の藤沼伸一が自身のエピソードを映画化!(映画『GOLDFISH』)
デビュー42周年を迎えたパンクバンド“亜無亜危異”のギタリスト、藤沼伸一が自身の ...
-
10
-
第72回CINEX映画塾 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』足立紳監督トークレポート
第72回CINEX映画塾が3月25日岐阜CINEXで開催された。上映作品は岐阜県 ...
-
11
-
片桐はいりさん来場。センチュリーシネマでもぎり(映画『「もぎりさん」「もぎりさんsession2」上映+もぎり&アフタートークイベント』)
センチュリーシネマ22周年記念企画 『「もぎりさん」「もぎりさんsession2 ...
-
12
-
前作よりゆるさもアクションもパワーアップ!ちさとまひろをゆうりとまことが狙う!(映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』)
普段はゆるゆるな元女子高生、仕事となるとスゴ腕の殺し屋コンビ・ちさととまひろ。 ...
-
13
-
カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟 新作インタビュー(映画(『トリとロキタ』)
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペ ...
-
14
-
アカデミー賞、オスカーは誰に?(松岡ひとみのシネマコレクション『フェイブルマンズ』 ゲストトーク 伊藤さとりさん))
松岡ひとみのシネマコレクション vol.35 『フェイブルマンズ』が3月12日ミ ...
-
15
-
親子とは。近いからこそ難しい(映画『The Son/息子)』
ヒュー・ジャックマンの新作は3月17日から日本公開される『The Son/息子』 ...
-
16
-
先の見えない日々を生きる中で寂しさ、孤独を感じる人々。やすらぎはどこにあるのか(映画『茶飲友達』外山文治監督インタビュー)
東京で公開された途端、3週間の間に上映館が42館にまで広がっている映画『茶飲友達 ...
-
17
-
映画『茶飲友達』名古屋 名演小劇場 公開記念舞台挨拶レポート
映画『茶飲友達』公開記念舞台挨拶が2月25日、名演小劇場で開催された。 外山文治 ...
-
18
-
第71回 CINEX映画塾 映画『銀平町シネマブルース』小出恵介さん、宇野祥平さんトークレポート
第71回CINEX映画塾『銀平町シネマブルース』が2月17日、岐阜CINEXで開 ...
-
19
-
名古屋シアターカフェ 映画『極道系Vチューバー達磨』舞台挨拶レポート
映画『極道系Vチューバー達磨』が名古屋清水口のシアターカフェで公開中だ。 映画『 ...
-
20
-
パク・チャヌク監督の新作は今までとは一味も二味も違う大人の恋慕を描く(映画『別れる決心』)
2月17日から公開の映画『別れる決心』はパク・チャヌク監督の新作だ。今までのイメ ...
-
21
-
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』の公開記念舞台挨拶が2月12日名演小 ...
-
22
-
孤独や寂しさから解放してくれる「茶飲友達」とは?(映画『茶飲友達』)
2013年に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた映画『茶飲友 ...
-
23
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
24
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
25
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
26
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
27
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
28
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
29
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
30
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
31
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
32
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
33
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
34
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
35
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
36
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
37
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
38
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
39
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
40
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
41
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
42
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
43
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
44
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
45
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
46
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
47
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
48
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
49
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
50
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
51
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
52
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
53
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
54
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
55
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
56
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
57
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
58
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
59
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
60
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
61
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
62
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
63
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
64
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
65
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
66
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
67
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
68
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
69
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
70
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
71
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
72
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
73
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
74
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
75
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
76
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
77
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
78
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
79
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
80
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
81
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
82
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
83
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
84
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
85
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
86
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
87
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
88
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
89
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...