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インディーズ映画を撮ることーものづくりの原点へ(映画『truth』堤幸彦監督インタビュー)
映画、ドラマ、舞台。様々なジャンルで話題作を作ってきた堤幸彦監督。いよいよ映画製作50本目を迎える。その記念すべき作品は女優3人からラブコールを受けて製作したインディーズ映画。製作の経緯、そしてコロナ禍について。監督の思いを伺った。
Q.女優3人からの熱意をどう受け止めて、何が面白いと感じて企画を進めたのかを教えてください。
堤監督
「私も含めてコロナ禍で大変ひどい目にあっているということが今も続いています。特にこの3人の女優さんは象徴ともいえます。沢山の役者、スタッフ、様々なショービジネス関係の人々は大変で、未だにちょっと苦労しているというのが事実です。少しずつ映画館に人が戻ってきたり、劇場でも芝居が見られるようになってきていますが、まだまだというところなんですよ。私は去年65歳になりました。22歳ぐらいからこういう仕事を始めてそこそこ仕事が途切れるということはなかったんですけども、見事に0になってしまうという、ちょっと笑っちゃうぐらいシュールな時代を見ることになり、国の方針に従って大人しくしていたところ、この3人の女優がとても熱意を持って映像作品を作りたいと言いまして。「それは映画ですか?」と聞いたら「映画にできれば嬉しい」というとてつもない熱量を体当たりで受けまして、逆にリクルートされちゃった、雇われちゃった感じで。しかし私もプロフェッショナルですから、そこで頂いたお題が「精子バンク」で割と堅い物語を作りたいという話だったんですが、いやいや、裾野を広げて見やすく、ちょっと笑えたり、切なかったり、あるいはそこに骨太な女として生きること、男と女が愛し合うとはどういうことなのかみたいなことを含むちょっと一言では語れないような映画にするべきじゃないかという逆提案を僕の方からして、お互い面白そうですねという話になりました。1人の男に3人の女性というひどい男の話ですけど、同時に付き合っていてその結果、何でそうなったのかというミステリーも残るという何重構造かの映像にしたほうがいいということで始まったわけです。すべてはこの3人の女優さんの仕事が0になってしまったけれども、そこで怒るわけでも、愚痴を言うわけでもなく、一歩前に進んで、文化庁から助成を受けて作品を作りましょうという割とあっけらかんとした熱意にほだされたというのが正直なところです」
Q.1人の男と3人の女性。3人の女性のキャラクターが立っていますね。
堤監督
「そうですね。脚本の三浦有為子さんが大して話したことのないこの3人にほぼ当て書きのように書けるちょっと神通力みたいなものがあって、それに驚きました。今回の映画で描いた3人のキャラクターというのは女性なら誰しもが持っている側面なのではないかと。私は男性ですから言えば言うほどわかってないよって言われるかもしれないですが、そういう側面もあるなあと思って。今を生きる女性たちの側面がこの3人にうまく散りばめられたらいいなという思いがあって。脚本の三浦さんは見事にキャラわけをしているんですね。それに3人の女優さんがぴったりはまりました。広山さん演じる真弓が非常に狭いエリアの中では自分がナンバーワンだと思っている、そう思わないと生きていけない寂しさ、切なさを持っている。福宮さんが演じたマロンは元ヤンキーのシングルマザー。福宮さんに「元ヤンキーの演技うまいね」と話したら「私は違います」と頑固に否定するお育ちのいい方ですが、演技としてはうまいんですね。 彼女は撮影中は妊娠中でありまして、無事に今は出産してお子さんが生まれているんですが、お腹が大きい中、参加してくれた非常に生命力のある役者さんです。さな役の河野さんは見た目がヨーロッパの絵画のような顔をしている方で、本当に真面目な役者さんで理詰めで物事を追求する、でもどっかで破綻して爆発した時の様が本当に面白いというか三者三様です。広山さんは過去に私の作品に出ているんですが、残りの2人と出会ういいチャンスをもらったなと。3人と一緒に作ったこの映画が偶然にも記念すべき50本目になりました」

©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ
Q.佐藤二朗さんが写真と声だけで登場して3人の女性から愛されていた男性として出てくる。なんて素晴らしいキャスティングなんだろうと。佐藤さんの役はどのように作られたのでしょうか。
堤監督
「台本の中で3人の女性から愛される資産家の男、多趣味、絵描きとしてもかなり達者となった時、僕はもう佐藤二朗しか思い浮かばなかったですね。もちろん同郷同士というのもありますが、しかし、彼の持つちょっとしたカリスマ性みたいなところがいいなと。イケメンじゃつまらなかった。佐藤二朗はイケメンではないとは言ってないですが、あ、言ってるか(笑)。イケメンだと醸し出せない、なんというか神々しさと言ったらちょっと言い過ぎかもしれないけど、ミステリアスで「なぜあの男に惚れるんだい?」という、でもそれだけ懐が深くて、多芸多彩でしかも金持ちであればあり得るよなと思ったとき、彼しか思い浮かばなかったです」
Q.佐藤さんにオファーされた時はどんな反応でしたか?
堤監督
「台本を読んで「めちゃくちゃ面白いですね」と言ってくれて喜んでやっていただけました。なんか僕に気を使って、忖度出演と書いてあるんですよね(笑)。昔テレビのデビューの場を私が作ったということに対してずっと彼は律儀に恩義を感じていて、何か言うと堤の言うことだったらと出てくれる。だからの忖度出演なんですね(笑)」
Q.写真と声でしか出ていないことについては佐藤さんは何か言っていらっしゃいましたか?
堤監督
「面白いと。 実はこの作品諸外国で7つの賞を頂いて、それも最高賞とかベストコメディ賞とかを頂いているんですが、イギリスのニューキャッスルで開かれた映画祭においては、佐藤二朗のことなんか誰も知らない、私のことも誰も知らない。佐藤二朗が出て来た瞬間に爆笑だったという(笑)。世界に通じる笑える顔だということなんですかね。本当にキャスティングしてよかったなと」
Q.3人の女優さんへの演出はどのようにされたのでしょうか。
堤監督
「福宮さんが妊婦だったこともあり、あまり無理はさせられないですし、私の場合、結構現場のスケジュールは守るんですけど、そもそもきついスケジュールが多くて肉体的にはハードなんですね。それをさせるのがちょっと忍びない。でも予算も本当に低予算ですから、撮影日数も取れて2日ということで、2日間でこの70分の内容を、しかも頭から順番に消化していかないといけないという結構高いハードルでした。ということでそれを乗り切るためにリハーサルをまるで舞台の稽古のように何日かさせて頂きました。4日か5日だったと思うんですけど、そこに行って細かく思いついた言葉を入れたり、演技をこんな風にしようと言ったり、ここの回想みたいな男のセリフは渡部篤郎にしようとか、いろんなことを言いながら稽古しました。河野さんは広山さんに英語を教えていたんです。英語の先生もやられているみたいで。なんかやたら英語の発音が一部いい人設定とか、それぞれの顔を見ていると思いつく事があってそれはたくさん放り込ませていただきました。顔を見ていると湧いてきますね。3人ともいい素材でした。その稽古以外でも3人が今時の方がやる方法ですが、ZOOMで稽古したりとか。そうやって芝居を固めるだけ固めて現場に来たから割と効率よく撮ることができたし、2日間でぴったり収まりました」

©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ
Q.劇中、河野さんが佐藤二朗さんの口調で話すシーンがありますが、あれも監督の思いつきですか?
堤監督
「はい。普通に「こう言ってました。なんとかなんとかで」と話すのではつまらないので、最初は佐藤二朗のマネをしようと思ったんですよ。でもなかなか大変なんです。実際に河野さんがやるといまいち伝わりづらいと言うか「どうしちゃったの?突然」という感じになるので、それならいっそ一番わかりやすい渡部篤郎でまとめようということになって(笑)。大概のものまね芸人の入口である渡部篤郎さんでやってもらったらまあまあうまく行ったわけです」
Q.一つの部屋のシーンでの撮影の難しさ、ワンシチュエーションだからの面白さを教えてください。
堤監督
「僕は外に出ない芝居が大好きなんですよ。先ほど『2LDK』という作品の話が出ていたんですが、それ以前にも『チャイニーズ・ディナー』という作品を作っていて。これもワンシチュエーションで、中華料理店の丸テーブルにピストルが置いてあってロシアンルーレット的な殺し合いが出来ないかなという発想で撮ったんです。割と密室空間におけるバトルみたいなのが好きで。タランティーノさんの影響なのかとても僕の中で作りやすい。今回もそれに準じた形で高速道路の実景ぐらいしか外に出ないんです。逆に得意分野と言ってもいいかもしれない。苦痛、苦労はないです。もっとできたかな。こんな狭い空間で撮影時間が限定されていて、3人しか出てこず、非常に表現としては条件が悪いなと皆さん思うかもしれないですが、僕の中ではもっともっと戦えたし、遊べたかなというところはありますが、時間や女優さんの体調を考えれば、あれが限界でした」
Q.インディーズは時間もないし、予算もないし、人も足りないと悪条件ばかり言われることが多いですが、逆に今回インディーズで映画を撮ったからこそよかったなと思える点を教えていただきたいです。
堤監督
「第1に誰に気を使わなくてもいいという。気兼ねなしというか制限なしというか。ご覧になっていただければわかりますが、PG-12を頂いたぐらいで、かなりエロい言葉、通常私が表現で使わない感じのセリフ回しになっています。それも面白おかしくできるということ。第2に僕らみたいな仕事だと製作委員会という形でいろんな企業がお金を出資してくれているわけです。ということはその数分だけいろんなチェックが働くということなんですね。私もそういった場が長いので、こういうことをやったらこっちの人はちょっと都合悪いだろうなと自分の中でフィルターをかけながら作っていくんです。そうすると作品全体が丸くなってしまうんですね。これを今回は全く意識せずにズケズケやれたということ。第3にインディーズで映画を撮ることで、ものづくりの姿勢として、制限なしに作ることと言うのが本来の創作の第一歩であり、それをずっと大きなお金が動くからといって自主規制していた自分に対する戒めだとコロナ禍における偶然なのかもしれないですが、気づかされたんです。そもそも僕みたいなゲリラみたいなものづくりをしていた人間は、そんなお行儀のいいものではないはずなんだけど、長年この仕事をして、周りに人が増え、会社の経営者の一員にもなって。そうなってくるとどうしても口当たりの良いものに走りがちなんです。いや本当はそうじゃないだろうと。多少眉をひそめるようなもの、あるいは過激なもの、ちょっとみんなが仰天するようなもの。そういった創作の原点、忘れていたのかもしれないことをインディーズで撮りました。今66歳ですから、今後何歳まで作品を撮れるのか分かりません。並み居る先輩は90歳近くになっても作品をバンバン作っておられます。そういった作品づくりをずっと続けられるためにもこれはもう1回自分を初期化する一里塚なのだという意識を持てたという意味で今回は堂々とインディーズ映画を撮ったと言っていますが、とても良いことだったと思っています」
Q.コロナ禍を経て監督自身が気づいたことや今後に向けて考えたことはありますか?
堤監督
「一時、ショービジネスが完全に閉ざされてしまいました。自分も今年の頭から「魔界転生」という結構大きな舞台をやっていたんです。刈谷から始めたんですが、途中東京公演は半分ぐらいの本数になってしまいました。我々は「飛ぶ」と言っていますが、本当にいくつもの作品が消滅ないし延期になりました。それでも図太く準備したり、あがいた作品はありますが、 しかしやっぱり我々の仕事自体が不要不急と言いますか。国家の非常時には要らんのだと。戦争中は歌舞音曲禁止なんて言葉がありましたが、わずか数ヶ月にしてそういう状態になるんだなって。 笑っちゃうぐらいシュールな時代という言い方はソフティスケートされた言い方なんですが、自分自身の存在価値を全否定されてるような時代だと。しかしこれは我々のみならず飲食業界の方々がよく言われます。ホストやキャバクラで働いていた方も含め沢山の方、世の中に束縛されたくなくて正規雇用に背を向ける人々とかに対してとんでもない事態になりました。それに対して国家はある程度の保証なり、セーフティネットなりを発動させているとは思うんですが、実感もなく、特に私ぐらいになるとこれからいろんなことがうまくいったとしても、来年半ばから後半ぐらいまで経済的な落ち込みは延々と続きますし、会社が維持できるのかなというレベルでもあるんです。しかし、そういう時だからこそこういったインディーズとはいえ、身内の寒いギャグで終わるのではなく、世界の映画祭で評価もされましたし、信じて進むことという抽象的なスローガンをしっかり持ってそこからコツコツともう一回立ち上がっていくんだということを彼女たちから教えてもらいました。同じような思いをたくさんの映画監督やプロデューサーが持っていて、メジャー、配給、テレビ局そして今はNetflixを筆頭に様々な配信チャンネルがありますが、果たしてそういうところだけに頼っていていいのか、もっと違うやり方があるんじゃないかというのを模索しています。多分来月ぐらいにこのことを言っていたのかというニュースが走るかもしれませんが、表現の経済的基盤も含めて、一から再構築というのがコロナを経て学習し、前へ進むための気づきがあったと。もちろん指名されればエンターテイメント作品を次々と作っていく予定もありますし、様々なこと、特に東海地区においてはいろいろな試みの提案を頂いていまして。まだこれも発表はできないんですが(笑)、楽しみにしていてください」

堤幸彦監督
映画『truth』https://truth-film-japan.com/ は2022年1月7日(金)より新宿シネマカリテ他で全国順次公開。東海3県ではセンチュリーシネマ、イオンシネマ(名古屋茶屋、岡崎、豊川、東員)で公開。
監督&原案 堤幸彦 『truth ~姦しき弔いの果て~』 広山詞葉 福宮あやの 河野知美 忖度出演:佐藤二朗 脚本:三浦有為子 企画:畑義久(レディバード) エグゼクティブプロデューサー:鬼頭理三 プロデューサー:広山詞葉 / 福宮あやの / 河野知美 音楽プロデューサー:茂木英興 音楽:魚返明未 撮影:唐沢悟 照明:角俊平 録音:臼井久雄 美術:田口麻里奈 助監督:稲留武 編集:似内千晶 音響効果:壁谷貴弘 仕上げ担当:和田泰宏 衣裳:藤崎コウイチ ヘアメイク:小坂美由紀 スチール:ハラダケイコ 宣伝ビジュアル:金延さえ 制作協力:オフィスクレッシェンド 配給:ラビットハウス
©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ PG-12
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