
映画『きばいやんせ!私』武正晴監督、坂田聡さん、眼鏡太郎さんインタビュー&舞台挨拶レポート
映画『きばいやんせ!私』の舞台挨拶が名古屋のセンチュリーシネマで行われた。
『きばいやんせ!私』は鹿児島県南大隅町のある集落に古くから伝わる御崎祭りを取り上げながらひとりのダメ女子が自らと向き合う姿も描かれる。
人気番組からマイナーな番組のレポーターに異動になった局アナ・貴子。すっかりやる気をなくし、ふて腐れた生活を送っている。
全国の祭りを取り上げる企画に、自身が小さい頃に一時期過ごしていた鹿児島県南大隅町の御崎祭りを取り上げようとするが、人手不足で祭りらしさが欠けているところもあり、祭りを紹介するだけの価値が見いだせない。数十年ぶりに帰った南大隅で貴子は自分の今の生き方と向き合うことになる。
登壇したのは愛知県出身・武正晴監督、役場の職員・田村役の坂田聡さん、野田役の眼鏡太郎(がん・きょうたろう)さん。
舞台挨拶とその後に行われたインタビューをお送りする。
坂田さんと武監督が登壇してトークが始まった。
『きばいやんせ!私』舞台挨拶レポート
Q.神輿を担いでいるシーンでのエピソードを教えてください。
坂田さん
「日本男子として恥ずかしいんですが、御輿を担いだことがそれまでなくて。神輿を担ぐって本当に痛いんだなと。肩がすごく痛かったです。それとつるつる滑るんです。力の入れ具合がわからなくて。劇中にどんひら坂という坂が出てきますが、坂道を神輿を担ぎながら降りていくというのが本当に痛くて難しくて。しかも実はあのシーンは雨が降っていたんですよね。滑る中を強行突破しました」
武正晴監督(以降、武監督)
「坂を下りるときに降ってきちゃったんですよ。途中でやんでくれましたが。あそこは…僕が言うのも何ですが神輿を担いじゃだめなところです(笑)」
坂田さん
「あれを1300年ずっと続けてきたのかと思うとすごいなと思いますよね」
武監督
「坂田さんは出身は博多ですよね。お神輿は担がなかったんですか?」
坂田さん
「山笠がありますが、あれはアスリート系のタイムレースみたいなもので何回かエントリーはしましたけど、お前じゃだめだって。あれは選ばれし者がやってるんです」

坂田聡さん
Q.監督は愛知県の知多半島で小学校の頃過ごされたとのことですが代表的なお祭りって何ですか?
武監督
「元々そういう共同体に参加するのが苦手な方だったので知らないんです。近所の子供神輿を法被を着て担いだことはありますが何の祭りだか知らなくて。代表的なお祭りがあるんでしょうけど…知らないです。山車とかそういうのはあるみたいなんですが。ただ今回の映画のおかげで日本のいろんなところに1年に1度こういうお祭りをやっているところが沢山あるというのを知りました。去年は1300年近く続いている祭りを撮影のために2回やっていただいて、地元の方にものすごく協力していただきまして。実際にお祭りを2回に分けて撮っているんですが、役者以外は出ている人が2回ともほとんど同じ人という、要するに地元のほとんどの人がこの映画に参加してくださって。祭りを2回やった中にたまたま我々が混じって参加して撮影したという形に過ぎないような感じで」

武正晴監督
坂田さん
「ありがたかったですね」
武監督
「みなさん、だんだんカメラのことなんか忘れてましたから」
坂田さん
「ちゃんと祭りをやっていたんですよね」
武監督
「坂田さんなんか途中で素の顔になってました」
坂田さん
「だって本当に痛いんですもん」
武監督
「実は後ろにいる眼さんが全然担いでいないんです」
坂田さん
「神輿と言うのは同じぐらいの身長の人が担がないと力が分散されていかないんです」
武監督
「演出上、前に坂田さんで、後ろが眼さんじゃないと行けなくて。本当だったら野田君(眼さん)が前に来た方がいいんですよ」
眼さんの話が話題に出てきたところで「Amazing Grace」を吹きながら野田役の眼鏡太郎さんが登場。
坂田さん
「噂をすれば!」
武監督
「これどういうこと?」
眼鏡太郎さん(以降、眼さん)
「裏で緊張していましたが、このタイミングで入るべきかなとトランペットを吹くためだけに新幹線できました」
ここからは眼さんも入ってのトーク。
武監督
「眼さんが本当に神輿に届かないから…」
眼さん
「坂田さんは本当に大先輩ですし、申し訳なくて。僕の分も担いでいただいてる感じで」
坂田さん
「肩に力が乗っかっていないのに乗っかっている体で辛そうな顔をしているというのが僕、本当にむかつきましたもん(笑)」
眼さん
「本当にすいません…」
武監督
「それをこの間坂田さんから聞いて、さっきここで観ていたんですが、手で上げている体で確かにそうなんですよね。あれは一緒にやっている人はむかつきますね(笑)」
眼さん
「皆さんに謝りました・・・」

左 眼鏡太郎さん
Q.あのシーンは本当に危険だったんですよね。そこまで役者さんたちが鹿児島弁をしゃべっていたのが「あぶない!」って標準語に戻っているという(笑)
武監督
「それが一番わかるのは太賀君ですよね。「すべるよ」って普通の言葉で言っているという。アフレコで入れ直したんですが。坂田さんも「危ない、危ない」とか「オッケー」とか言ってましたし(笑)。でもあそこは本当に地元の方も緊迫するところで。後から聞いたんですが、階段というか足場があったんですが、あれは江戸時代くらいから続いている足場で、先人の人たちが神輿の足場をこういう順番に行きなさいという風に教えてくれていて。あれがないと本当に危ないんです。昔の人は次の時代の人達に神輿を担がせることで何か知らせるという。そういうあたりがお祭りや儀式というのはよくできています。今まで僕らはそういう儀式に参加してこなかったので今回の映画で参加できて本当に良かったと思います」
Q.なぜ日本の最南端大隅町で映画を撮ることになったんですか?
武監督
「足立紳さんという脚本家さんが市川森一賞という賞を受賞した時の授賞式で今回のプロデューサーの高橋さんとお会いして。その方が足立さんと鹿児島で映画を作ろうという話をしていると言われるので、うちの父も鹿児島出身ですと話したら、「お祭りの話なんです」って写真を見せられました。この祭りで映画が出来るのかなと思って。足立さんが1年後にシナリオハンティングに行ったんですが、戻ってきて浮かない顔をしていて。「担ぎ手いないし、神輿をトラックで運んでいましたよ」って言うんです。それでも映画にしないといけないので、これをこのまま映画にしてしまえばいいんじゃないかとシナリオを作ってみたんですが、一番不安だったのは町の人が怒り出すんじゃないかと。役場の人とか、実際の場所の名前を出して撮影しますし、町長もあんな感じで、クソ祭りとかクソ田舎とか出てくるので大丈夫かなと思ったんですが、全部OKしてただいて。一番ハードルが高かったのは今まで女人禁制でやってきたものに女性が手を触れていいかどうかだったんです。恐る恐る聞いたら「いや撮影の時は神様は乗ってないのでいいですよ」って(笑)。おおらかな所だなって。父親が鹿児島出身だったというのが映画を撮るきっかけなんですが、実は足立さんのお母さんも鹿児島出身で、町長役の榎木孝明さんと同じ高校に通っていたそうです。面白いですよね」
坂田さん
「薩摩半島の方は電車が通っていてメジャーなんですけど、大隅半島というのがなんともマイナーな感じで」
武監督
「薩摩半島側では『RAILWAYS』を撮影していたんですよね。こっちは"レイルねえよ”って感じで(笑)、かたや大河ドラマの『西郷どん』も撮影していてあの時鹿児島はすごかったです。
空港から2時間半鉄道がないっていうのはいい思い出になったんじゃないですか?」
眼さん
「そうですね、まさか鉄道がないとは思わなかったですね」
武監督
「あれから南大隅に行きました?」
眼さん
「いや、行ってないです。トランペットを吹きにいかないといけないですね」
武監督
「眼さんは実はお分かりかもしれませんが、さっき吹いた曲しか吹けないんですよ。特技にトランペットと書いてあったので、撮影が始まる前に今回はセリフがない役なので申し訳ないから、特技にトランペットって書いてありますし、トランペットやりましょうよって言ったら「実は1曲しか吹けないんです」って。ケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さんの舞台で吹けと言われて吹いただけでほとんど吹いてないって。だからトランペットが特技っていうのは嘘だったんです。ただその曲のおかげで台本にトランペットを吹くシーンが増えたんです。眼さんのおかげで出来たんです」
フォトセッションでは観客も写真撮影はOKで、作品をどんどんSNSで広めてほしいと坂田さんが呼び掛けた。
舞台挨拶後にさらにお話を伺った。
武正晴監督、坂田聡さん、眼鏡太郎さんインタビュー
Q.脚本の足立さんとのこの映画の企画はいつ頃から始まっているんですか?
武監督
「『百円の恋』の後ぐらいから企画は始まっています。『噓八百』もそうですが、時間がかかるんです。あの頃に足立くんが書いたものが今たくさん形になっています。プロットは出来ていたんですが、シナリオハンティングに足立さんが出かけたのは『噓八百』のクランクアップの日だったと思います。現地に行って見たものを取り入れてシナリオ修正をしたり、役者さんの特技とかで野田さんのトランペットが追加になったりと順番にブラッシュアップしていく感じです」
Q.足立さんはこういうヒロインを描きたかったと話しておられましたが、監督はいかがですか。
武監督
「時代的にセクハラ、パワハラ、コンプライアンス問題などが我々の業界にもかなり押し寄せてきて息苦しいなと感じていたところだったのでそれを女性キャラクターの中に放りこんでみたらどうだろうと思いました。
祭りを知ってもらうためにストレンジャーが知らないところにいくという図式を取るには典型的ではありますが、東京から取材にやってくるというスタイルの方がよくて、マスコミに関わっているキャラクターの方が今の世の中を投影しやすいんじゃないかということもあり、主人公が色々言っている部分は僕や足立さんが思っていることをセリフにしています。ただこの役をやってくださる女優さんがいるのかなというのが疑問だったんですが、夏帆さんが「面白い、こういう役をやりたかったと手を挙げてくださいました」
Q.貴子にモデルがいるとか、女子アナにこういうイメージを持っておられたりとかではないですか?
武監督
「それはないですね。主人公が性格悪い方が映画は作りやすいんです。『百円の恋』も『噓八百』もそうですがスタートの段階でちょっと微妙なキャラクターである方が成長の度合いを描きやすい。成長する必要はないんですけど、映画が終わった先のストーリーで僕らの知らないところでもう少しまともになるんじゃないかという希望や期待を込めているところもあります。彼女はあまり変わらないんだけど、何かを取り戻すというか。子どもの時になぜこの仕事をやろうと思ったのかという純粋な部分というのは僕らにもあるのでいつもそこに向き合って、なぜ今自分はこれをやっているのかと考えるときというのは必ず原因がある、そこを描きたかったんです。我々自身がなぜこの仕事をやっているのかというのを主人公と共に改めて気が付かせてもらった感じです。女子アナが不倫したというニュースがテレビでは大きく取りざたされていて、それを見た人たちが喫茶店とかで話している内容もその話だったりするんですが、僕や足立さんはテレビを見ないのでそういうことを知らなくて。もっと他に取り上げなければいけない問題はたくさんなるはずなのに、そればかり大きく報道されていて。昔はそんなことは無かったと思うんですが、テレビで真剣な顔して延々とやっているのがなぜかわからなくて、そのあたりを足立さんが取り上げて書いてきたんですね。僕よりは足立さんの方がテレビは見ているかもしれませんが、彼が書いてきたのでああ、世の中今こうなっているんだって僕は知るんです」
Q.鹿児島での合宿スタイルでの撮影だったんですか?
坂田さん
「宿泊施設が一カ所しかないですし、コンビニも車で40分行かないとないところなので合宿ではないですが自動的にそうなってしまいます」
Q.地元の方との交流はありましたか?
坂田さん
「道を歩いているとよそ者が来たという目で見られるので、ご挨拶して話しているうちに、帰らせてもらえなくなるんですよ、東京に。撮影の合間に4日間ぐらい空いていても帰れなくて地元の人と話していました」
眼さん
「坂田さん、とても地元の方に人気があって」
武監督
「坂田さんはオープニングに出てくる何を言っているかわからないくらいの鹿児島弁を話す90歳ぐらいのおじいちゃんに気に入られて。僕たち撮影隊が帰った後も、ここにいろと言われていました(笑)」
坂田さん
「役場の人の服を着ていたので地元の人と思われたのかもしれないですね。あの方が話す映像は本当に貴重な資料映像になると思います。何を言っているか全然わからなくて」
武監督
「今の鹿児島弁は標準語になっているそうなんです。昔の人が話していない鹿児島弁らしいです。テレビというのが日本人の文化を変えているので方言がなくなっているんですよね。あのおじいちゃんは本当に何を言っているのかわからなくて地元の人もわからない。通訳さんがいましたよね」
坂田さん
「海賊の暗号文化みたいな感じで他の地域の人達が聞いてもわからないようにしていった方言なんだそうです」
Q.方言は役者さん同士で練習されたんですか?
坂田さん
「地元の人に喜んでもらえるというのが第一なので方言はしっかりと覚えるというのが撮影前の宿題でした。まずそこをクリアしないと中に入れてもらえないだろうと思っていたんですが、地元の方たちは大歓迎してくださって。限られた時間でイントネーションなどで近づけて行ったりはするんですが、結局地元の人にはなれないんですよ。なろうなろうとすると自分が実際にやらなければいけない感情部分、役者業が疎かになってしまうと言うのがあるので、太賀君と話していたのは70点以上、いわゆる平均点以上の方言力でそれ以上は望まなくていいから、それよりは感情で方言のイントネーションを怠ってしまったとしてもよしとしようと」
Q.この映画は変えの聞かない映画だという話が先程の舞台挨拶で出ていましたが、特にそれはどのシーンでしょうか
眼さん
「御輿を担ぐシーンですね。御輿を担ぐ意義もそうですが、地元の人と撮った映画ということです。撮影のためだけにそこに住んでいる方々が本当の祭りではないのにすごく協力的で、喜んでくださって。ずっと昔の人から受け継がれてきたものを担いでいる、言葉ではなく伝わるものがあって感動します。僕は担いでなかったですが(笑)。僕は方言も話さなかったんですね。皆さんすごく苦労されていて、部屋にこもって練習されたりしたんですが、自分だけやってないのでなんか申し訳なくて。坂田さんの部屋で僕は大体飲んでいたんですけど、「今日は来ないで」と言われると、あ、今日は練習するんだなと。じゃあ同じく方言を話さない宇野祥平さんと二人で飲んでます…と(笑)」
Q.祭りのシーンは役者のセリフはほとんどなく、役者の表情と音楽で描かれていますが、その演出はいつ決められたのでしょうか。
武監督
「シナリオを作っている段階からですね。祭りのシーンは挑戦でした。そんなもの観たことないし、観て面白いと思ってもらえるのか、それを面白くしなくてはと思った時にどうしたらいいのかなと。かなり音楽はこだわりました。行進とかパレードのようなイメージで作りました。なので今日の上映もシネスコサイズ(横長サイズ)でやってもらったんです。歩むということをテーマに捉えたんですが、それに観た方が乗っかってくれるかどうかは我々の腕次第で。『嘘八百』もそうですが、茶碗を作るという行為が果たして面白いのかと。それは映画にすると面白いんじゃないのかなと思っていて。つまり普段面白くないものが映画になると面白くなるということを証明しない限り我々がやっている仕事の価値はない。普段面白いものは映画にすると面白くないことに気づいてますし、そこの辺りが勝負ですよね。毎回毎回お題が大変で、どうしたらいいんだ?って最初は悩むんですけど、逆にやる価値がある仕事なんだと。映画というのはこういうものだと思ってやってます」
映画『きばいやんせ!私』http://kibaiyanse.net/ は現在全国公開中。
東海地区ではセンチュリーシネマで上映中。
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人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
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「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
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撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
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第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
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『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
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映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
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阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
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ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
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『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
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白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
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第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
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映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...