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日常の足元に広がる、愛おしい雑草の世界 映画『ザッケン!』
実在する「雑草研究部」をモチーフに脚本家で映画監督の上村奈帆がモノガタリラボと原作を開発したコミック「ザッケン!」を実写映画化した映画『ザッケン!』が4月3日(金)より公開される。
あらすじ
流されるままに日々を過ごし、自分が何をしたいのか、何者なのか分からずに迷う女子高生・杉野ゆかり。そんな彼女がある日出会ったのは、周囲から「ドクダミちゃん」と呼ばれる雑草マニアの同級生・徳田みみ。
雑草なんて、どれも同じじゃないと思っていたゆかりに、みみは足元に息吹く名もなき草花たちの個性を熱っぽく語る。存続危機状態の「雑草研究部(通称:ザッケン)」を復活させようと奮闘するみみに巻き込まれるうちに、何にも心が動かず、青春不適合者だと思っていたゆかりは今まで見過ごしてきたありふれた日常にある美しさに気付き、高校生活を楽しみ始める。
息吹く~!映画に吹き込まれた「原作」以上の充実感
東京都立日比谷高校に実在する部活動をモチーフに、上村奈帆監督とモノガタリラボが手掛けた原作コミックの世界観が、そのまま、いやそれ以上に映画で表現されている。これは上村奈帆自身が脚本、監督を務めていることが大きい。
実際に雑草を食べたり愛でたりするリアルな演出、軽やかな音楽、ぴったりハマっているキャスティングなど細部にわたり原作者、映画監督としてのこだわりと愛情が注がれており、原作ファンも納得の「唯一無二の雑草青春グラフィティ」が誕生した。
ダブル主演を務めるのは、今注目の若手女優。『蔵のある街』(2025)で映画初主演を果たし、『とれ!』(2026)で長編映画単独発主演と主演作が続く中島瑠菜は空虚感を抱えながらも変化していくゆかりを等身大で瑞々しく演じ、連続テレビ小説「おむすび」や日曜劇場『マイファミリー』(2022/TBS)で二宮和也の娘・鳴沢友果役を好演し注目を集める大島美優は、独特の感性を持つ「ドクダミちゃん」ことみみを天真爛漫かつ力強く体現した。
原作もそうなのだが、ドクダミちゃんという強烈なキャラクターに振り回され変化していくゆかりの視点で描くことで、観客は同じ視点からグッと作品に引き込まれていく。
さらに、八神遼介(ICEx)や仲村悠菜(私立恵比寿中学)、阿佐辰美といったフレッシュな顔ぶれも揃う。ザッケン存続に頭を悩ます2人の担任の福澤先生には大河ドラマ「豊臣兄弟!」の浅井長政、アクションコメディドラマ「俺たちバッドバーバーズ」の美容師とここ数年で振り幅の広い様々な役柄を演じている中島歩が扮している。中島歩の絶妙な芝居の間や表情にはユーモアと優しさが溢れている。どんな福澤先生になっているかは注目して見て欲しい。またゆかりの両親には土屋伸之(ナイツ)、板谷由夏、そして「野草マニア」として知られる岡本信人がばっちりの適役を演じており、雑草好きな人達からも「間違いない」映画になっている。
雑草監修にはTV のバラエティ番組などでも活躍する日本有数の野草愛好家・のん365 日野草生活が担当。映画の中ではドクダミちゃんが道ばたの草花を“雑草”としてではなく、名前や効能までしっかりと楽しくゆかりたちに説明しており、嫌なにおいがしないドクダミ茶は観ていて飲んでみたいと筆者も思わずにはいられなかった。
「青春」とは、何かに熱狂することではない。将来に関係のないことを楽しむこと、立ち止まって足元に咲く小さな花の名を知ることも、仲間と過ごした些細な時間もまたかけがえのない青春の一ページ。
学校という社会で、雑草のように強く、しなやかに自分らしくあろうとする彼女たちの輝きは、かつて学生時代を過ごしたすべての人、そして今を生きる若者たちの胸にじんわりと響くはずだ。
映画『ザッケン!』 https://www.zakken2026.com/
は2026年4月3日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開。
東海三県ではミッドランドスクエア シネマ、イオンシネマ(ワンダー、豊川、常滑、桑名)、ユナイテッド・シネマ(豊橋18、稲沢、阿久比)、MOVIX三好、109シネマズ 明和で公開中。
キャスト:
中島瑠菜、大島美優
八神遼介(ICEx)、阿佐辰美、豊島心桜、仲村悠菜(私立恵比寿中学)、山﨑光、中村守里
中島歩、土屋伸之(ナイツ)、板谷由夏
岡本信人
スタッフ:
監督・脚本:上村奈帆
原作:上村奈帆・モノガタリラボ / 漫画:プクプク「ザッケン!」(小学館「マンガワン」連載)
音楽:入江陽
主題歌:湊ゆず「雑草図鑑」
雑草監修:のん365日野草生活
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイト: https://www.zakken2026.com/
Ⓒ2026 上村奈帆・モノガタリラボ・プクプク/小学館/『ザッケン!』製作委員会
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