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みんなが僕のストレージ(映画『クソ野郎と美しき世界』名古屋舞台挨拶レポート)

映画『クソ野郎と美しき世界』公開記念舞台挨拶が名古屋ミッドランドスクエアシネマで開かれ、香取慎吾さんが登壇した。
上映前の舞台挨拶のレポートをお届けする。

今日は舞台挨拶前半は観客も全て撮影がOK。
観客とのキャッチボールも多い舞台挨拶となった。

香取さん
「本日はご来場ありがとうございます!」

 

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・北に南に。いろんなところに行かれていますね

香取さん
「初日は岩手から福島。福島で新幹線が止まって、走ってぎりぎり間に合って。二子玉川でみんなと合流して終わってから打ち上げをしました。楽しかった…。最後は何時だか思い出せないんですけど、太田監督と園監督と僕で話していました。二人がとても仲良く話している間に僕はいまして。面白かった。その場には浅野忠信さんと満島真之介さんも駆けつけてくれて。エピソード4で僕がいるところに浅野さんたちもいますけど、会ってないんですよ。初めてお会いしました。尾野真千子さんは…一切会ってないです」

・撮影期間は4日間と伺いました

香取さん
「僕のエピソードは4日間。その後でエピソード4を最後に撮ったんですけど…朝から晩まで撮っていたのもあり、何日で撮ったのかもう覚えてないです。草彅と稲垣が来たら『慎吾あれ?まだいるの?昨日の夜もいなかった?いつからいるの?』って。『今日の朝からいるよ。』って言っていたら先に吾郎ちゃんがまた『先、帰るね。」と言って帰っていって。翌日の夕方ぐらいにまたやってきて『まだやってるの?』って聞かれたというのがエピソード4です」

・作品にはいろいろな要素がありますよね。ラブも笑いもアクションも

香取さん
「SNSとかを見ていたら『お子さんを連れて行っていいのかちょっと心配』という意見があったんですけど、そういう方に皆さん、観終わったら平気だよというつぶやきもよろしくお願いします。結構バイオレンスでエロでというイメージもあるじゃないですか。でお子さんを連れて行くか迷ってるって。(遠くを見て)あ、すっごいちっちゃい子いるね。君は大丈夫だね、わかんないもんね。うわー。すっごい笑顔(笑)」

・香取さんの作品はファンタジーだったり、子どもが大好きなものが出てきますね

香取さん
「まさかでしたよね。クソ野郎っていう映画でどんなクソ野郎が描かれるのかと思ったら僕のところが一番クソ野郎でした(笑)こんな直球で来るとは。」

・脚本や演出は途中で変わったりしたんですか?

香取さん
「監督がそれぞれいるじゃないですか。原案は監督じゃないんですよ。新しい地図を立ち上げてくれた優秀なクリエーターの皆さんが作ってくれてそれを監督たちが脚本にしていったんです。初日舞台挨拶の時に園子温監督が山内監督に
「あの歌喰い役の中島セナちゃんがいいね、そこは山内監督が考えられたんですか?」と聞かれたんです。山内監督が「もともとは違った。」と返して。『え、じゃあ男の子だったの?』と園監督がまた聞き返したんですね。『いや違うんです。』って。『女の子でもなく男の子でもない。じゃあ何だったの?』と聞いたら『男だった』と。僕の横にいるのが男。園監督はそれを聞いて『気持ち悪いなあ。よかったなあ女の子で』って。山内監督がどんどん脚本を変えて女の子にしてくれたんですね。添い寝するシーンがあるんですけど男だったらと思うと…。しかも歌を喰うってなったら恐ろしかったですよね」

・中島セナちゃんは11歳なんですよね。

香取さん
歌喰いなセナちゃんはまだ11歳で初めてお芝居したんです。モデルさんなんですよ。山内監督がキャスティングを考えているときに偶然見た雑誌に彼女が写っていて、『あ、この子だ!』と思ってオファーしたそうなんですけど、もう緊張の塊で。緊張しないようにと思って一杯話しかけたんです。11歳って僕も仕事を始めたときだから色々よくわかって。でも途中で気づいたんです。彼女は緊張しているから静かなのではなくて元々静かな子だった。緊張がほぐれたからと言って「そうですー!」という感じになる子ではなくて。「はい…そうです。」という感じで。好きなことを尋ねると『本を読むことが好き。』と言ったので、そういう子だからあまり話しかけないようにしてあげようと思いました(笑)。彼女がいるから撮影期間は4日しかないのに夜8時にちゃんと終わります。8時に向けてスタッフも必死に頑張る。よく映画って夜中まで撮るじゃないですか。彼女を8時に帰して、残った僕だけのカットを撮って8時半ぐらいにアップする。『朝早くからお疲れ様でした』ってスタッフから言われるんですけど『全然大丈夫』って言って8時半に帰れる。男だったら夜中まで『お前の歌を喰ってやる!』とか言われて撮影していたと思います(笑)」

映画の中で歌われている『新しい詩』がAmazonミュージックで発売されて1位になったことも香取さんから発表された。

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・今日はテレビ塔にも寄られたそうで。

香取さん
「テレビ塔に行ったり。矢場とんを食べたり。あ、お弁当を食べたんです、車の中で。とんかつが2段になっていて(多分わらじかつ弁当だと思われる)。とんかつ二段の割にご飯の量が合ってなくて。あとフルーツ大福も食べました。あれ何?あのおいしさ。」

・フルーツ大福は初めてですか?

香取さん
「どうだろう?初めて?(観客に尋ねる)僕の記憶はみんなが持ってるから。(観客の反応を見て)あ、初、初だそうです。」

・さっきいつ名古屋に来られました?って伺ったら「みんなが知ってるから」って言われてました

香取さん
「いつ来た?名古屋。え、おじゃマップ?」
(観客から「どまつり!」と色々なところから声が)

香取さん
「あーーーー!あれ大変だった!面白かったあれ。ね。ほらみんな知ってるでしょ?皆さんが僕のストレージですから」

香取さん
「この映画はエンドロールに新しい地図nakamaって出てくるんです。会員になってくださったみなさんの会費がそのまま製作費になっているんです。皆さんへの感謝の意味もあるんですが、本当にそのまま直で皆さんが製作者なんですよ。最初はその予定はなかったと思うんだけど、応援してくださる方が本当にたくさんいらして、このお金で映画が作れないかと話し合いをしまして。クラウドファンディングしたわけではないのに皆さんの支援が作品になったんです。宝物です。ありがとうございます。」

ここで香取さんのInstagramのストーリー撮影が行われた。客席へ降りて行っての大掛かりな演出がどうなったかは香取さんのInstagramでご確認を。

香取さん
「皆さんにあえてすごくうれしい。皆さんのお顔を直接見られる日がこんなに早く来るとは。もう本当に思ってもなかったから。この映画と皆さんのおかげで僕は今すごく幸せです。これからもよろしくお願いします」

園子温監督による『ピアニストを撃つな!』、山内ケンジ監督による『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』、太田光監督による『光へ、航る』
どれも監督の色が出ている。その3つの話の人物が登場する児玉裕一監督の『新しい詩』。このエピソードをどう解釈するか。
それは観た人にゆだねられる。3つのエピソードがエピソード4へとなだれ込む。
クソ野郎の生きる道の先にあるのは新しい道かそれとも果たして?

『クソ野郎と美しき世界』 http://kusoyaro.net/index.html は4月6日より2週間限定で公開中。

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