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黄金の輝きは、ここから始まる─冴島大河、若き日の物語(映画 劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』)

10月17日(金)より新宿バルト9他で全国公開される劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』は、特撮アクションドラマの金字塔『牙狼<GARO>』シリーズの最新作にして、すべての始まりとなる物語だ。

人間の邪心に取り憑く"魔獣"ホラーと、それを殲滅する使命を帯びた"魔戒騎士"たちとの暗闘を描いてきた牙狼<GARO>シリーズは、熱烈なファンからの支持を受け、2025年で20周年を迎える。本作は、黄金騎士ガロ=冴島鋼牙の物語から始まった「冴島家シリーズ」待望の最新作だ。

主人公は、鋼牙の父であり、のちに伝説の黄金騎士となる冴島大河。本作では、牙狼<GARO>シリーズで幾度も熱戦を繰り広げてきた大河の若き日の戦いが初めて明かされる。キャッチコピーの「強くなれ。それは始まりの物語」が示す通り、最強の魔戒騎士の家系に生まれた一人の青年が、いかにして伝説へと至るのか。その熱い戦いと成長の軌跡が、鬼才・雨宮慶太の創造した圧倒的な世界観の中で描かれる。

物語の核となるのは「羅針盤」と「四神」をめぐる戦い

物語は、黄金騎士ガロの称号を継承する魔戒騎士の家系・冴島家に生まれた若き魔戒騎士、冴島大河が、黄金の鎧を受け継ぎ、魔獣ホラーとの闘いに明け暮れている日々から始まる。大河に番犬所から下された新たな指令は、魔獣ホラーの手に堕ちた魔導具「羅針盤」の奪還。「羅針盤」は、人間を守護する大いなる力を持つ青龍、朱雀、玄武、白虎=四神の魂が納められ、人界の安寧を司る重要なアイテム。聖獣の力を狙い、羅針盤を奪ったのは喰らった者の力を手にする魔獣ホラー・蛇道。彼は、聖獣を喰らい、その強大な力を我がものにするべく暗躍していた。大河は、聖獣の祠に仕える魔戒導師・吹奇とともに、「羅針盤」を取り戻すための戦いに身を投じる。

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

主人公・冴島大河を演じるのは、初映画出演で主演を射止めた北田祥一郎。黄金騎士ガロの称号を持つ若き騎士としての剣の腕は凄まじい一方で、人を思いやる心を忘れぬ優しさを併せ持つ青年を熱演。大河と行動を共にする魔戒導師・吹奇役には神嶋里花。番犬所より命を受け、羅針盤奪還のため大河を支える重要な存在だ。四神の一角である聖獣・白虎を演じるのはどんな役も巧みに演じる名優・波岡一喜。風の力を操りながら、愛する人間の世界を楽しむため度々「羅針盤」から抜け出し、魔戒導師たちを困らせるというユニークなキャラクターだ。強敵魔獣ホラー・蛇道役の瀬戸利樹は、その異名の通り、美しさと恐ろしさを兼ね備えた悪役として大河の前に立ちはだかる。

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

本作で原作・脚本・監督を務めるのは、シリーズの生みの親であり、想像を超える世界観で世界中のファンを魅了し続ける鬼才・雨宮慶太。彼が創り出す唯一無二のダークファンタジーな世界は今回も圧巻だ。アクション監督には、映画『HiGH & LOW THE WORST X』などを手がけ、『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』でも牙狼<GARO>のアクションを新たなステージへ導いた鈴村正樹が担当。音楽面では、シリーズを彩ってきたJAM Projectが主題歌『TAIGA~守りし者よ風の如く〜』を担当。熱い魂のこもった歌声が、若き黄金騎士の戦いに壮大な鼓動を与える。

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

若き冴島大河が、騎士としての宿命と向き合い、「守りし者」として成長する姿を描く劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』は、シリーズの原点を知る上で欠かせない作品だ。北田祥一郎が演じる大河は第1シリーズの冴島鋼牙の初々しさと、渡辺裕之が演じた鋼牙の父・大河の姿を随所に想起させる。雨宮監督が自ら監督を務めたこともあり、第1シリーズを思い出す部分がいくつもあった。シリーズ20周年作品だから、シリーズを知っていないと見られないわけではない。はじまりの物語だからこそ、本作を観た後にまた第1シリーズから観たくなる。シリーズ20年をずっと観て来た人は最新の技術の中で、あの頃と変わらない雨宮イズムを感じることができる。そして渡辺裕之が演じた冴島大河という男の強さと優しさを改めて感じることが出来るだろう。

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』 https://garo-project.jp/TAIGA/ は10月17日(金)新宿バルト9ほか全国公開。東海三県では109シネマズ名古屋、MOVIX三好、ユナイテッド・シネマ(豊橋18、稲沢、阿久比)、イオンシネマ(各務原、津南)で公開。

出演:
北田祥一郎
神嶋里花 波岡一喜
ひょうろく 肥後克広 影山ヒロノブ
瀬戸利樹

原作・脚本・監督 雨宮慶太
製作・制作 東北新社
特別協力 サンセイアールアンドディ
エグゼクティヴ・プロデューサー:二宮清隆
プロデューサー:安養寺紗季
ラインプロデューサー:阿久根裕行
アクション監督:鈴村正樹
音楽プロデューサー:井上俊次 音楽:栗山善親 寺田志保
撮影:長野泰隆 照明:吉角荘介 録音:石寺健一
美術:遠藤剛 スタイリスト:黒田匡彦
ヘアメイク:山井優 特殊衣装製作:JAP工房
特殊造形統制:中田彰輝 特殊メイク:Amazing JIRO キャスティング:山口正志 編集:長坂智樹
VFXスーパーバイザー:鹿角剛 中川茂之
フィニッシングエディター:岡本義典
カラリスト:田中諭 音響調整:浅川祥幸
サウンドデザイン:加藤博紀 スクリプター:栗原節子 助監督:松田康洋 制作担当:石橋陸
主題歌:JAM Project『TAIGA~守りし者よ風の如く〜』
配給:東映ビデオ
©2025「TAIGA」雨宮慶太/東北新社

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