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相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
2022/08/22
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。
母親に会うために児童養護施設を飛び出した13歳の中学生・優太は母親に再会するも、一緒には暮らせないと言われ、絶望する。施設の職員の追っ手を逃れ、当てもなく辿り着いた海辺で、軽トラで暮らすホームレスの男・坂本(オダギリジョー)に出会い一緒に暮らしはじめる。
主人公・優太はオーディションで選ばれた15才(撮影時13歳)の白鳥晴都。優太が出会う高校生・詩織には映画『ある船頭の話』で主演した川島鈴遥。そして優太が一緒に暮らしはじめる坂本にはオダギリジョー。この3人を中心に話が展開する。松本まりか、若葉竜也、仲野太賀、片岡礼子、木竜麻生、駿河太郎と演技派が脇を固め、孤独な主人公が社会の理不尽さの中で、人との出会いを通し、成長していく姿を描く。
松本優作監督にお話を伺った。
Q.この作品を作ったきっかけを教えてください。
松本優作監督(以下 松本監督)
「スタイルジャムという制作プロダクションの甲斐真樹さんという方がいらっしゃるんですけれども、その方が作られた映画が好きだったんですよ。青山真治監督の『サッド ヴァケイション』とか『共喰い』とかもそうですし、青山監督の作品に限らずですけど。いわゆるスタイルジャム映画がすごく好きだったので、いつかスタイルジャムさんでやりたいなと思っていたところに、甲斐さんとお会いできる機会をいただいて、もうこんなチャンスは滅多にないので、今まで構想していたアイディアとかをまとめてプレゼンしに行ったというのがきっかけです」
Q.プロットみたいなものを出されたと。
松本監督
「そうですね。10ぺージ行くか行かないかぐらいのプロットをお渡しして、一回企画の話をしようというところから気づいたら1年後に撮影が始まっていました」
Q.それはかなり撮影までが早いですね。プロットを書いて脚本書いて、何十稿も重ねるともっとかかることも多いですよね。
松本監督
「コロナ禍というのもあって、良くも悪くもですけど、他に仕事がなかったんです。この作品のためだけに時間を使えて」
Q.プロットに書かれたことというのはいつ頃から考えていたものなのでしょうか。
松本監督
「テーマ自体は、長編自主映画として作った『Noise ノイズ』から変わっていないんです。学生時代から同じテーマで映画を作っていたので。形は違うと思うんですけど、結果として同じテーマを描いているなと」
Q.松本監督は脚本も手掛けられていますが、脚本はすぐ書ける方ですか?
松本監督
「うーん…。あまり早くもないかもしれないです。一旦話を書ききるのは早いです。そこからブラッシュアップしていくんですが、それはゴールがないものなので。一旦最後まで書ききらないとやる気が起きないタイプなので、書ききって、そこから推敲する形をとっています」
Q.劇中で川島さん演じる詩織が焚き火の火を見ながら語るシーンが2回出てきます。このセリフを入れたことには監督の思いや意図はありますか?
松本監督
「今月8月27日から『バグマティ リバー』というネパールで撮った短編映画を公開するんです。それを作るきっかけは、2018年に登山家の栗城史多さんがエベレストに登るのでドキュメンタリーを撮って欲しいという依頼を受けて一緒に行って、撮影していたんですが、僕は撮影途中で高山病になって、ドクターヘリで下山することになってしまって。その直後に栗城さんは滑落事故で亡くなられてしまったんです。ネパールにバグマティリバーという川があるんですが、それはネパール版ガンジス川みたいな川なんです。ネパールの人は亡くなったら、基本的にはバグマティリバーの火葬場で燃やして位牌を川に流すんです。日本人だけに限らないですが、人が亡くなったら、悲しいじゃないですか。ネパールの場合は亡くなったことに対して悲観的ではなくて、逆に新しい人生を歩めるから、全然悲しくないよねという考え方で、泣いている人も少ないんですよ。その感覚が僕にはすごく新鮮だったというか、ある種ちょっと楽になる部分があるなと思ったんです。火は人を殺すことも生かすことも出来るという多面的なところがあるじゃないですか。ネパールでの経験から見方によっては不安にもなるし、あたたかくもなるという火にその相反する死生観みたいなものを込めています」
Q.優太役の白鳥晴都さんの芝居をすごい子が出てきたと終始感じながら観ていたのですが、白鳥さんはオーディションで選ばれたんですか?
松本監督
「そうです。一つ面白いエピソードがあって。たくさん事務所から役者さんのプロフィールが書かれている書類が届くんですけど、その書類の中にはイメージに合う方と合わない方がいて、書類で選考してオーディションまでは来てもらわない方もいるわけです。たまたま1枚落ちていた書類があって。それは呼ばない側として分けられた書類だったんです。その書類を改めて見て、ちょっと呼んでみようと思って、来てもらう側に変更したんですが、それが晴都くんだったんですね。そこで書類が落ちていなかったら、優太は彼ではなかったかもしれません。今回はオーディションでラストシーンを演じてもらったんです。相手役を僕がやったんですけど、彼に見つめられた時にすごくドキッとして。優太はこの子しかいないなと思いました」
Q.優太は主人公ですが、あまりセリフは多くないので、その分白鳥くんの表情に引き込まれたのですが、何か松本監督から演出されたりしていますか?
松本監督
「そうなんです。セリフ量は基本的に少なくしたいなというのが前提にあるので、彼のセリフはすごく少なくなっています。シーンによっては細かく演出したこともあったかもしれないですけど、彼がお芝居をしやすい環境をまず作っていくことが一番大事な仕事だと思ったので、コミュニケーションをいっぱい取るとか、不安があれば何でも話せるような関係になるというのを目指しました。泊まり込みで撮影だったんですが、彼も両親のもとを離れて泊まるのが人生で初めての経験で、大丈夫かなと心配に思うところもあったんですが、なんとか乗り切れて。彼自身も新しい世界に飛び込んでいるので、今考えるとそこが優太とリンクする部分としてあったと思いますね」
Q.詩織役の川島鈴遥さんもオーディションですか?
松本監督
「そうです。川島さんはそもそもお芝居のセンスというか、基礎がすごくしっかりしているので、オーディションを見ていてもやっぱりお芝居はダントツでよかったんです。歌を歌うシーンがあるんですが、プロっぽく聞こえず、綺麗な声で、緊張感を感じながら歌うその感じが詩織役のイメージにぴったりはまったのでお願いしました。川島さんが『ある船頭の話』にも出演されているので、オダギリさんつながりでの出演かなと思う方もいると思うのですが(注:『ある船頭の話』はオダギリさん監督作品)、ちょっと強めに「そこは関係ないです」と言いたいです。本当にお芝居と歌が良かったんです」
Q.オダギリジョーさんにオファーすることを決めていらっしゃいましたか?坂本が非常に人間臭くて好きでした。
松本監督
「最初僕が書いていたおっちゃん像とは結構違うんですよ。もう少し静かな感じで。もちろんオダギリさんのイメージで書いていたんですけど、出演していただくことが決まってから色々話し合っていく中で変わっていきました。テーマが重くてつらい分、ユーモアだったり、ファンタジックな部分とかがどうしても必要だねという話をしていて。前半では笑えるシーンとかを入れて結果的に、豊かなシーンになったと思います。」
Q.坂本と優太の出会いのシーンのオダギリさんの芝居がすごく初対面っぽく見えましたが、撮影は順撮りですか?
松本監督
「撮影は順撮りではないです。ラストシーンは結構前半の頃に撮っていたりしています。出来る限り順撮りを目指してスケジュールは組んでもらってやってはいますが、ロケ地の関係とかがありますね。軽トラの中のシーンは実は結構後半に撮影しています」
Q.オダギリさんと白鳥さんとの間で交流もあったんでしょうか。
松本監督
「お互い全然話さないところからスタートして。お芝居していく中でコミュニケーションが生まれた感じだと思います。あとは地方ロケならではの撮影が終わった後に一緒にご飯を食べるというところで、少しずつ仲良くなっていったので、映画の中とリアルな部分で同じようなタイミングでリンクして仲が深まっていったようです」
Q.片岡礼子さん演じる千里と木竜麻生さん演じる由美香の仕事に対する取り組み方の対比も非常にリアルです。
松本監督
「ある程度ドライでやっていかないと続かない仕事だということを取材を通してお聞きしていました。木竜さん演じる由美香はまだ若いということもあってちょっと肩入れしすぎているところもある。だからもしかしたら由美香はこの仕事が長く続かないかもしれない。片岡さん演じる千里には長年働いていてドライさがあり、木竜さん演じる由美香には未熟さゆえに肩入れし過ぎるところを演じていただいています。難しい微妙なバランスが必要だということを描きたかったんですね」
Q.親と暮らせない優太、親がいて、何不自由なく暮らしているけれど、足りないものを求める詩織、名古屋にいる母に会いに行くといいつつ、なかなか動けない坂本。本作でも満たされないために何かを探す人を描いておられると思います。人それぞれ幸せは違うと思うのですが、松本優作監督にとって幸せとはなんだと思いますか?
松本監督
「難しい質問です。相手のことをちゃんと想像できるような社会になってほしい、そういう人になりたいと思っていて。結果それが幸せにつながるかもしれないと思っています。今、ネット上も含めてあまりにも相手のことを考えていない発言とかがすごく多いなと思っていて。見ているだけですごく疲れてきてしまう。よくこんなことを言えるな、こんな言い方できるなと。相手のことを思う心の欠如がすごくあるなと思います。こんなことを言ったら相手はどう思うかなとかを想像しながら行動していくことが幸せにつながる気がしています」
松本監督が語った幸せに対する思い。それがこの『ぜんぶ、ボクのせい』というタイトルと作品に込められていると感じた。
優太のラストシーンの表情はしばらく忘れられない。

松本優作監督
映画『ぜんぶ、ボクのせい』https://bitters.co.jp/bokunosei/ は現在全国順次公開中。東海3県では愛知 伏見ミリオン座、ミッドランドシネマ名古屋空港で公開中。
短編映画『バグマティ リバー』8 月 27 日(土)より 新宿 K`s cinema にて1週間限定公開
ライター:涼夏(Twitter:@ryounatu)
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