
『月とキャベツ』の縁から生まれた新たな山崎まさよし×篠原哲雄監督作品(映画『影踏み』篠原哲雄監督インタビュー)
2019/11/03
映画『月とキャベツ』を毎年上映している映画祭がある。群馬県中之条町で開催される伊参スタジオ映画祭だ。この映画祭は『月とキャベツ』の撮影をきっかけに始まった映画祭で、毎年シナリオコンクールで選ばれた作品を書いた本人が監督し、この映画祭でお披露目している。
11月15日公開の『影踏み』は篠原哲雄監督が『月とキャベツ』の主演・山崎まさよしを迎え、作り上げた作品だ。
原作は『陰の季節』、『臨場』など警察小説が数多く映像化されている横山秀夫。彼の作品には珍しく、主人公は孤高の泥棒だ。ダークヒーローが暴くミステリーをどのように映画化したのか。10月24日、名古屋で篠原監督にお話を伺った。
Q.いろんなタイプの映画を撮られていると思いますが、横山秀夫さんの作品を映像化きっかけを教えてください。
篠原監督
「変な言い方になりますが、横山さんの原作をものすごく気に入って「作ろう!」と思ったというわけではなくて山崎まさよしくんと次に何かやれないかなあと思っていまして。それが『月とキャベツ』から20周年の頃だったんです。伊参スタジオ映画祭という映画祭では毎年『月とキャベツ』を上映してくれているんですが、シナリオ大賞というものも毎年やっていまして。賞を獲った作品が映画化されていくという流れになっています。その審査員を3年ほど横山さんが務めてくださっていて。僕もやっていたんです。山崎くんと何か映画化したいねと言った時に山崎くんが横山さんファンであることがわかって、横山さんの原作でやろうよという話になったんです。でも大概の作品は横山さんの作品は映画化されているじゃないかと気が付いて。横山さんの作品の中で映像化されていなかったのが『影踏み』なんです。横山さん側から「『影踏み』はいかがでしょうか。山崎さんには合っていると思います」と提案があったんです。そういうことがあって僕も『影踏み』を読んでいいんじゃないかなと。ですのでこの作品に惚れ込んでという言い方ができないんです。もちろん原作は読んで面白かったですし、奇しくも偶然『月とキャベツ』が出来た20年後にやろうとした作品として『影踏み』は原作では主人公の耳の中に声が聞こえてくる人物との話で、自分の分身の存在がいて過去の軋轢やトラウマは分身の消失と共になくなっていくわけです。霊的な存在なんですよね。霊的な存在を凌駕して自分の道を歩み出すという作り方は『月とキャベツ』に似ているので共通項が見いだされてきたんですよ。経緯でいうと歪んでいるというか、原作ありきで進んだわけではないきっかけでした」
役は自分の中から出てくるもの
Q.山崎さんが犯罪者の役というのが驚きではあったんですが、監督から役作りのお願いなどはされたのでしょうか。
篠原監督
「彼が役をやることによって、自然と役作りをしている状態なんです。山崎さんも「演じている人がプロじゃないから監督は何もしないんです」っていうんですが、何もしないのは当たり前です。やるのは山崎さんなので(笑)。だから指導というものはしません。自分が役をやる限りは自分の中からひねり出してくださいという感じで特には何もしていないんです。段々泥棒になってくれればいいやと思っていました。山崎さんって悪い人に見える表情をする瞬間があるんですよ。ちょっと怖いというか(笑)。普段自分の中にないものを出してくださいということは言ってないですが、山崎さんもそれはわかっていたんじゃないですかね」
Q.20年前と比べて山崎さんの演技は上手くなっていますか?
篠原監督
「山崎さんも何年か置きではありますが20年も映画には出演していますから。僕としても4本目です。短編の『けん玉』(Jam Filmsの一篇)と『グッド・バイ』(BUNGO-日本文学シネマ)。『グッド・バイ』では太宰治役なんですよ。上手くなって当然なんですよ(笑)」
Q.役者として山崎さんを起用する魅力は何ですか?
篠原監督
「自然にできるからじゃないですかね。『月とキャベツ』の時もミュージシャン役だったのでほぼ等身大の自分の役が出来たんです。あの時の花火という人は山崎まさよしとは違うから当然それは演じているわけですが、演じていても山崎くんという本性、山崎くんが持っているものが出てくるわけですよ。それはどんな役でもそうでもちろん演じているんですが、その役の何かが山崎くんのどこかと共鳴していないと出来ないわけで。今回はそういうことでいうと泥棒とはいえ、ある程度この役はターゲットを決めて家に侵入する、どこか自分の中で正義のためにやっているところがあるんです。侵入する家は政治関連の小役人で金をくすね取っているような人の家で、そこから金品を盗むということをしているわけですね。泥棒の技術は長年で身につけたものでそれで修一はやっているわけでこだわりを持った職人という言い方が出来るわけです。山崎さんもこだわりを持ったミュージシャン、ギタリスト、歌い手でもあるという本人と共通しているものを見出せると言っていまして、そこは自然体で出来るポイントだと思うんです。泥棒というかつて経験していない役だけど何か自分の中に通底するものが感じられる風に彼も僕もそう思っています。そこが頼りになってくるんです。本人が「やってやれないことはない」と言っているのはそういうことだと思います。現場でもミュージシャンとしてお客さんに見せる表情とは違う表情をしていました。意図的にそういう顔をしていたわけではなく、自然に出てきたんじゃないかと。どこかで本人も役者をやるというときに普段の自分にはないものになれるということに魅力を感じているんじゃないですかね。そうでないと役者をまたやってほしいと人間関係のお付き合いで頼まれたとしてもやらないと思うんです。『グッド・バイ』で太宰治をやった時だって、ある女に頼り切っていることは人間の持っている何かと共通出来るから自分と同一視できると思いますし、『けん玉』では女性と同棲していて売れないミュージシャンという設定で間抜けな男なんですけど、その間抜けさも山崎くん本人がこれはわかるなと思ったから演じたわけで、今回も泥棒という経験はないけど、これは自分なんじゃないかと感じたんだと思います。泥棒という行為ではなく、奇しくも捕まってしまったけれど自分を待っている女性がいることとか、なぜ自分は犯罪を繰り返すのかという理由、過去とかそういった所でしょうね」
キャスティングについて
Q.修一のことを慕う、北村匠海さん演じる啓二の存在もとても大きいですが、北村さんを起用した理由を教えてください
篠原監督
「僕は北村匠海さんという存在がずっと気になっていまして。啓二役には誰がいいかなという話になった時に僕は北村さんがいいんじゃないかと言っていました。他にも候補はいましたが、決定的になったのは去年、『花戦さ』という映画で日本アカデミー賞の授賞式に行っていまして、俳優新人賞を北村さんが受賞したんです。壇上に立っていた彼は明るくなくて。どことなく暗いんです。なんか日陰者のような感じがして。自分がそんなに目立とうとしないでいるというか。恥ずかしがりやな感じに僕は親近感を持っていいんじゃないかと思ったんです。それでオファーしました。」
Q.実際、北村さんの演技はどうでしたか?
篠原監督
「上手いですよね。まだ21歳なんですが成熟しているなと思いました」
Q.北村さんも音楽活動をされていて、竹原ピストルさんも出ていらっしゃって。ミュージシャンとしての何か関係性はあったんでしょうか。
篠原監督
「それは偶然です。北村匠海くんがDISH//というバンドをやっていることはオファーしてから知りました。本人は山崎まさよしくんのことを崇拝しているというか兄のように慕っているというか。リハーサルをしていてもうまく行きました。馬が合ったんでしょうね。最初の本読みの頃から自然に共鳴し合っていたと思います。竹原ピストルさんは山崎くんとはオフィスオーガスタという同じ事務所で仲間ですからお互いをよく知っていますし、竹原さんの方が「山さん、山さん」と言っていて、山崎くんが「おい、ピストル!」って呼んでいるわけで。そのピストルさんに山崎くんは胸倉を掴まれて「あいつ、痛えんだよ、青あざ出来てたよ」と後から言っていました。竹原ピストルさんの方も本気でやってくるので、見ていて面白かったですね」
Q.大竹しのぶさん、滝藤賢一さんのキャスティングの理由も教えていただきたいです。
篠原監督
「母親役は大竹しのぶさんしかいないという思いはありました。偶然『永遠の1/2』という映画で1987年に一緒に仕事をしていたので、大竹さんが覚えてくださっているかは別として、僕はぜひ出ていただきたいと思っていたわけです。大竹さんの方が山崎くんのファンなので共演は出来なくても同じ映画に出たいと言ってくださったとプロデューサーから聞きました。
滝藤さんは何人かいる40代の活躍する俳優の中の1人として自然と名前が出てくる方で、この人の顔も何か一癖二癖ありそうじゃないですか。尾野真千子さんとも横山秀夫さんの『クライマーズ・ハイ』で戦友のような関係だったと聞いていて、尾野さんを好きになる男としては面白いんじゃないかということもありました。陰のある雰囲気、どんな役でも嫌がらないという力量の持ち主じゃないかということでキャスティングしました。演技指導は僕はあまりしませんが場面によって「これ以上過剰にしないで」という指示は出しました。『影踏み』らしさというのは陰と陽の陰(影)になった人を大事にしていくというところもあるんです。尾野さんが演じる久子を介して修一側、次朗側の影踏みを描いている感じです。山崎くん、滝藤さん、北村くんが出てくるクライマックスシーンは影踏みらしいシーンであのワンカットに影踏みらしいものを集約しています」
Q.横山さんの作品を映像化するということで意識したことはありますか?
篠原監督
「横山さんと事前に話をしましたが、横山さんの作品は警察の組織について‟官から民”という描き方が多い中でこの作品は‟民から官”を見ている作品で特に民の底辺の泥棒から見た発想なんだそうです。横山さんは底辺とおっしゃいましたが底辺とは別に僕は思わなくて、修一にとって警察は自分を捕まえ続ける権力ですよね。悪質な手段を使って自分を捕まえようとするのは犯罪で捜査としては違法捜査なわけです。その違法捜査で逮捕されたから、ピストルさん演じる吉川は友達ですが、逮捕されたことには恨みは持っているわけで、なぜ捕まったのかそれを解明したくて始まったストーリーなんです。それなのに吉川は死んでしまう。一人の女を巡る複雑な人間関係の話になっていくあたりは難しかったですね。特に中村ゆりさん演じる葉子を巡る五、六角形というのは実はよくわからなくて。そこに修一も巻き込まれる格好で弁明しようとしている部分もあり、横山さんが作る人間関係は複雑なんです。それは作られたミステリーなわけですが、そこを描かないわけではなくて、リアリティを持って作っていきました」
Q.夜のシーン、昼のシーンで違いをつけた、工夫したなどはありますか?夜のシーンがあったからこそラストシーンの昼のシーンがすごく生きていたと思うのですが
篠原監督
「思い起こせばナイター撮影が多い現場でした。ラストシーンは晴れてくれてよかったなあと思いましたね。撮影の最後だったんです。前日に山崎くんと中尾さんのシーンを二日前の夜にやっていまして、結構徹夜に近くてヘロヘロになった状態で宿にたどり着き、翌日は余力で撮っていたんです。最後に中之条町で自転車のシーンを撮って。いよいよ翌日がラストということになったんですが、前日も晴れていたわけではなくてどんよりしている天気で。このまま行くのかなあと思っていたらカラッと晴れまして、それで撮れたんですよ。ラストシーンはあまり天気が良くなければ翌日に延期するという覚悟もしていたんです。陰と陽という点は観念として持っているものではあるんですが、何かしら起きるのは夜のシーン。あやしいことが起きるのは夜。修一や久子たちが心のよりどころにしているラストシーンのあの場所は作品の中では唯一太陽を受け止められる場所で、あとは暗部という風になっているかもしれませんね。後付けですが(笑)」

篠原哲雄監督
誰が誰の影を踏んでいるのか。自分とは離れることは出来ない影。光が当たって影ができる。自分は果たして光かそれとも影か。
孤高の泥棒が一つの事件を通して過去へと向き合っていく。
映画『影踏み』https://kagefumi-movie.jp/ は11月15日より全国公開(11月8日より群馬県先行公開)。
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
第72回CINEX映画塾 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』足立紳監督トークレポート
第72回CINEX映画塾が3月25日岐阜CINEXで開催された。上映作品は岐阜県 ...
-
2
-
片桐はいりさん来場。センチュリーシネマでもぎり(映画『「もぎりさん」「もぎりさんsession2」上映+もぎり&アフタートークイベント』)
センチュリーシネマ22周年記念企画 『「もぎりさん」「もぎりさんsession2 ...
-
3
-
前作よりゆるさもアクションもパワーアップ!ちさとまひろをゆうりとまことが狙う!(映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』)
普段はゆるゆるな元女子高生、仕事となるとスゴ腕の殺し屋コンビ・ちさととまひろ。 ...
-
4
-
カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟 新作インタビュー(映画(『トリとロキタ』)
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペ ...
-
5
-
アカデミー賞、オスカーは誰に?(松岡ひとみのシネマコレクション『フェイブルマンズ』 ゲストトーク 伊藤さとりさん))
松岡ひとみのシネマコレクション vol.35 『フェイブルマンズ』が3月12日ミ ...
-
6
-
親子とは。近いからこそ難しい(映画『The Son/息子)』
ヒュー・ジャックマンの新作は3月17日から日本公開される『The Son/息子』 ...
-
7
-
先の見えない日々を生きる中で寂しさ、孤独を感じる人々。やすらぎはどこにあるのか(映画『茶飲友達』外山文治監督インタビュー)
東京で公開された途端、3週間の間に上映館が42館にまで広がっている映画『茶飲友達 ...
-
8
-
映画『茶飲友達』名古屋 名演小劇場 公開記念舞台挨拶レポート
映画『茶飲友達』公開記念舞台挨拶が2月25日、名演小劇場で開催された。 外山文治 ...
-
9
-
第71回 CINEX映画塾 映画『銀平町シネマブルース』小出恵介さん、宇野祥平さんトークレポート
第71回CINEX映画塾『銀平町シネマブルース』が2月17日、岐阜CINEXで開 ...
-
10
-
名古屋シアターカフェ 映画『極道系Vチューバー達磨』舞台挨拶レポート
映画『極道系Vチューバー達磨』が名古屋清水口のシアターカフェで公開中だ。 映画『 ...
-
11
-
パク・チャヌク監督の新作は今までとは一味も二味も違う大人の恋慕を描く(映画『別れる決心』)
2月17日から公開の映画『別れる決心』はパク・チャヌク監督の新作だ。今までのイメ ...
-
12
-
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』の公開記念舞台挨拶が2月12日名演小 ...
-
13
-
孤独や寂しさから解放してくれる「茶飲友達」とは?(映画『茶飲友達』)
2013年に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた映画『茶飲友 ...
-
14
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
15
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
16
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
17
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
18
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
19
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
20
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
21
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
22
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
23
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
24
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
25
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
26
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
27
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
28
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
29
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
30
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
31
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
32
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
33
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
34
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
35
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
36
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
37
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
38
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
39
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
40
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
41
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
42
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
43
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
44
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
45
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
46
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
47
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
48
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
49
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
50
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
51
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
52
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
53
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
54
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
55
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
56
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
57
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
58
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
59
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
60
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
61
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
62
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
63
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
64
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
65
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
66
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
67
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
68
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
69
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
70
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
71
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
72
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
73
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
74
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
75
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
76
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
77
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
78
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
79
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
80
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...