
映画『わたしは光をにぎっている』松本穂香さん、中川龍太郎監督インタビュー
2019/11/11
CMや様々なジャンルの映画に多数出演し、注目を集める松本穂香を主演に迎え、中川龍太郎監督が作ったのは、私たちの記憶にある下町の姿。都会の下町の銭湯で働き始めた一人の女性の心の動きが繊細に描かれていく。10月24日『わたしは光をにぎっている』の名古屋・伏見ミリオン座の舞台挨拶に登壇した中川龍太郎監督、松本穂香さんに上映前に話を伺った。
Q.前作『四月の永い夢』の時にラジオを聞きながら銭湯に行くのが好きで、これからどう生きていくかを描きたいと言われていました。今回脚本や脚本協力ということで何人も関わっていらっしゃいますが、どのように脚本を作っていったんでしょうか
中川監督
「あの取材をしていただいた時にちょうどこの作品の脚本を書いていました。これは自分が元々大学時代に書いた脚本で、それを松本さん主演で撮ったらどうなるかという着想から始まっています。その中で一度自分が大学時代に完成させたものだから、これを一回壊してもらわないといけないということで、佐近さんと末木さんに換骨奪胎、壊してもらって。それを基に自分が一から書き直していったという形です。細かい部分の調整を助監督の石井さんと角谷さんが脚本協力としてやってくれています」
Q.では松本さんを主演でというところから始まっているんですね
中川監督
「そうです。それは最初から決めていたことです」
Q.監督から見る松本さんはどんなイメージなんですか?
中川監督
「知れば知るほど強い人だと思います。最初に会ったのはプライベートな場だったので、仕事として関係が始まったわけではないんです。松本さんの核にある気持ちの強さがすごく美しいと感じました。外で見える柔らかい感じと、内側の芯の強い部分との共存がやっぱり素敵だなと思います」
Q.今回の役にどのようにアプローチされましたか?
松本さん
「監督がおっしゃったようにお仕事ではないときに知り合って、そんなに頻繁にお会いしているわけではなかったんですが、脚本を読んだ時に私に近い部分を感じました。数回お会いした中で私のことを知ろうと監督はしてくださっただろうし、こう見えているんだろうなとすごく感じて。そんなに澪はこういう時にこういう反応する人なのかな?という風に別物としては考えていなくて、私の中にあるものだけで成り立つ役だろうなと思ったので、作り込む作業みたいなものはしないようにしました。今回教わったことは、居場所みたいなものはどの役でもすごく大事なんだなということ。湖で育って来た人がどういう感じなのか、旅館の雰囲気はどういうものなのか、というのは今回大事なものだと思いました」
Q.葛飾区の立石が舞台で実際に立石の町並みや人がよく描かれていたと思います。立石を舞台にした理由を教えてください
中川監督
「都市開発の話はずっと聞いていたことです。無くなる前に映像で残しておきたいという気持ちがありました。個人的なことから言うと昔から寅さんが大好きで、柴又に何の理由もないのに友達と飲みに行ったり、初詣に行ったりしていたんです。そこからちょっと足を延ばした時に立石を知りました。お店ごとの個性がすごくて。おばちゃんが食べ方の作法を叱ってくれる鳥の店ややたらお客さん同士を繋げようとするマスターのお店…。全てに個性があって飛び込みで行くと思わぬ出会いがあります。こっちがお客で行っているのに怒られるってなかなかないじゃないですか。それもいい経験だなと思って、大好きになりました。そういう場所がまさに刻一刻と姿を変えていってしまっているということに非常に焦りがありまして。その焦りを原動力に映画を作りました」
Q.立石の事前のイメージと、撮影後でイメージは変わりましたか?
松本さん
「東京にこういう場所があったんだと全然知らなくて。私は大阪出身だということもあるんですが、大阪に空気が近いような」
中川監督
「人と人の距離も近いですしね」
松本さん
「すごく温かい人が多いのかなと思いました。故郷ではないのになんだか懐かしい感じが。懐かしさを感じる空気があると感じました」
Q.エチオピア料理店のシーンは非常に自然に交流されていた感じでしたが
中川監督
「立石の隣に四つ木という場所があります。ロケハンのとき、実際にパーティーをされていました。店の前で中の様子を伺っていると営業していないのに入れてくださり、ご飯を食べさせてくれました。しかもお金をとらないんです。これはパーティだから、と。そのエピソードはそのまま脚本に生かしました。でも、撮るのは大変でした。彼らをコントロールしてしまうと本来の魅力が出てこないので(笑)。その中で演じる側はいかがでしたか?」
松本さん
「どうおもてなしを受けるのかわからないし、初対面だし、もうあのままです。どうしていいかわからない。踊るのもあんな動きしたことないし。あのままで私も楽しくやらせていただきました(笑)。監督はモニターで外から見ていたんです。カメラマンさん以外店が狭いのでみんな外にいて。明確な終わりがないから監督が「終わり!」って来て「素晴らしかったです!」と言ってくださったんですよ」
中川監督
「手前味噌ですが、あの場面はとても感動してしまいました」
Q.それとは対象的だったのが知り合いで鍋を囲むシーンでしたが、何か意図されていますか?
中川監督
「自分も含めてですが、日本人はどんどん内向的になっている気がします。ネパールに旅したとき、知らない人同士でもどんどんコミュニケーションを取っている姿にとても憧れを抱きました。最近はたまに新大久保に遊びにいくのですが、韓国に限らず様々な国の方が狭い地域に集まっていて。そういう場所だと自然にコミュニケーションが生まれる気がします。お互い知らないからこそ、実はコミュニケーションが取りやすいという面もある気がしています。日本人同士のコミュニケーションが本当は一番難しいのかもしれない、そんなことも思いながらあの場面は撮っていた記憶があります」
Q.渡辺大知さんの役はカメラを回す役で、記録している人が記録している映画の中にいる構造ですが、ドキュメンタリーとも感じられるような意図もありましたか?
中川監督
「そうですね。大知くんが撮っている設定の映像は実際にその場所にお住まいになっている方、働かれている方を撮らせていただいています。あのシーンを撮るための映画といっても過言ではないほど、大事な場面でした。俳優さんと市井を生きる実生活者の方を同じ流れで並べてしまうと、どうしてもでこぼこになってしまう恐れがあるのですが、松本さんや大知くん、徳永さんや光石研さんは、現実と物語の橋渡しができる俳優さんです。この映画のドキュメンタリー性をどこまで担保出来るのか。そこに挑戦したかったんです」
Q.完成した映画を観てすごく涙が出てきた、そんなな感情は初めてだったと伺いました。どういう気持ちだったんでしょうか?
松本さん
「他の作品だと、撮影当時を思い出してしまって客観的に観られないことが多いんですが、この作品は客観的に観られたんです。澪はぼーっとしていたから、撮影の時に緊張したという思い出がなくて。このシーン緊張したなと思うと急に離れてしまうんですが、それがなかったので、映画として純粋に楽しめたんだと思います。私自身とっても好きな映画だと思えたことが良かったですし、そんな作品に出会えて嬉しくて。あったかい気持ちになりました。皆さんが映画を観て感動されるのと同じように涙が出たことにそういうあったかい気持ちがプラスされて余計に泣いてしまいました」
中川監督
「全然気がつかなかったですけどね。松本さんは澪みたいに、主人公のはずなのに一番端っこで観ていましたから(笑)」
Q.松本さんから監督に提案したことは何かありますか?
松本さん
「提案というか、監督が私を信頼して、「ここでこう動いてください」という演出はなかったです。私の澪を見せてくださいという気持ちでいてくださいました」
中川監督
「こういう作り方は実は初めてなんです。今までは結構俳優さんと話し合ったりしながら作ってきましたが、今回は最初にいくつか約束事を決めた後は松本さんにお任せしました。それが最後まで幸福なかたちで続きました。演技の技量への信頼も勿論ですが、何より人間性への信頼性が大きかったです。自分の映画ではそれもとても大切な要素です。人としての有り方はやはり映るものだと信じてやっているので、松本さんの普段お話している時の感じだったらあんまり僕が余計なことを言わない方がいいかな、と思いました」
Q.どんな演出されるのか聞こうと思っていたんですが…
中川監督
「多少はしましたよね(笑)」
松本さん
「監督は詩を書かれている方なので、例えばお湯をすくうシーンでは、お湯の温度を確かめるように、慈しむようにと素敵な言葉で演出をくださいました。そういう監督さんはなかなかいないなと思っています」
Q.タイトルは山村暮鳥の『自分は光をにぎつてゐる』からということですが、この詩へはどんな思い入れがありますか?
中川監督
「父がクリスチャンであることもあって、もともと山村暮鳥の存在は近くにありました。その中で『自分は光をにぎつてゐる』は友人の和久井幸一さんという映像作家の方が『自分は光をにぎつてゐる』という同タイトルで映像を撮っておられます。それが実に素晴らしかったし、今の時代に必要な詩だと感じたので使わせていただきました。和久井さんが撮られた映像もドキュメンタリーパートの一部に入っています。自分という一人称は今の人には距離があると思いましたので、澪を含む私たち全員という意味も込めて、『わたしは光をにぎっている』というタイトルにしました」
Q.今年は映画出演が待機作も含め沢山ありますが、どこの現場でも決めている自分のモットーはありますか?
松本さん
「不安でいようとしています。少しずつ経験して出来ることが増えていく中で、こなしていくようには絶対にしたくないと思っています。自分に「それで大丈夫?変な方向に行ってない?」と問いかけるようにはしていて今が絶対に調子がいいとは思わないようにしていますし、私まだまだダメだから頑張らなきゃとずっと不安でいるようにしています」
Q.失われいく風景を沢山捉えていらっしゃいますが、どんな思いから映像に収めているのでしょうか?
中川監督
「この映画で描かれている商店街や銭湯は1960年代の高度経済成長期にある意味では画一的に作られたものともいえます。その時代の方が高齢化してどんどん跡継ぎがいなくなって、働く体力もなくなっていかれる中で、お店を手放すということは仕方ない面もあると思います。継承するという行為は外側の人間が簡単に言えるほど簡単な問題じゃないことも感じます。日々消えていく景色が日本中に溢れていると感じていますが、それをせめて映像で、物語によってその場にいるように疑似体験できるかたちで残したいという思いがあります。人の顔の見える個人経営の商店は閉店のお報せひとつをとっても個性があります。僕自身はかろうじてそこに触れた記憶資源を持つことができますが、僕の子どもや次の世代はそれを見ることさえ出来なくなる。残すということは絶対の使命だと思って今回もやりましたし、これからもやっていくつもりです」
自分が観た風景を残しておきたいと人はシャッターを押し、カメラを回す。
この映画には私たちが懐かしさを感じる風景や人が沢山いるはずだ。
最後まで透明感を失わない作品に久しぶりに出会った。
『わたしは光をにぎっている』http://phantom-film.com/watashi_hikari/ は11月15日より全国公開。
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