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あいち国際女性映画祭2023 開催決定!今年は37作品上映
2023/07/21
あいち国際女性映画祭2023の記者発表が7月12日ウィルあいちで行われ、映画祭の概要が明らかになった。
28回目となる今回は9月15日から9月18日の4日間。世界初公開1作品、日本初公開4作品、愛知初公開9作品を含む37作品が上映される。今年はウィルあいち、ミッドランドスクエアシネマ2の2会場での開催、昨年よりもミッドランドスクエアシネマ2での昼の上映回数が増える。
ポスター・リーフレットデザインは田中晋一さんのレッドカーペットとフィルムをモチーフにしたデザインが選ばれ、表彰も行われた。
ゲストトークも楽しみなラインナップ
映画の上映と共に監督やゲストのトークも行われるあいち国際女性映画祭。
コンペティション部門は9月17日に開催。今年もアニメ部門、実写部門の12作品と招待作品3作品が上映される。観客賞は観客からの投票で決定する。審査委員長は愛知県出身、俳優・映画監督の奥田瑛二さんが今年も続投。審査講評も行う。今年は日曜日開催だが、翌日が祝日なので是非観に行って観客賞の投票に参加してほしい。
木全純治ディレクターは「今年は混迷する世界情勢を鋭く捉えた作品が世界から集まっている」とコメント。コンペティション部門も海外からの応募が多かった。
日本からは世界初公開、助産師に密着したドキュメンタリー『1%の風景』(吉田夕日監督 9月15日)、愛知県初公開、修験道の今を追うドキュメンタリー『修験ルネッサンス』(田中千世子監督 9月15日)、コロナ禍での役者達を捉えるドキュメンタリー『東京組曲2020』(三島有紀子監督 9月16日)、熊本やまが映画プロジェクト『骨なし燈籠』(木庭撫子監督 9月18日)が上映され、上映後に監督のトークもある。

『1%の風景』

『骨なし灯籠』
海外作品も今の世界情勢や家族の関係に目を向けた注目作品が揃い、上映後ゲストトークも開催される。オープニングを飾る韓国映画『ツアーガイド』(9月15日 クァク・ウンミ監督)、ある女子高校生の死の真相を探る韓国映画『毒親(ドクチン)』(9月16日キム・スイン監督、俳優 チャン・ソヒさん、カン・アンナさん)、キプロス、フランス、ドイツ合作『テルアビブ・ベイルート』(9月16日 映画プロデューサー ショーレ・ゴルパリアンさん)、クロージングとして締めくくる台湾映画『本日公休』(9月18日 フー・ティエンユー監督 ※オンライン)。

『毒親(ドクチン)』
特別企画は3本。奥田瑛二監督を迎えて『少女~an adolescent』(9月18日)、鉄腕アトムテレビアニメ開始60周年企画『ロボット競技大会』『史上最大のロボット・前編、後編』と声優 清水マリさんのトーク(9月17日)、NHK名古屋放送局コンテンツセンター副部長兼解説委員の山本恵子さんを迎えて#MeToo運動を爆発させた記事を書いた女性記者達を描く『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(9月18日)の上映が企画されている。

兎たちの暴走
日本に住む外国人を通して
9月15日には小澤雅人監督3作品を上映後
「日本に暮らす外国人たちを知っていますか?」と題してシンポジウムが開催される。ベトナム人留学生が登場する映画『一瞬の楽園』の制作背景等を聞きながら、日本に住む留学生や日本社会で働く外国人の現状について、小澤監督と話し合う。また、難民支援活動を続ける羽田野真帆さんと日本の難民受け入れの現状について考える。
あいち国際女性映画祭2023は9月15日から開催。
チケットは7月26日より発売。
上映スケジュール、チケット情報は公式サイト
https://www.aiwff.com/2023/
を参照してほしい。
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