
EntaMirage! Entertainment Movie 岐阜推し!
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は多くない。
そんな中、岐阜の柳ケ瀬商店街にあるCINEXの上映だけでなく、商店街の祭りも一緒に盛り上げようと東京から飛び込んで来た映画製作チームがいる。
映画『逆光』は1970年代の尾道を舞台にした若者たちのストーリーなのだが、これが妙に刺さる。
レトロな雰囲気の薫る岐阜・柳ケ瀬商店街はこの作品の製作チームと夏祭りを企画した。
映画の街だった柳ケ瀬。ずっと私たちはこういうイベントを待っていたのだ。
くすぶっていた思いが一つの映画作品で動き出す。
7月23日から岐阜CINEXで公開される映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家の渡辺あやさんにお話を伺った。
・映画を作ったきっかけを教えてください
須藤蓮さん(以下 須藤さん)
「脚本の渡辺さんと僕は役者として「ワンダーウォール」という京都のドラマで出会いました。「ワンダーウォール」はNHKのドラマだったんですが、この作品が描いている問題をより多くの方と共有していきたいということを目指して、制作チームでお金を出し合って、映画化したり、その宣伝を一緒に考えたりするようになったんです。作り手が宣伝のことを考える、企画を考えるという場に役者だとなかなか参加できる機会ってないじゃないですか。僕は役者なのでそれが自分にとってすごく面白くて、勉強の場みたいな感じで毎回参加していたんです。そこで仲良くなりまして、「ワンダーウォール」を劇場版として公開していくと同時に、渡辺さんと一緒に映画の企画を進めていたんです。それは『逆光』とは別のもので、僕が書いた脚本を渡辺さんに直していただくという形で、僕の実体験を踏まえた2時間ぐらいの映画を準備していて。その2つの企画を動かそうというタイミングでコロナ禍が来てしまったんです。それが『逆光』制作のきっかけになりました。その2作品をこれからやっていくということは自分の人生の新たな光、新たなステージの兆し。これをやっていくことが、冒険にもなるだろうし、新しい活路を切り開いてくれるぞというタイミングで、コロナ禍が来てなくなってしまって、いろいろ探ってはいたんですけど、自分の中にずっと抱えていた熱量みたいなものを段々閉じ込めるしかなくなってしまった。その中、渡辺さんに「何かやれることはないですかね?」とずっと相談していたんですけど、ある日時代設定を少し昔に戻して、70年代の尾道という設定だったら、中編映画が撮れるかもと連絡をいただいたんです」
渡辺あやさん(以下 渡辺さん)
「それで緊急事態宣言が終了してすぐに、私が島根県に住んでいるので島根から、須藤くんは東京からきて尾道でどこなら撮れるかとシナリオハンティングを始めたんです。その後4日ぐらいで脚本を書きました。なので実質シナリオハンティングから2週間ぐらいで書きあげた感じです」
須藤さん
「映画の作り方、進め方を今でこそ僕も1本撮ったので、知っているかのように振舞っていますけど、当時は作ったことがないので、「どういう風に脚本を作っていくといいですか」「まずは行ってみるのがいいんじゃない」というやり取りの中で尾道に行って。実際に見てみて、このロープウェイ使えそうとか、このお寺は高低差があるから撮影できそうとかを話しました。出てくれそうな役者さんも先に決めておいて、吉岡と文江と晃役を当てはめて、その3人が70年代の尾道にいるとしたらどういう話になるかということを考えながら歩いていきました。その中で渡辺さんからみーこという役を出したいという提案があって、メインは4人での話になりました。街の風景を見ながら、脚本を考えていく流れでした」
渡辺あやさん
「吉岡役の中谷くんは「ワンダーウォール」の時にご一緒して、晃役は須藤くんなので、知っているじゃないですか。「ワンダーウォール」とはまた違った役で二人を一番魅力的に見せられるかなと。二人ともシュッとしているので、登場人物に女の子を出したいんですけど、普通の子より意外なキャラクターを出したくて文江やみーこを出しました」
須藤さん
「僕が脚本を書きながら作っていくと、文江さんやお手伝いのとみさんを出すという発想にどうしても至らなくて、結果、映画に成熟性が伴わないんですよ。二人がこの作品を担っている部分があって、その部分を渡辺さんに支えていただきました。僕には絶対にできない。その大切さは撮影しながら知りましたね」
・監督をやりながら役者をやるって大変ですよね?
須藤さん
「僕は人から言われたことを自分の腑に落とすまでに時間がかかるんです。人より何十倍というエネルギーを持ってしないとそれができないんです。逆に言うと演出家さんとの相性が良くない場合の芝居っていうのはすごく良くない(笑)。その分そういう不器用な人がすごく好きで。今の映画界の現場ではすくい取れない才能を見いだして、こういう演出をしたら、実はもっとうまく使えるんじゃないかと。多分相当苦労すると思うんですよ。でも自分がそうだからというのもあるんですが、そういう役者さんを使いたいと思うんです。もちろん役者をやりながら、映画を撮るってめちゃくちゃ大変なんですが、下手に相性のよくない演出家さんとご一緒するよりは、自分がやる芝居のポテンシャルは上がります。苦労はしますけどね(笑)」
渡辺さん
「いや大変だと思いますよ。芝居は主観的にやらないといけないですし、監督は客観的に見ないといけないですから」
須藤さん
「深いところに下りると主観と客観が両立する。渡辺さんはそれができていらっしゃるんです。登場人物に喋らせながら物語はちゃんと出来ている。それは主観と客観の両立なんですね。だからそれができるレイヤーに下りれば別に難しくないんですけど、そこに下りるのが難しい。脚本を書くみたいな営みを現場でやっている感じなんです。僕はいい演技ができている場合は演出も考えられるんですよ。要は主観的に物事を考えながら、すごく広い世界を見ている状態じゃないですか。掴んでいるというか。渡辺さんが脚本の段階で一度掴んでいるので、その掴んでいるものをインストールしながら同じところまで下りる。だから渡辺さんなしでは無理なんです。下りている人が現場というかチームに1人いないと混乱します。自分がどっちかにブレたなって思った瞬間にすぐ確認出来る、照らし合わせられる人がいるからちゃんと出来ているというのは正直ありますね。いなくなったらどうしようということです(笑)。出ながら撮ることは、そういう方がいないと絶対に出来ないです」
・脚本家さんも現場に?
渡辺さん
「完全に自主映画で、人手が足りない現場なので、私もずっと現場にいて何でもやりました」
須藤さん
「人手が足りないからと渡辺さんはおっしゃいましたけど、必要なんです。必要な存在な上でいろいろやってくださったんです」
・撮影はどれぐらいかかったんですか?
須藤さん
「1週間と追加撮影で2日間です。予算のマックスまで伸ばして。なるべく撮影に時間をかけたかったんです。かけすぎてもダレてしまうし、ちゃんと余力もあるスケジュールでやれたかなと思います」
・作品の色合いがすごく気に入りました。色のこだわりはありますか?
渡辺さん
「色はとてもこだわっていて、須藤くんが一度編集したものを直した方がいいと言われてプロの方にお金をかけて調整してもらったんですけど、それを気に入らないと言ってまた自分で直していました」
須藤さん
「70年代を色で表現しようというアプローチでは全然なくて、作品にフィットする色を探るという感じです。僕の中では、ビビットなんだけど、静謐であるという。すごくビビットでうわっと飛び込んでくるんだけど、化学的じゃない。毒々しい色じゃないんだけど、派手というのを目指したんです」
渡辺さん
「須藤くんは昆虫とか好きなんですよね。自然のビビッドさとかね」
須藤さん
「天然色の鮮やかさが好きです。ある一定のラインをちょっと超えるとイラッとくる、ギリギリのところなのがいい。あとちょっと行き過ぎると緑の色が気に入らないとか」
・作品の色はセンセーションですが、鮮やかさが心地よいですよね
須藤さん
「70年代とかレトロとか昔を表現するときにセピアみたいな色が使われるじゃないですか。あれに違和感があって。写真は薄れていますが、薄れていない記憶を撮るんです。映像が自然の色から離れすぎると映像にしたときにスクリーンを超えて訴えかけるものの総量が減るんです。極端に言うと緑色を紫色に変えちゃうとか。調整を加えすぎてしまうと、夏の暑さや砂浜の照り返しの熱い感じとかが、人の五感に訴えかけなくなる。五感に最も訴えかける色、水の中に飛び込んだ時に気持ちいいと感じる色、目が気持ちいい色。それが体に染み込んでくる感じにしたんです。自分のセンスというよりはこだわって頑張って作りました。カメラマンも、衣装の方もすごく色の感覚のいい方で、渡辺さんもそうなので、チーム全体でこだわれた感じです」
・この作品を岐阜で上映しようとしたきっかけは?
渡辺さん
「もともとは共同通信社さんから来たインタビューがきっかけです。あまり私は取材のオファーを受けないんですが、『逆光』のこともあり、お受けしまして。その記事が岐阜新聞さんに掲載されたんですね。それを今回岐阜の上映の宣伝をしてくださっている関谷さんが見て。関谷さんは映画『天然コケッコー』の時に配給会社で宣伝担当をしてくださっていて。結婚して、こちらに戻って来られていたんですが、記事を見てメールをくださったんです。その中で、映画宣伝の仕事はしたいけど、岐阜ではなかなかないと書かれてあったので、これはいい機会だ!と思いまして、ダメ元でお願いしたら了承いただけて、しかもめちゃくちゃ頑張ってくださって。それで、岐阜で何がやれるか、どんな人たちがいるのかと二人で岐阜にやってきて集まってくださった方から話を聞いたんですよ。その中で柳ケ瀬商店街でイベントが出来たら面白いんじゃないかと。さらに話を聞いたら柳ケ瀬は元々映画館が沢山あった映画の街なので、そこに繋げて出来たらという話が出てきて、トントン拍子に話が進んで。私たちも本気で、全力でやろうということで今に至ります」
・柳ケ瀬の夏祭りは7月23日、24日ですね。その1週間前に『逆光』のプレ上映がありますが。
須藤さん
「これは僕が頑張る日ですね。祭りが成功するかどうかがかかっているので。いや、絶対成功させます!なぜかというと僕らの活動は Instagram で毎日アップしているんですが、岐阜に行くって投稿したときすごく盛り上がったんですよ」
渡辺さん
「多分 史上最高ぐらい盛り上がったんです。いいねがついたのが、「逆光チーム岐阜に行く」ということで柳ケ瀬で撮ったものをアップしたんです。武田玲奈ちゃんが舞台挨拶に来た回を抜いたらトップです!(笑)」
須藤さん
「主にミニシアターで映画をかける、興行するということはほぼ今のままのやり方で普通に勝負したら、無理なんですよ。例えば今、いろんな劇場を回って話しているのが、予算2000万円ぐらいの映画が一番回収できないよねと。2000万円が回収できないってどれだけ映画業界はダメなんだと。今ミニシアターという映画館は苦しい時期。でもそこで何とか、創作の純度も保ちたいし、これから物を作っていきたいと思っている若い人達に希望を持ってほしいし、自分自身もやっぱり希望を持ちたいから、何とか可能性を探そうと思って上映を尾道から始めました。それから公開していく地域を回りながら、ミニシアターサイズの、『逆光』サイズの映画がどういう新しい可能性になるのか、生き残れるのか、この新しい光、可能性を持てるのかということを探してきました。これは僕なりの解釈なんですけど、それは僕らのような可能性がないと思われているものを、可能性として提示したいっていう気持ちをずっと持ってやってきているんです。ミニシアター映画って今、東名阪以外やる意味がないと言われていまして」
・名古屋すら飛ばされる名古屋飛ばしもありますからね
須藤さん
「飛ばされる、それって結局意味があるところに集約させていくということですよね。最終的に東京のみになっていったりする。でも封切ってみたら東京でも盛り上がらない。そうするとなくなっていくしかない。だとするなら新しい意味を全く可能性がないと思われている場所で僕らは見つけていきたい。いろいろ各地を回っていくと、すごく映画を新鮮だと思ってくださるんですね。初めて岐阜に行った時に『逆光』のチームが来たということで集まってくださったじゃないですか(何が柳ケ瀬で出来るかを有志が集まって会話したことがありました)。すごい何かを期待してくれているのを見て、ここにあるこの人たちの中に眠っていた熱いもの、何かエネルギーみたいな、何かを盛り上げたいけど、発散どころがないエネルギーみたいなものをすごい感じて。それにインディーズ映画の映画宣伝がしっかりうまく結びついて、新しい可能性を一つ大きく提示できたら、それはすごい面白いことだなと思うし、賭けていきたいと思って。それが夏祭りという、全く想像もつかない形で今ここに生まれようとしているということが、可能性だなと。だからこそ絶対に成功させたいんですよ」
・映画以外にも計画されている目玉イベントは何ですか?
須藤さん
「昭和歌謡ショーです。これはもう絶対見ないと損ですよ。超面白いんですよ。これは僕がずっとやりたかったことでもあるし、多分渡辺さんも目指していることに近づいていると感じます。歌謡ショーって言うと近所のカラオケ大会みたいなものを想像してしまうんですけど、映画を作るのと同じぐらいの熱量で本気でこういうことをやるって大事ですよね。岐阜の音楽をやっていらっしゃる方とか、歌が上手いけど披露する場がない方とか。そういった方の中に元々眠っていたエネルギーを昭和歌謡というテーマと、渡辺あやと岩崎太整という一流のクリエイターのもと、目覚めさせる。そのエネルギーを体感することが1970年代を描いた『逆光』にあるような熱量を感じることになるのではないかと。最初はカラオケ大会になっちゃうかなと思ったんですけど、いろんなハードルをクリアして生バンド、生演奏でやるんです。それってなかなか出来ないです。しかもプロの方とやるならなおさらできません。でも、その生演奏をしかも、岐阜柳ケ瀬のロイヤル劇場でやるということに新しい可能性が見られるし、単純に昭和歌謡というものを本気の生バンド演奏で見たらすごく面白いと思うんですよ。昔の映画って今の映画に比べてしっかりしていて、正直、面白いじゃないですか。それと同じように昭和歌謡という音楽もものすごくちゃんと作られている。シンガーソングライターとかがいない時代なので、本当にプロの作曲家が海外から取り入れたメロディーを、当時のスターに託すことで生まれたもの。1曲1曲の足腰がしっかりして、歌い手がその歌を最も美しく聞かせるということで自己顕示欲とかそういうものを超えた表現として成り立っていたからこそ残る。昭和歌謡は今聞いても素晴らしいです」
渡辺さん
「昭和歌謡はやるなら本気でやらないとだめだと言われています。いろんなハードルを乗り越えて、関谷さんと、柳ケ瀬の方が実現しようとしてくださっていますので、ぜひ『逆光』と合わせて観に来ていただきたいです」

左:渡辺あやさん 右:須藤蓮監督
映画『逆光』https://gyakkofilm.com/ は7月23日より岐阜CINEXで公開。
岐阜柳ケ瀬夏祭り 7月23日・24日
CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トーク 7月16日
CINEX映画塾『ワンダーウォール 劇場版』須藤蓮さん、渡辺あやさん、岩崎太整さんトーク 7月23日
渡辺あや企画構成 岩崎太整プロデュース 昭和歌謡ショー 7月23日
美川憲一 歌謡ショー 7月24日
詳細は柳ケ瀬夏祭り公式インスタグラム
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
第72回CINEX映画塾 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』足立紳監督トークレポート
第72回CINEX映画塾が3月25日岐阜CINEXで開催された。上映作品は岐阜県 ...
-
2
-
片桐はいりさん来場。センチュリーシネマでもぎり(映画『「もぎりさん」「もぎりさんsession2」上映+もぎり&アフタートークイベント』)
センチュリーシネマ22周年記念企画 『「もぎりさん」「もぎりさんsession2 ...
-
3
-
前作よりゆるさもアクションもパワーアップ!ちさとまひろをゆうりとまことが狙う!(映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』)
普段はゆるゆるな元女子高生、仕事となるとスゴ腕の殺し屋コンビ・ちさととまひろ。 ...
-
4
-
カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟 新作インタビュー(映画(『トリとロキタ』)
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペ ...
-
5
-
アカデミー賞、オスカーは誰に?(松岡ひとみのシネマコレクション『フェイブルマンズ』 ゲストトーク 伊藤さとりさん))
松岡ひとみのシネマコレクション vol.35 『フェイブルマンズ』が3月12日ミ ...
-
6
-
親子とは。近いからこそ難しい(映画『The Son/息子)』
ヒュー・ジャックマンの新作は3月17日から日本公開される『The Son/息子』 ...
-
7
-
先の見えない日々を生きる中で寂しさ、孤独を感じる人々。やすらぎはどこにあるのか(映画『茶飲友達』外山文治監督インタビュー)
東京で公開された途端、3週間の間に上映館が42館にまで広がっている映画『茶飲友達 ...
-
8
-
映画『茶飲友達』名古屋 名演小劇場 公開記念舞台挨拶レポート
映画『茶飲友達』公開記念舞台挨拶が2月25日、名演小劇場で開催された。 外山文治 ...
-
9
-
第71回 CINEX映画塾 映画『銀平町シネマブルース』小出恵介さん、宇野祥平さんトークレポート
第71回CINEX映画塾『銀平町シネマブルース』が2月17日、岐阜CINEXで開 ...
-
10
-
名古屋シアターカフェ 映画『極道系Vチューバー達磨』舞台挨拶レポート
映画『極道系Vチューバー達磨』が名古屋清水口のシアターカフェで公開中だ。 映画『 ...
-
11
-
パク・チャヌク監督の新作は今までとは一味も二味も違う大人の恋慕を描く(映画『別れる決心』)
2月17日から公開の映画『別れる決心』はパク・チャヌク監督の新作だ。今までのイメ ...
-
12
-
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』の公開記念舞台挨拶が2月12日名演小 ...
-
13
-
孤独や寂しさから解放してくれる「茶飲友達」とは?(映画『茶飲友達』)
2013年に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた映画『茶飲友 ...
-
14
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
15
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
16
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
17
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
18
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
19
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
20
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
21
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
22
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
23
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
24
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
25
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
26
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
27
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
28
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
29
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
30
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
31
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
32
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
33
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
34
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
35
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
36
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
37
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
38
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
39
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
40
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
41
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
42
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
43
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
44
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
45
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
46
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
47
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
48
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
49
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
50
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
51
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
52
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
53
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
54
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
55
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
56
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
57
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
58
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
59
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
60
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
61
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
62
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
63
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
64
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
65
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
66
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
67
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
68
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
69
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
70
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
71
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
72
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
73
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
74
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
75
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
76
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
77
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
78
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
79
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
80
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...