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木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート

今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れている。

開局60周年を記念し、メ~テレが製作協力してきた作品を伏見ミリオン座で一挙に上映しているメ~テレ映画祭が開催された。

メ~テレが新たに手がけた『わたし達はおとな』の先行上映&舞台挨拶が5月25日、伏見ミリオン座で行われた。木竜麻生さんが登壇した舞台挨拶のレポートをお送りする。

木竜麻生さん(以下 木竜さん)
「皆さん、はじめまして。『わたし達はおとな』で優実を演じました木竜麻生です。今日は上映前なので、なるべく皆さんの観る楽しみを奪わないように、でもヒントになるような話が出来たらいいなと思います。よろしくお願いいたします」

名古屋と言えば

・大阪で昨日先行上映、舞台挨拶があって、今日昼前ぐらいに名古屋にいらっしゃって。実は先ほど喫茶店に行かれたと伺いました

木竜さん
「行きました。喫茶店が大好きで。名古屋をちゃんと歩いたことがなかったので。喫茶店文化のある名古屋を歩いてきました。あんトーストと、ウインナーコーヒーの上にアイスが乗っている……難しい横文字の名前の飲み物をいただいて、ちょっとだけ名古屋気分を味わいました」

・あんトーストを今まで食べたことありましたか?

木竜さん
「それこそ、コメダコーヒーさん。私は地元が新潟なんですが、新潟にもコメダコーヒーさんが出来て、その時にモーニングで、ゆでたまごのつけ合わせと一緒に。それで認識した感じです」

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・では名古屋はあんトーストだよねと。

木竜さん
「そうですね。あんトーストとかコーヒーとかのイメージで勝手に思っています」

・キャンペーンでいろいろな場所にやっと行けるようになりましたね

木竜さん
「なかなかいけない時期もありましたが、上映していただいている映画館に行って、ご挨拶させていただけるのも久しぶりで、嬉しいですね」

・このポスターを見るとちょっと顔をぐにゅっとされていますが、これは木竜さんですね。藤原季節さんと木竜麻生さんがカップルのようなことにはなるんですけれども、木竜さん演じる優実はどういう役柄かを教えてください

木竜さん
「デザインの大学に通っている学生で、チラシとかのデザインを勉強している学生で、自分がやっていることがきっかけで、藤原季節さん演じる直哉と出会って……という形ですね」

・藤原季節さん演じる直哉がちょっと先輩みたいな感じですかね

木竜さん
「そうです。最初は敬語で話している、ちょっと上の先輩という感じです」

・デザインを学ぶ大学生の役ということで、役作りで何かされたことはありますか?

木竜さん
「すごくやっていたわけではないですか、iPad を使って書く仕草を今回しないといけなくて。美術で入ったスタッフさんで、デザイン系の学校に通っている方がいらっしゃったので、どういう風に触れば違和感がないかとかは教えていただいて演じました」

・iPadとかは普段はあまり触らない感じですか

木竜さん
「機械があんまり得意じゃなくて(笑)。扱い慣れないですが、この辺を消すといいとかいろいろ指導していただきました」

初めての経験

・藤原季節さんとは初共演ですか?

木竜さん
「はい。初共演です。元々共通の友人がいて、友人ではあったんです。なので藤原さんが出ている作品は観ていましたし、素晴らしい俳優さんだなと思って。作品の話とかをしたことがあったんですが、ご一緒するのは初めてだったんです。本当に支えていただいて、ご一緒できてとっても嬉しかったです」

・内容は言えないんですが、本当にお2人で支え合わないとこの映画は作れなかっただろうなと思います。

木竜さん
「加藤拓也監督は普段、演劇をやられている方で、今回は長編映画は初めてなんですね。元々藤原さんは僕加藤監督と演劇とか作品を作っている方だったので、二人の間には共通言語があったりしたので、私と監督の橋渡しをいろいろやってくださったりしたので、すごく私は勝手に戦友と思って一緒に撮影乗り切りました」

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・加藤監督は演出としては木竜さんは今までにはあまり出会ったことのないタイプの監督でしたか?

木竜さん
「予告編のワンシーンをもし観ている方がいたらわかると思うんですが、台詞が普段の話し言葉、口語の形か多くて。そこを違和感なく、ちゃんと自分の言葉として、台詞を乗せて、加藤監督が作る作品のトーンに合わせていくということは、私はあまりやったことがない作業だったので、リハーサルの期間もいただいていたんですが、そこは割と意識してやっていました。初めての経験が多かったですね」

・これまで木竜さんが役に向き合う時というのはある程度自分はこう演じようという風に取り組むタイプでいらっしゃいますか

木竜さん
「そうですね。今までの作品は練習をしたり、特別に技術が必要な役が多くて。そういう練習の期間をいただくと、それをしている間も自然と作品のことを考えているので、その練習の間に馴染んで行くことが多かったりするんですが、今回はそういうのとは違ったので、すごく準備をいっぱいして、理想は現場に入った時に全部捨てて、相手と向き合うのが一番の理想で、でも緊張だったり、違うなあと思うときもちろんあるんですが、今回はもっと前段階から違う感覚がたくさんあった作品で、知らない世界で初めての経験をしました」

・では木竜さんの作品をたくさんご覧になっている方もちょっと初めて観る木竜さんかもしれないですね

木竜さん
「私は、初号試写を関係者の方と観た時に自分はこんな顔をするのか、こんな声で話すのかというのがあったので、そう思っていただける方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないですね」

・女子大生のお友達役の方との会話は「あるある!」と感じるシーンがたくさんありますよね

木竜さん
「女子大生4人でのシーンはみんな年齢も本当に近かったですし、どれも終始楽しく撮影していて。リハーサルの間もとても楽しく。こういう会話は聞いたことがあるなと思ってもらえるような感じなのかなと。こういう子いるなあと。大学内での女子大生とのやり取りや桜田通さん演じる男子学生とのやり取りでの優実、家での直哉とのやり取りをする優実。この子の日常みたいなものを観ていただけるかなと思います」

・撮影中で印象に残っているエピソードはありますか?

木竜さん
「外で2人で話すシーンとかがあったりするんです。なんか、まあまあ大きい声を出すタイミングがあるんです。本当に実際にお店を借りて夜に撮影するんですが、普段の生活ではこんな大きい声を外で出してはいけないところを、撮影を理由に言っていました。場面写真みたいな形では出ているシーンだと思います」

・この作品は恋愛映画なのか。木竜さんはどのように捉えてらっしゃいますか?

木竜さん
「撮影に入る前に加藤監督からも言われて。自分でも観終わった後にそう思ったんですが、もちろん恋愛も扱っていて、 恋愛映画と言えばそうなんですが、あくまで暮らしだったり、日常の映画だと私は思っているので、一人の女の子とその周りの男の子、女の子の日常の中で大きな出来事としてあるのが恋愛というもので今回は描かれていますけど、あくまでそれは多面的な一つの側面だったりするので、私はこれは日常の映画なのかなあと私は思っています。でも皆さんは自由に観てください。皆さんの感想も聞きたいですね」

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・木竜さんは映画を結構観られるんですか?

木竜さん
「そうですね。家で配信でも観ますが、映画館で観るのは違うなって自分でも思うので、東京に上京してからは映画館が多いのが嬉しくて、いろんなところに観に行っているので、映画館は好きです」

・今回メ~テレシネマ映画祭ということで、この映画も先行上映しています。メ~テレが製作した映画はご存知でしたか?

木竜さん
「はい。今回上映している中でもう一回観たいのは深田晃司監督の『本気のしるし』です。それこそ映画館で観たいと思いますね。ここにだけある集中できる空間ってすごく特別です。

・これから観られる方に一言挨拶をお願いいたします。

木竜さん
「今日、忙しい中、お時間をさいて劇場に足を運んでいただいて、本当にありがとうございます。私自身すごく大好きな映画になりました。一足早く観ていただけるのをとても嬉しく思っています。最後まで是非楽しんでください」

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映画『わたし達はおとな』https://notheroinemovies.com/otona/ は6月10日(金)より全国公開。東海3県では伏見ミリオン座、
イオンシネマ(名古屋茶屋、長久手、岡崎、各務原)、大垣コロナシネマワールドで6月10日より公開。

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