
EntaMirage! Entertainment Movie
ラリーを通して繋がる人々の輪(映画『僕と彼女とラリーと』森崎ウィンさん インタビュー)
WRC(FIA 世界ラリー選手権)をご存じだろうか。
今年11月に愛知県豊田市、岐阜恵那市で第12戦が開かれる予定だったが、今年もコロナウイルス感染予防の面から中止が確定。来年開催に向けて調整中だ。
そのラリーをテーマに役者志望だった男性が父の死をきっかけに、故郷に戻り奮闘する姿を描く塚本連平監督の新作『僕と彼女とラリーと』が公開される。
塚本監督は岐阜出身で、今回脚本に自分の故郷への思いを入れ、地元東濃地区や豊田市でロケを行った。
主人公北村大河役の森崎ウィンさんが来名。役作りや撮影についてお話を伺った。
Q.ウィンさんはいつも役にどのようにアプローチされますか?
森崎ウィンさん
「決まったことは特になく、役が違えば演じるその人の人生も変わってくるので毎回ゼロからスタートするというイメージが僕の中ですごく多いですね。役になるというより役に寄り添っていく。役とウィンと一緒に生きていくという感覚が最近は強いのかなと感じています。これを撮ったのは去年の11月だったのでまた今とは感覚も変わっています。今はミュージカル(「ジェイミー」)をやりながら、ほぼ自分の中にない役をやっているので、どこから手をつけていいかわからない状態から脚本を読み込んであとは自分の人生の中の引き出しを織り交ぜながらやっています。形から入ることとかもします。今やってる役だったらネイルをつけてみたりとか、ビューラーでまつげをあげてみたりとか。普段の生活の中に入れてみたりします。」
Q.この映画では車を運転する役ですが、車は好きですか?
森崎ウィンさん
「車は好きです。運転も自分で運転をするので興味がある方が強いです。役の設定がラリーについて何でも知っているという設定ではなかったので、本当に一番最初にラリーカーに出会った時の気持ちを大事にしながらその感覚を覚えておいて思い出しながら演じていくという感じでした。今回は役者を目指してる役で自分とリンクしやすい所は多かったので脚本に描かれていない北村大河君というキャラクターのバッグボーンを自分で書き出して、そこに自然とウィンの過去が織り交ざったりしながら役の人生を作っていくという、それこそウィンと北村大河君の狭間で生きているという感覚があったのかなと完成した作品を見ると感じますね」
Q.今回はYARIS GRに乗って運転されたと伺いましたがいかがでしたか?
森崎ウィンさん
「マニュアル車の免許を持っているんですが、マニュアル車に乗る機会って今はあまりないですよね。久々にマニュアル車に乗れたのでワクワクしました。公道ではない敷地内で本当に1メートルにも満たないくらいの距離を一瞬動かすということをやらせてもらったんですが、あのときの感覚を思い出しながら撮影しました。ペダル操作もプロの方が現場で付いてくださったのでその場で教わりながらやりました。僕は体を動かすことは得意な方なので、 覚えるのは早いんです。普段から車を運転しているのもよかったんだと思います」
Q.役者を目指す大河の転機を描いていますが、ウィンさんにとっての転機は?
森崎ウィンさん
「僕にとって役者人生で言ったらやっぱり『レディ・プレイヤー1』に出演が決まって、映画が公開されてからが転機だったんじゃないかと思います。表に出られたという感覚がありました。お芝居も好きだし、歌も好きだしという中で僕はやっていてオーディションも受けて、受かれば出る。落ちることもたくさんありました。それこそ映画の中でもオーディションのシーンがありましたが、自分の過去がリンクしたりしました。今でもオーディションに落ちることは全然あるんですが、あの時の感覚に近かったですね。僕自身も大河のようにオーディションを受けてやっていきながらもこの世界は向いてるのか向いていないのかどっちなんだろうと悩む時もたくさんあったんですけど、目の前にあることを一生懸命ただ真面目にやれば後々何か結果がついてくるし、見ている人もいるということをちゃんとそこまで信じてやってきて、『レディ・プレイヤー1』の時に表に出たという感覚と同時に「この世界にいていいんだ」と言われたような気がしたんです」
Q.では映画の中のオーディションシーンではいろいろ思い出したりもされたんですね。
森崎ウィンさん
「あの時の感覚を思い出したりとか、現場にいくと「ああ、いたなあ。こんな冷たい目の審査員の方々」とか思い出したりしましたね(笑)」
Q.この作品はふるさとがひとつのテーマになっています。ウィンさんはすごくふるさとのことを思われている方だなと感じていますが、この映画を通じて改めてご自分で考えられたこと、感じられたことはありましたか?
森崎ウィンさん
「純粋に帰りたいなと思いました。自分のアイデンティティというのは変えられないですし、そこに対して悩むこととかもたくさんありながらも自分が生まれ育った場所を、ここから来たんだということを隠したい瞬間もあればそれをちゃんと受け入れていくということが僕にはすごくありました。帰る場所があって、そこに帰った時にまた「あ、そうだよね」と一瞬忘れていたことを自分が思い出したりすることがあるんですね。帰るとやっぱり自分はミャンマーから来たんだということに対し誇りに思う瞬間があります。この作品をやりながら純粋にこれが終わったら「ミャンマーに帰れたらなあ、帰りたいなあ」と思っていました。その時は今みたいな政治的困難というよりかはコロナでの混乱が多かったのでかなわなかったんですが。今でも思っています」
Q.キャストの方とのエピソードを教えてください
森崎ウィンさん
「深川さんはパートナー的役だったので、コミュニケーションをとることも多かったんですけれどもそもそも同い年だということもあって、変なぎこちない壁とかもなく、ご本人はすごく気さくな方でもうただただ真面目で。そういう人が僕は好きでひたむきにやっているのを見て、こっちも頑張ろうという気になります。二人で作品を通して、セリフで会話していくという感覚がこの作品で生まれていたので、それが大河と美穂というキャラクターにもそのまま生きたのかなと感じています。僕がアドリブを投げてもちゃんと返ってくるので純粋に楽しかったです 。
竹内力さんはやっぱり個性の塊といいますか、すごくエネルギッシュな方ですし、自分だけがエネルギッシュというよりかは何か見えないところで周りを引っ張り上げてくださるんですよ。現場でも力さんがスタッフが重い荷物を持っていたりすると「いいよ、持つから!」と言ってくださったりとかそういうのを見ていると人間力って本当に大事だなと。それが役者としてもちゃんと生きてくるものなんだなと改めて感じる瞬間がたくさんありました。日を重ねるとみんな人間ですから疲れもたまってきますけど、力さんがいると見えないパワーを与えてくれるというんですかね、頑張ろうとどこかから湧き立つものがある感覚になって。不思議な力の持ち主なんだなと感じました。西村まさ彦さんと僕は10年以上前に1回共演しているんですが、ご一緒したシーンはちょっとしかなくて。今回は回想シーンでお父さんと一緒にいるシーンがあるんですが、本番前にささっと一言だけ言ってくださって。「こうした方がいい」とかそういう分かりやすいものではなくて、ちょっとしたヒントをポンと投げてくださって。それを聞いた時に「あ、なるほど!これだ!いきましょう」となってスッと芝居に入れたんです。流石だなと思いました」
Q.火事のシーンがありますが、あれは実際に燃やされたんですか?なかなか危険なシーンだと思います。
森崎ウィンさん
「燃やしていいと言ってくださったところがありまして。一発撮りで撮影に臨みました。消防の方もカメラの後ろに待機して、燃やしました。僕が車を火から守ろうと押しに行くじゃないですか。あれはやっている瞬間は役に入っているのでわからないんですけど、後から見たら車の後ろ側が全部溶けていました。劇中では車は助かった設定にして、すぐバンパーを交換するという風にやっているんですけど、実際は熱が高くてあれ以上近づけない状態だったんですよ。監督は「何かあったらエンターテインメントをやってる意味がないから、安全第一で止めていいから。無理しないで。でも行くんだったら、危なくなったら逃げて」ということだけはずっと言っていて。この現場で絶対に死者は出さないという緊張感を持ってやりました。あの絵が撮れたのは本当に奇跡的で、その瞬間を映像として押さえられたんだなと演じている僕らも興奮しながら、少し恐怖を感じながら撮影しました」
Q.愛知県の豊田と岐阜県の恵那で撮影されています。コロナ禍の時期なのでなかなか難しいですが、地元の方とお話する機会はありましたか。
森崎ウィンさん
「そうなんです。コロナ禍の時期なので地元の皆さんも「ご飯食べにおいでよ」というくらいの暖かさはあったんですけどももちろんできないし、現場にケータリングも出していただくわけにもいかなかったんですね。そんな中でも地元の方々が、ちょっと離れたところから見てくださっていて、マスク越しにきっと笑っているんだなぁとすごい伝わってきたりとか畑を挟んで「頑張って~!」と手を振ってくださったりとかこういう時期に東京から続々乗り込んできて撮影することを快く受け入れてくれたということ自体が凄く嬉しかったですね。全く話していないわけではないんです。大河の実家ロケに家を貸してくれた方の家のおじいちゃんが来て、気さくな話をしてくださるフランクさがあって。人と人とのつながりって他の何にも代替出来ない温かみだなと。現場でパワーをもらいながら撮影していました」
Q.伝統芸能も地元の方から教えていただいたんですか?
森崎ウィンさん
「伝統芸能を守る会の方々がいらっしゃいまして本当に代々受け継がれていて、その棒の手の動かし方というのがちゃんとありまして、直接ご指導いただきました。撮影もその方のOK待ちだったりとか難しかったんですよ。でも終わった後にこれでOKと言ってくださったんです。歴史あるものに触れるというのはいくらエンターテイメントとはいえ体を通してやるとその重みをすごくどしっと受けますね」
Q.森崎ウィンさんから見るラリーの魅力とはなんですか?
森崎ウィンさん
「この作品をラリーと人生をかけている作品と言ってくださった方がいて。本当にそうだなと思います。人間が作った乗り物を人間が操作して夢を与えていく中で、ラリーを通して、人生にまた教訓として何かを与えてくれたりすることがまさしく今回のこの映画で描かれているんじゃないかなとすごく感じています。もちろん車自体、乗り物が好きでラリーが好きでという純粋な気持ちがあって観に来られる方も多いと思うんですけれども、「ラリーを通して人がこうして繋がっていく」と再認識できる場を与えてくれる場所になっているところが魅力だと思います。
Q.ポスターに「僕たちの挑戦」と書いてありますが、これからどんな活動をされたいですか
森崎ウィンさん
「新たなことに出会うことが多い仕事柄なので、挑戦という言葉からは離れられない日々が続いていくんですが、それは素敵なことですし、ありがたいことだと思います。アクションもやりたいですし、海外作品にも挑戦していきたいと思っています。ハリウッドでアジア人が主演を張るということが増えているのは同じアジア人としてすごく誇り高いですし、そこにも自分の名を連ねたいなという気持ちは常にあります。今後長い目で見て、年齢を重ねた時に子ども達に夢を与えられるような活動をしたいなと思います。もちろんそれは自分がやりたいエンターテイメントを通してもそうなんですが、もっと直接的に子ども達が夢を見られるような環境を作る活動をしていけたらいいなと思います」
『僕と彼女とラリーと』https://bokukano-rally.com/ は9月24日ミッドランドスクエアシネマ、イオンシネマKiTARA豊田で、9月25日恵那市文化会館で先行公開。
10月1日より渋谷シネクイント他で公開。
東海3県では10月1日よりイオンシネマ(名古屋茶屋、ワンダー、岡崎、豊田 KiTARA、長久手、常滑、各務原、桑名、鈴鹿、東員)、ミッドランドスクエアシネマ、伏見ミリオン座、ミッドランドシネマ名古屋空港、ユナイテッド・シネマ(豊橋18、岡崎、稲沢、阿久比)、TOHOシネマズ(木曽川、赤池、東浦、津島、岐阜、モレラ岐阜)、コロナシネマワールド(安城、小牧、大垣)、MOVIX三好で公開。
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
第72回CINEX映画塾 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』足立紳監督トークレポート
第72回CINEX映画塾が3月25日岐阜CINEXで開催された。上映作品は岐阜県 ...
-
2
-
片桐はいりさん来場。センチュリーシネマでもぎり(映画『「もぎりさん」「もぎりさんsession2」上映+もぎり&アフタートークイベント』)
センチュリーシネマ22周年記念企画 『「もぎりさん」「もぎりさんsession2 ...
-
3
-
前作よりゆるさもアクションもパワーアップ!ちさとまひろをゆうりとまことが狙う!(映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』)
普段はゆるゆるな元女子高生、仕事となるとスゴ腕の殺し屋コンビ・ちさととまひろ。 ...
-
4
-
カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟 新作インタビュー(映画(『トリとロキタ』)
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペ ...
-
5
-
アカデミー賞、オスカーは誰に?(松岡ひとみのシネマコレクション『フェイブルマンズ』 ゲストトーク 伊藤さとりさん))
松岡ひとみのシネマコレクション vol.35 『フェイブルマンズ』が3月12日ミ ...
-
6
-
親子とは。近いからこそ難しい(映画『The Son/息子)』
ヒュー・ジャックマンの新作は3月17日から日本公開される『The Son/息子』 ...
-
7
-
先の見えない日々を生きる中で寂しさ、孤独を感じる人々。やすらぎはどこにあるのか(映画『茶飲友達』外山文治監督インタビュー)
東京で公開された途端、3週間の間に上映館が42館にまで広がっている映画『茶飲友達 ...
-
8
-
映画『茶飲友達』名古屋 名演小劇場 公開記念舞台挨拶レポート
映画『茶飲友達』公開記念舞台挨拶が2月25日、名演小劇場で開催された。 外山文治 ...
-
9
-
第71回 CINEX映画塾 映画『銀平町シネマブルース』小出恵介さん、宇野祥平さんトークレポート
第71回CINEX映画塾『銀平町シネマブルース』が2月17日、岐阜CINEXで開 ...
-
10
-
名古屋シアターカフェ 映画『極道系Vチューバー達磨』舞台挨拶レポート
映画『極道系Vチューバー達磨』が名古屋清水口のシアターカフェで公開中だ。 映画『 ...
-
11
-
パク・チャヌク監督の新作は今までとは一味も二味も違う大人の恋慕を描く(映画『別れる決心』)
2月17日から公開の映画『別れる決心』はパク・チャヌク監督の新作だ。今までのイメ ...
-
12
-
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』の公開記念舞台挨拶が2月12日名演小 ...
-
13
-
孤独や寂しさから解放してくれる「茶飲友達」とは?(映画『茶飲友達』)
2013年に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた映画『茶飲友 ...
-
14
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
15
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
16
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
17
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
18
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
19
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
20
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
21
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
22
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
23
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
24
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
25
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
26
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
27
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
28
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
29
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
30
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
31
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
32
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
33
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
34
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
35
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
36
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
37
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
38
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
39
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
40
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
41
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
42
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
43
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
44
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
45
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
46
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
47
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
48
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
49
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
50
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
51
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
52
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
53
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
54
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
55
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
56
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
57
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
58
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
59
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
60
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
61
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
62
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
63
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
64
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
65
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
66
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
67
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
68
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
69
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
70
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
71
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
72
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
73
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
74
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
75
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
76
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
77
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
78
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
79
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
80
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...