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種まく旅人~夢のつぎ木~

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赤磐の夢 兄の夢は私の夢 (映画「種まく旅人~夢のつぎ木~」)

岡山県赤磐市が全面バックアップした映画
『種まく旅人~夢のつぎ木~』がいよいよ11月5日より
全国公開される。
見に行く前に押さえておきたいストーリーと注目ポイントを紹介。

あらすじ

女優を目指して東京で暮らしていた彩音は
兄が病気になり故郷に戻る。
兄が作っていた桃の栽培を自分が受け継いで取り組むことを決め
市役所で働きながら桃を育てる。
接ぎ木で作り出した桃「赤磐の夢」を新種登録させたい。
兄の最期の夢を叶えたい。
その思い一心だった。

農林水産省に勤務する治は農業政策を変えたいという思いで
入省したはずだったがその目標を見失いつつあった。
そんな折り、上司から「岡山の赤磐の桃について調査してほしい」と
指示を受け赤磐に向かう。

種まく旅人~夢のつぎ木~を見る上でのポイント5つ

①種まく旅人シリーズについて

第1作目『種まく旅人~みのりの茶~』を監督した
塩屋俊が日本の第1次産業を映画にしたいと始めたプロジェクト。
志半ばで急逝した塩屋監督の遺志を継ぎ
第2作『種まく旅人~くにうみの郷~』を篠原哲雄監督が
そして第3作目にあたる本作『種まく旅人~夢のつぎ木~』を
佐々部清監督が担当する。

1作目は茶、2作目はタマネギと海苔。
3作目は桃。
市制10周年の岡山県赤磐市が撮影場所になっている。

注目すべきは1作目の主人公みのりとその夫卓治の弟が
今回の主人公・治であること。
1作目とのつながりも重視して作られた作品である。

②彩音と治 赤磐での出会い

兄の遺志を継ぐために女優の夢を諦め、市役所で働きながら
桃の栽培を手がける彩音。
なんとしても「赤磐の夢」を世に出したい。
その思いで動いているが
それは本当に彩音の夢なのだろうか。
亡き兄が家族の希望を託した桃の木は花を咲かせ
実をつけることができるのだろうか。

兄が茶の栽培を始めたことを目の当たりにして
農業従事者の生活の向上を夢見て
農林水産省に入った治。
理屈や建前の世界を見て自分の夢を見失っている。

そんな二人が赤磐で出会った。
お互い意識しながらも程よい距離を置く。
その距離がお互いの夢への意識を相互に向上させていく。

種まく旅人~夢のつぎ木~

この二人を演じるのは高梨臨さんと斎藤工さん。
映画やドラマに多忙な二人が
この作品のテーマと佐々部清監督がメガホンを取ることを理由に
スケジュールを調整してオファーに応じて参加している。
少しずつ変化していく二人の関係性は映画のラストまで見逃せない。

③岡山県赤磐市は白桃の産地

岡山県の県庁所在地、岡山市と隣接する赤磐市は岡山市のベッドタウン
とも言われている。(岡山市まで車で10分ほどで行ける地区もある。)
2005年に赤磐郡山陽町・赤坂町・熊山町・吉井町の4町が対等合併し市制施行。
2015年で市制10周年を迎えた。

NHK大河ドラマにも登場している明石全登の出身地でもあり、
自然が多く、桃やブドウの栽培が盛んな地区。
桃は市の花にも制定されている。
春は桃畑が美しい桃色で彩られる。

本作では桃に焦点を当て、栽培や出荷の様子、
農業従事者の現状を描いている。

④佐々部監督は撮影場所の「日常」を描く

作品の中に出てくるのは市役所や桃畑、民家、昔からある酒屋(室町酒造)、
地元のプラネタリウムなど
赤磐の人たちに親しまれている場所を使用して撮影されている。
地元の人にも、外の人にも新たな発見が生まれる。
そんなカットが沢山ある。

作品の中で出てくる桃を守る防蛾灯の美しさは
実際に行って見てみたいと思える美しさだ。

プラネタリウムでの話の中には
佐々部監督の『チルソクの夏』を思い出させる話もあり、
佐々部監督ファンには嬉しい。

⑤佐々部組集結!役者陣に注目。

主演の高梨さん、斉藤さんは佐々部組初参加。
その周りを佐々部作品に複数出演する役者がしっかり固める。
彩音の市役所での上司は津田寛治さん。
酒造の主人には井上順さん。
治の上司に永島敏行さん、
佐々部監督最新作『八重子のハミング』にも出演している升毅さん
と実力派が並ぶ。

『種まく旅人~みのりの茶~』で主人公を演じた
田中麗奈さんと吉沢悠さんが佐々部監督作『夕凪の街 桜の国』にも
出演している。

種まく旅人~夢のつぎ木~

誰にも夢がある。
ただその夢を確実に叶えられるのは一握りだ。
様々な挫折を経て夢は少しずつ形を変える。

形を変えた夢は叶えるのが容易かと言えばそうではない。
やはりまた苦労や挫折が伴う。

それでも諦めないのが人。
様々な人との出会いが夢を現実に変える力になる。

『種まく旅人~夢のつぎ木~』

http://www.tanemaku.

11月5日(土)より全国ロードショー

名古屋地区では栄・名演小劇場にて

11月5日(土)より公開。
http://meien.movie.coocan.jp/

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