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台湾の旅は美味しい出会いの旅(映画『恋恋豆花(れんれんどうふぁ)』)

2020/03/08

名古屋から飛行機で約3時間。

日本語がかなり通じる異文化都市・台湾は一度は行ってみたい場所。とにかく魅力的なものばかり。

名所旧跡を楽しむもよし。食を楽しむもよし。

台湾に行きたいとずっと思っているけれど、なかなか実行出来ずにいる。友人達が行っては美味しいお土産を買ってきてくれて羨ましい思いばかりしている。

そんなタイミングで観た映画『恋恋豆花(れんれんどうふぁ)』

今関あきよし監督が自身で訪れ、大好きになった台湾を舞台に映画を撮った。

あらすじ

恋愛も人間関係も含め大学生活がつまらなくなり、中退を考えている奈央(モトーラ世理奈)。

そんな中、父・博一(利重剛)の提案で、彼の3度目の結婚相手となる綾(大島葉子)と台湾旅行をすることに。父の再婚相手というだけでよく知らない女性となぜ旅行をしなければならないのか?納得がいかないが、せっかくだから思いっきり楽しんでやろうと思う奈央の台湾旅行には、台湾の魅力的なスイーツやグルメとの出会い、そして思いがけない人々との出会いが待っていた。

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親子になる記念台湾女子旅

台湾の旅は九份~台北~台中へと進む。
奈央が思い出を語る形で進み、観ている私たちも旅をしているかのように感じるロードムービー。心の中では「あやや」と呼んでいる綾への随所に入る奈央の心の声がとてもかわいらしく登場して来て、どこか少女漫画的。とても軽やかな気持ちで見られる。

ポップな音楽に彩られ、台湾の美しい風景や食べ物が次々と登場。

大根餅に臭豆腐、シップの味がするコーラ、仙草ゼリーミルクティーに魯肉飯。そして奈央が大絶賛の豆花(とうふぁ)!

どれも食べてみたいとさらに思う。女子旅だからこそのグルメ旅。しかもイケメンバックパッカーや台湾の役者やカメラマンとの出会いまであってワクワク感が止まらない!

この映画はこれだけでは終わらない。九份の昇平戯院など映画好きにはたまらないスポットも教えてくれるのだ。

秀逸なのは様々な色を見せる夜の台湾。独特なアジアの色。赤い提灯に照らされた赤い夜。そこにたたずむ奈央。

『アイコ16歳』、『すもももももも』、『タイムリープ』などで様々な少女の成長を描いてきた今関あきよし監督がまたひとつ女性が変わっていく姿を捉えた映画を生み出した。

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注目の女優モトーラ世理奈がみせる新たな一面

突然、新しい母親になる人と台湾を旅することになった奈央には映画『風の電話』での演技が注目されているモトーラ世理奈。ファッション雑誌「装苑」でモデルをつとめる彼女ならではの絵になるシーンも台湾をより一層魅力的にさせる。

そして『風の電話』では見られなかった表情を沢山見ることが出来るのが嬉しい。美味しいものを食べているときの笑顔は観る側も嬉しくなる。

奈央と旅をする綾には『朱花の月』、『へヴンズストーリー』などに出演している大島葉子。自分の身の上を淡々と語り、奈央との旅を楽しむ姿から綾の人生経験が垣間見える自然体な芝居がいい。

奈央の父親は今関監督と旧知の仲で意外にも今関監督作品初出演の利重剛、世界を旅するバックパッカーは『刀剣乱舞』など2.5次元舞台作品で活躍中の椎名鯛造が演じる。台湾で活躍中のシー・チーティエン、ヴィッキー・パン・ズーミンも参加している。

作品を彩るアーティストも忘れてはならない。

女優としても活躍中で久々の本格レコーディングとなる後藤郁、本人役で出演し、劇中でも歌を披露している日台ハーフのシンガーソングライター・洸美-hiromi-、日本でも人気急上昇中の台湾ポップス界の実力派・PiA吳蓓雅のポップな楽曲が旅を盛り上げる。

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日常がある日本を離れて旅で生まれる新たな関係性。

おいしいご飯とデザートが笑顔を作り、二人の距離をなくしていく。

今は状況的にも難しいけど、いつか絶対に台湾に行く!

とさらに思わせてくれる映画。そして旅は自分に変化をもたらせてくれるものだと改めて思う。

旅には新たな出会いと自分の心の変化がある。自分一人で悩んだ時、家に籠もらず旅に出たら、何か答えが見つかるかもしれない。

映画『恋恋豆花(れんれんどうふぁ)』http://is-field.com/renren/index.htmlは現在全国順次公開中。
東海地区では3月7日から名演小劇場で公開。

公開を記念して、公開前夜の3月6日19時からは岐阜・柳ヶ瀬のカフェ星時で洸美-hiromi-さんのミニライブと今関あきよし監督を迎えたトークが行われる(参加料1500円・ワンドリンク付)。

また公開初日は名古屋・名演小劇場で12:30の回上映終了後に今関あきよし監督登壇舞台挨拶と、洸美-hiromi-さんのミニライブが行われる。

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