
EntaMirage! Entertainment Movie
映画『ぴっぱらん!!』名古屋公開記念舞台挨拶レポート
2024/11/22
映画『ぴっぱらん!!』公開記念舞台挨拶が11月17日(日)名古屋ミッドランドスクエアシネマ2で開催された。
崔哲浩監督、福士誠治さん、新宮里奈さん、櫂作真帆さんが登壇し、崔監督が自らMCで進行し、和気あいあいと進められた舞台挨拶の様子を一部お届けする。
崔哲浩監督(以下 崔監督)
「今日はMCもさせてもらいます。本作で脚本、プロデューサー、監督、百鬼要役をさせていただきました崔哲浩と申します。よろしくお願いします!」

崔哲浩監督
(観客大拍手)
崔監督
「ありがとうございます。拍手は何回いただいても気持ちいいですね。今日はスーパーなゲストが来てくれました。新宮里奈さん、櫂作真帆さん。そして、福士誠治さん。大きな拍手でお迎えください!」
(キャスト登場。テーマソングが流れる。場内拳を突き上げて盛り上がり)
崔監督
「では音楽止めてください」
福士誠治さん(以下 福士さん)
「え。「ハッ!」って言いたかったのに・・・。(笑)」
崔監督
「では音楽もう一回お願いします」
(音楽流れる)
福士さん
「あれ?「ハッ」のところなかったですね(笑)。では音楽止めていただいて・・・。」
崔監督
「ではおひとりずつ一言、ご挨拶をお願いします」
新宮里奈さん(以下 新宮さん)
「マリア役の新宮里奈です。本日は名古屋のこの劇場で上映できたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございます」
櫂作真帆さん(以下 櫂作さん)
「3兄弟の妹、志保役の櫂作真帆です。本日はありがとうございます」

櫂作真帆さん
福士さん
「百鬼湊役の福士誠治です。今日は名古屋に来られて本当に嬉しく思います。ありがとうございます。楽しんでいってください」
崔監督
「ところで皆さん入口で特典のカードをもらいましたか?今日登壇している4人のカードが当たったよという人はその場でご起立かウインクしてもらっていいですか?」
福士さん
「いや、ウインクはすごい見づらいな (笑)」
(観客からカードが挙がる)
崔監督
「あ!福士さん当たった!」
福士さん
「ありがとうございます」

福士誠治さん
崔監督
「志保さんが当たった方は?」
(観客から手が挙がる)
櫂作さん
「ありがとうございます」
崔監督
「マリアは?」
(観客から手が挙がる)
新宮さん
「ありがとうございます!嬉しい」
崔監督
「要は?いました。ありがとうございます」
福士さん
「まんべんなく当たりましたね」
崔監督
「このカードは51種類作ったんですよ。エンドロールに200人ぐらいキャストが載っていますが、850人キャストが実は出ていて、選ばれた51人のキャストのカードが皆さんに配られています」
崔監督
「今映画で観てもらったばっかりのところで、ご自身の役作りで大変だったこと、こだわったことを聞かせてください」
櫂作さん
「こだわったというか、本当にちょっと悩んだのは、「懐かしいお味噌汁」というセリフです。To be continuedじゃないですか。そのくだりがまだ全然ないので、何を思って懐かしいと言おうかなと現場ですごく悩みました。一応監督にも聞いたんですが、あまり相手してもらえなくて・・・。ずっと何が懐かしいのかなと、未だに考えています」
新宮さん
「大変だったのは、父親がヤクザ関係の人で、気づいたら自分が一緒になっていた人がそういう関係の人だったというところの複雑な心境をどういう風に表そうかというところに一番悩みました」

新宮里奈さん
崔監督
「福士さんはドラマ、映画、舞台、音楽、歌まで芸能界で長いこと活動されていますが、今回一番の不良というか、以前出演された主役の映画もバイオレンス作品でしたが、今回の役はどうでしたか?」
福士さん
「自分とかけ離れたというか、あの生活をしてきたわけではないので、役者としては振り切ってできて楽しい時間でした。崔監督とは佐々部清監督の作品でご一緒したのがきっかけなんです。殴っているアクションとかのシーンの時はアクション監督もいて戦ったりするんですが、僕とお兄ちゃんが出会うシーンとか、押し入れに入っていて、お兄ちゃんがガバッと開けてくるところとかはやっぱり(ここでは)監督なんだなと思いました。僕はずっと縛られていて、外で喧嘩しているシーンはただ押し入れの中で出番を待っていたんです。それでいざ開けますとなった時に押入れに近寄ってきて、「誠治、 死んだと思った兄貴が…」と心をつついてくれるんですよ。だから役作りどうこうというよりは、監督がここは今熱い思いだということをすごいわかりやすく伝えてくれて、芝居のスイッチングを入れてくれたことを今思い出しました。そのあとの荷台のところも監督が要として撮影しながらくるんです。だから現場でもこの服(撮影時の衣装)を着ながらやってきたりするんですよ。それでスイッチングを入れたので、とてもいいシーンになっていたんじゃないかなと思っています」
崔監督
「もっと褒めて。俺のこと (笑)」
新宮さん
「押入れの中にそんなに長いこといらっしゃったんですか?」
福士さん
「押入れの中に閉じ込められて、外でボコボコに倒すシーンがあったじゃないですか。すぐ始まるのかなと思ったら意外と始まらなくて。中にずっといました。「用意スタート。カット!もう1回。用意スタート!じゃあ次のカット」でもまだ来ないなみたいな感じで待っていて。でもそれがまたいい。音だけ聞こえるのもよかったなと思って。お手洗い行くのを我慢して、出番を心待ちして頑張りました」
崔監督
「今回主題歌は福士さんに単独で歌ってもらおうと思ったんですが、福士さんが『これは崔さん、3人で歌わなきゃ意味ないんじゃないの?』と言ってくださってああいう歌になりました」
福士さん
「頑張りましたね。二人で。山口さん、どうやったら参加してくれるかな。きっと歌いたくはないよね。セリフならいいかなって・・・。」
崔監督
「(主題歌は)全部。福士さんまかせでしたね。(笑)」
福士さん
「全部の撮影が終わって、『ぴっぱらん!!』ではない次の作品の仕事に行こうかなという頃に、監督から「誠治、歌歌いたいんだけど歌って!」と言われ・・・でも凄くポップな感じの曲が来て、この『ぴっぱらん!!』にとても合う曲じゃないかなと思っています。歌の韓国語のところは、すごくないですか。レコーディングの時に死ぬほど崔さんは苦労していましたね」
崔監督
「福士さんにレクチャーしてもらって。歌を歌ったことないじゃないですか。福士さんに全部確認して、音程とかも全部チェックしてもらって。レコーディングとか大変でした」
福士さん
「その後居酒屋でビールを飲みましたよね。この映画を観るとビールを飲みたくなりませんか。スカッとして。」
崔監督
「新宮さん。皆さんに何かお話したいことありますか?」
新宮さん
「最後に縛られるシーンがあったんですが、あれを私と認識してもらえることが少なくて。私が縛られているんですが…」
崔監督
「誰と間違えられるんですか?」
新宮さん
「櫂作さんと間違えられるんです」
崔監督
「志保が縛られているようにみえるという事ですか?」
新宮さん
「衣装の色が似てるからだと思うんです」
櫂作さん
「ちょっとオレンジか黄色か、同じような感じのように見えるのでしょうか」
新宮さん
「チラシでも間違えられるんですよ」
崔監督
「だいぶタイプ違うの女優さんだと思いますけど・・・」
櫂作さん
「私は1回も言われたことないです(笑)」
崔監督
「では最後に一言ずつお願いします」
櫂作さん
「本日は劇場に足を運んでいただき本当にありがとうございます。これからも『ぴっぱらん‼』よろしくお願いいたします」
新宮さん
「皆さんにお願いがあります。先程トレカの話が出たんですが、くれぐれもポイっと落とさないようにだけお願いします。劇場で私たち福士さん以外の3人で拾うことになるので(笑)」
崔監督
「一昨日から名古屋の公開がスタートしまして、今全国30か所で上映しています。もし今日の映画を観て何か感じてもらったり、少しでも心が動いたよという方はぜひSNS、Facebook、X、instagramに「#ぴっぱらん」をつけて、どんなことでもいいので、広めていただくと本当に嬉しく思います。これからも『ぴっぱらん!!』何卒よろしくお願いします」
福士さん
「数ある映画の中で『ぴっぱらん!!』を選んでいただき本当にありがとうございます。映画は映画館に足を運んでいただいて観るのが一番いいと思っています。監督もそういう思いで画角を決めたりしているので、今はサブスクもいっぱいありますが、映画館、劇場に足を運んでくださることが僕らキャスト、スタッフからすると本当にありがたいです。To be continued と書いてありましたので、期待しながら1を観ておくと、もしかしたら先の伏線が張ってあるかもしれません。まだまだ観て、これはあれなんじゃないかなとか思いながら楽しんでいただけたら本当に嬉しく思います。これからもよろしくお願いします」
映画『ぴっぱらん!!』https://bibalam.com/ は現在公開中。
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
「空っぽ」から始まる希望の物語-映画『アフター・ザ・クエイク』井上剛監督インタビュー
村上春樹の傑作短編連作「神の子どもたちはみな踊る」を原作に、新たな解釈とオリジナ ...
-
2
-
名古屋発、世界を侵食する「新世代Jホラー」 いよいよ地元で公開 — 映画『NEW RELIGION』KEISHI KONDO監督、瀬戸かほさんインタビュー
KEISHI KONDO監督の長編デビュー作にして、世界中の映画祭を席巻した話題 ...
-
3
-
明日はもしかしたら自分かも?無実の罪で追われることになったら(映画『俺ではない炎上』)
SNSの匿名性と情報拡散の恐ろしさをテーマにしたノンストップ炎上エンターテイメン ...
-
4
-
映画『風のマジム』名古屋ミッドランドスクエアシネマ舞台挨拶レポート
映画『風のマジム』公開記念舞台挨拶が9月14日(日)名古屋ミッドランドスクエアシ ...
-
5
-
あなたはこの世界観をどう受け止める?新時代のJホラー『NEW RELIGION』ミッドランドスクエアシネマで公開決定!
世界20以上の国際映画祭に招待され、注目されている映画監督Keishi Kond ...
-
6
-
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の呉美保監督が黄金タッグで描く今の子どもたち(映画『ふつうの子ども』)
昨年『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が国内外の映画祭で評価された呉美保監督の新作 ...
-
7
-
映画『僕の中に咲く花火』清水友翔監督、安部伊織さん、葵うたのさんインタビュー
Japan Film Festival Los Angeles2022にて20歳 ...
-
8
-
映画『僕の中に咲く花火』岐阜CINEX 舞台挨拶レポート
映画『僕の中に咲く花火』の公開記念舞台挨拶が8月23日岐阜市柳ケ瀬の映画館CIN ...
-
9
-
23歳の清水友翔監督の故郷で撮影したひと夏の静かに激しい青春物語(映画『僕の中に咲く花火』)
20歳で脚本・監督した映画『The Soloist』がロサンゼルスのJapan ...
-
10
-
岐阜出身髙橋監督の作品をシアターカフェで一挙上映!「髙橋栄一ノ世界 in シアターカフェ」開催
長編映画『ホゾを咬む』において自身の独自の視点で「愛すること」を描いた岐阜県出身 ...
-
11
-
観てくれたっていいじゃない! 第12回MKE映画祭レポート
第12回MKE映画祭が6月28日岐阜県図書館多目的ホールで開催された。 今回は1 ...