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EntaMirage! Entertainment Movie 岐阜推し!

映画観賞後に有識者のトークでさらに作品を味わう。映画館オリジナル企画3つをご紹介(伏見ミリオン座、岐阜CINEX、センチュリーシネマ))

伏見ミリオン座、センチュリーシネマ、岐阜CINEXで映画観賞後にトークイベントを開催する。有識者の解説でさらに映画を楽しもう。

伏見ミリオン座 映画『流麻溝十五号』公開記念・トークイベント付き上映

日本統治時代が終わり、1949年に中国での共産党との戦いに敗れた蒋介石とともに台湾にやってきた台湾国民政府による、恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた時代「白色テロ」。台湾南東岸に位置する面積約16平方キロの自然豊かな島・緑島には第二次大戦後、30年以上もの間、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれていた。若い女性たちは自由思想を持っただけで政治犯として、島に送られた。思想改造及び再教育を目的とした「新生訓導処」は1951年から1970年まで設置され、収監された人々は名前でなく番号で管理された。民主化の道を歩み始めて37年。台湾初の女性政治犯を扱った映画『流麻溝十五号』が7月26日(金)から日本公開中だ。

上映後には現代中国近現代文学、東アジア舞踊比較史で、名古屋大学 人文学研究科 星野幸代教授が映画の時代背景や映画について解説する。

日時:7月28日(日)12:10の回 上映後
劇場:伏見ミリオン座 ミリオン3
料金:通常料金(各種割引可、招待券利用不可)
登壇:名古屋大学 人文学研究科 星野幸代教授(予定)

チケットは発売中。チケットサイトはこちら

岐阜CINEX 第18回 アートサロン『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』上映&トークショー

ナチスや戦争、神話などのテーマを絵画、彫刻、建築など多彩な表現で壮大な世界を創造する、戦後ドイツを代表する芸術家として知られるアンゼルム・キーファーの生涯とその現在を追ったドキュメンタリー。『PERFECT DAYS』(23)で第76回カンヌ国際映画祭主演俳優賞(役所広司)を受賞し、第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたことも記憶に新しい、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督が製作したドキュメンタリーが7月27日(土)から岐阜CINEXで公開される。

上映後には岐阜県美術館学芸員の廣江泰孝さんの美術的見地からの詳しい解説を聞くことが出来る。

日時:7月28日(日)
12:30~14:05 『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』 上映
14:15~15:00 廣江泰孝さん トークショー

会場:CINEX(岐阜市日ノ出町2-20 柳ケ瀬・岐阜髙島屋前)
定員:CINEX3 78名・全席指定
料金:【全て税込】大人:1,500円 大学生:1,300円 高校生(18歳以上):800円 シニア(60歳以上):1,000円
ゲスト:廣江泰孝さん(岐阜県美術館学芸員)(予定)
チケットはCINEX劇場窓口、チケット販売サイト、ファミリーマートにてチケット発売中。チケットサイトはこちら
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センチュリーシネマ 映画『めくらやなぎと眠る女』公開記念トークイベント付き上映

村上春樹原作の短編集『めくらやなぎと眠る女』が初アニメ映画化されセンチュリーシネマで8月2日(金)から公開される。東日本大震災直後の東京。置き手紙を残して家を出たキョウコ、妻の失踪に呆然としながら北海道へ向かうことになる小村、そして巨大な“かえるくん”と迫りくる大地震から東京を救おうとする片桐。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか…。6つの短編を再構築し、村上春樹ならではのモチーフがマジックリアリズム的描写で再現される。日本語版は深田晃司監督が演出をつとめ、ピエール・フォルデス監督も来日して製作されている。⽇本語版の声の出演は磯村勇⽃、⽞理、塚本晋也、古舘寛治ほか。

上映後には日本語版の翻訳に協力した、翻訳家で東京大学名誉教授の柴田元幸さんが字幕版と日本語版2つのバージョンをもつ一つの作品としての魅力を言葉の視点から読み解くトークを展開する。原作者・村上春樹さんと親交も深い柴田さんがどんな話をするのかが楽しみだ。

日時:8月3日(土)13:00の回 日本語版上映後トーク
場所:センチュリーシネマ センチュリー1
料 金:一律2,000円(ムビチケ・各種割引・共通/優待・無料招待券は使用不可)
登壇者:翻訳家・柴田元幸さん(日本語版翻訳協力)(予定)

チケット
オンライン:7月26日(金)チケットサイトはこちら
劇場窓口 :7月27日(土)劇場オープン時~(オンライン完売時はなし)
24.8.3C

夏の休日は涼しい映画館へ。

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