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タナダユキ監督最新作は嘘から始まった南相馬の映画館を立て直す人たちの物語(映画『浜の朝日の噓つきどもと』)
2021/09/05
『百万円と苦虫女』、『四十九日のレシピ』や『ロマンスドール』のタナダユキ監督による福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」を舞台にした映画『浜の朝日の嘘つきどもと』が9月10日(金)より公開される。
あらすじ
100年近くの歴史を持つ福島、南相馬の映画館「朝日座」。支配人の森田は経営が立ち行かなくなった朝日座を閉める決意をする。そんな時に茂木莉子と名乗る女性が現れた。朝日座を立て直すと莉子は言う。打つ手がないと諦めていた森田だったが、見ず知らずの莉子の熱意に少しずつ心を動かされていくことに。莉子は高校時代の恩師、田中茉莉子との約束のために東京から朝日座にやってきたのだった。
自分を救ってくれた人との約束
これは東京の映画配給会社に勤めていた主人公が恩師との約束を果たすために“嘘”をついて映画館を守ろうと奮闘する物語。
そこには自分に“嘘”をついて、映画館を閉めようとした男がいる。
アカの他人である若い女性に引っ張られる形で男も映画館の存続を目指す。
茂木莉子と名乗った女性は自身の恩師の思いに導かれて南相馬の朝日座にやってきた。
茂木莉子……もぎりこ……もぎり!?
チケットの半券をちぎることをもぎりと言う。
映画関係者ならこの名前がまずツボに入る。
この名を得たことで主人公あさひは福島で精力的に動いていく。
茂木莉子こと浜野あさひには高畑充希。莉子は高畑さんに!というタナダユキ監督の思いが通じたキャスティング。震災後あることがきっかけで一人になってしまっていたあさひは教師の茉莉子に声を掛けられ、一緒に映画を観る。そこから茉莉子との絆が始まった。朝日座に来た莉子の過去と今を行き来する形で話は進んでいく。
朝日座支配人の森田には今チケットがなかなか取れない人気落語家・柳家喬太郎。莉子と森田の会話には映画のセリフも入ってくる。二人のテンポ良い会話が心地よい。森田を形容する言葉があまりにもぴったりで笑ってしまった。
あさひの恩師、茉莉子には映画『名もない日』でも存在感を見せた大久保佳代子。自然体の語り口、生き方であさひと過ごす魅力的な人物だ。血の繋がった家族を信じられなくなってしまったあさひが心の師として大切に思う人であり、あさひを映画の世界に導いていく。
大事なのは誰か
タナダユキ監督は今までも家族との関係性を描いてきた。今回も家族と距離を置くあさひと茉莉子の気持ちや様子が描かれる。
遠くの親戚より近くの信頼する他人なのか。
いや最後はやはり血の繋がった家族が大事なのか。
地方ではまだまだ血縁が強い。
多様性が訴えられる現代でタナダユキ監督は観客に二人の姿を通して何が大事なのかを投げかける。
映画館という場所
映画館には思い出が詰まっている。暗闇の中で一人映画を観ながら自身の気持ちに整理をつけたこと、好きな人と一緒にどきどきしながら観たこともあるだろう。それぞれが違う思いを抱えながら同じものを観る。映画館とは不思議な空間だ。
朝日座には全国の昔からある映画館の今が見える。
働いていた会社がなくなり、朝日座を救うために南相馬にやってきたあさひ。
映画館を続けるために借金を重ねた森田。
上映があることを宣伝してくれる商店街の人々。
そして朝日座を救うために上映を観に来た人々。
朝日座の危機を救おうとした人たちに自分を重ねる人もいるだろう。
昨年、コロナ禍の中で経営が危ぶまれた映画館をたくさんの人がクラウドファンディングで支えた。映画館という空間が思い出として心の片隅にずっとあった人たちがここは残さなければいけないと行かなくなった映画館を支援した事実がそれを物語る。
映画みたいな展開だなと観ながら思うかもしれない。でも、いいのだ。これは映画館にとっての夢でもある。映画だからこんな展開もいい。
この作品はあるドラマの前日譚だ。昨年「浜の朝日の嘘つきどもと」はドラマとして製作された。昨年10月末に福島中央テレビにて放送され、ローカルドラマだが、その後全国29の地域で放送され、第58回ギャラクシー賞テレビ部門“選奨”を受賞するなど大好評を博した。
映画版『浜の朝日の嘘つきどもと』はドラマ版とは異なる物語が展開するので、本作から観ても大丈夫。映画を観たらきっとドラマ版が観たくなる。後日譚も観る機会があれば是非観て欲しい。
あなたの心の映画館はどこですか?
映画『浜の朝日の嘘つきどもと』 https://hamano-asahi.jp/ は9月10日(金)より全国公開(福島県は8月27日(金)より先行公開中)。東海3県では伏見ミリオン座、ユナイテッド・シネマ(豊橋18、阿久比)、ミッドランドシネマ名古屋空港で9月10日(金)から公開。
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