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映画『THE KILLER GOLDFISH』名古屋公開初日舞台挨拶レポート
映画『THE KILLER GOLDFISH』の名古屋公開初日舞台挨拶が7月4日名古屋ミッドランドスクエアシネマ2で開催された。
環 栄李花役の岡エリカさん、笹白趣美役の伊藤さゆりさん、森谷雄プロデューサーが登壇した。
映画『THE KILLER GOLDFISH』は、堤幸彦監督(ユキヒコツツミ名義)がメガホンを取り、SUPER SAPIENSS(堤幸彦、本広克行、佐藤祐市の3人の映像監督が共同で制作指揮をとり、サポーターと一丸となって日本の映像業界史上初となる原作づくりから映像化に至る全プロセスの一気通貫に挑むプロジェクト)によるオリジナル作品。2025年5月2日に公開され、東京下北沢のシモキタ-エキマエ-シネマ K2シネマで単館上映がスタートし、現在ロングラン公開中。
物語の中心は、金魚を巡る連続殺人事件。公安特設課超常事件想定班(通称「マルチョウ」)の女性捜査官、環栄李花が事件の捜査に乗り出し、人類の歴史に根付く壮大な復讐劇に巻き込まれていく。
岡エリカさん(以下 岡さん)
「映画『THE KILLER GOLD FISH』で環栄李花役を務めさせていただきました岡エリカです。今日はお忙しい中、ご来場いただきまして本当にありがとうございます。短い時間ですけれど、どうぞよろしくお願いいたします」

岡エリカさん
伊藤さゆりさん(以下 伊藤さん)
「エリカの親友、そして同僚である趣美たんこと笹白趣美を演じました伊藤さゆりです。今日はよろしくお願いします」
森谷雄プロデューサー(以下 森谷P)
「はい。本作プロデューサーの森谷雄と申します。愛知県豊橋市出身です。よろしくお願いします」
Q.下北沢の方では5月2日に公開が始まって毎日のように皆さん、舞台挨拶されているんですよね」
森谷P
「この間、62回目でした」
Q.堤監督自らチラシを配っていらっしゃるとか。
岡さん
「下北沢の駅前で配っています」
Q.スーパーサピエンスをご存じない方もいらっしゃると思うんですが、スーパーサピエンスの応援団のことを共犯者と言うんですよね。スーパーサピエンスについて教えてください。
森谷P
「この作品の監督である名古屋出身の堤幸彦監督、本広克行監督、佐藤祐市監督、そして僕、森谷がクリエイティブコミュニティを3年前に始めたんですよ。一般の方も映画制作に参加したいですよね。皆さんにトークンとかNFTとかを購入していただいて、それを資金にしてこの映画も作られていますし、もともとwebtoonという漫画原作を自分たちで出したり、この前に『THE BEGINNING』というショートフィルムを作ったり。この2人もコミュニティメンバーで、メンバーの中からキャストはほぼ全員オーディションで選んでおります。名古屋出身の佐藤二朗さんには協力していただいてるんですが、二朗さんもトークンを持ってますからね。梶裕貴さんも持ってる」

森谷雄プロデューサー
岡さん
「じゃあ、共犯者ですね」
森谷P
「共犯者なんです。という形でやっているのが、スーパーサピエンスです」
Q.岡さんは初映画、初主演で。
森谷P
「初オーディション。初演技です」
岡さん
「スーパーサピエンスのオーディションを受けて、受かっちゃって。出ました(笑)。岡エリカのエリカはこの環栄李花からいただきました」
Q.劇中で歌も歌われていますよね?
岡さん
「そうなんです。劇中に出てくる歌を歌わせていただいたんですけど、お気づきになりましたか?」
森谷P
「昭和と焼肉をテーマに選曲します」
岡さん
「梶裕貴さんが声をされてるalexaみたいなAIが流す曲で、私と堤幸彦監督の2人のデュエットです」
Q.伊藤さんは元々映画には出られていたんですよね?
伊藤さん
「初めてということはなかったんですが、こんな素晴らしい劇場で、連日かけていただけるような映画は実は初めてで。自分の顔が大きな画面に実物よりも大きく映されるということにちょっと今でもドギマギしています」

伊藤さゆりさん
森谷P
「そうですよ。多分今日が日本で一番大きいスクリーンでかかったんですよ。皆さん」
Q.この映画は名古屋で撮影されましたが、去年ですか?
森谷P
「実はもう2年前の夏です。暑かったです。名古屋」
Q.エリカさんがずっといるマルチョウは名古屋なんですよね。
岡さん
「そうなんです。マルチョウの部屋とエリカの部屋は全部名古屋の昭和塾堂という結構古い、100年ぐらい歴史のある建物です」
森谷P
「城山八幡宮の横にあるんです」
岡さん
「2階と3階で分けて、マルチョウとエリカの部屋を作って撮りました」
森谷P
「あそこの部屋を全部マルチョウ用に飾ったんですよ」
Q.遠距離でやりとりする趣美たんも名古屋ロケに来たんですよね
伊藤さん
「私はエリカとZoomをするシーンで来ました(笑)、昭和塾堂でエリカの部屋と実は同じ建物で」
Q.名古屋ロケはいかがでしたか?
伊藤さん
「私はほんとにワンシーンで、夜だったので宿泊させていただいたんですけど、その時はまだなあんまりいろんなところに行ってみようとか、そういう経験値もなくて、ただ来ただけになってしまったんです」
森谷P
「熱田神宮の近くに宿泊してましたよね。神宮に毎朝お参りに行っていました。「この作品、世界に行ってくれ」とお願いしていたら行っちゃいました。やっぱり熱田神宮パワー持ってるなと」
Q.金魚が殺人してしまう設定で、愛知県弥富市の金魚は全国的にもとても有名なんですが、弥富でこれは撮影されているんですね。
森谷P
「撮ってますね。市役所の水槽がいっぱいあるところを金魚店の設定に飾り変えて。金魚を食べていただいた方もいます」
Q.だから世界の映画祭でクレイジーと言われるんですね(笑)。海外の映画祭には岡さんも行かれたんですよね。どうでしたか?
岡さん
「ロンドンに行ったんですが、やっぱり言語が違いますし、すごい独特で。方言や日本人ならわかるギャグとか、そういうのがちょこちょこあるので、そういうことの面白さが伝わるのかなと不安はあったんですが、ちゃんと伝わっていましたし、すごく笑ってくれて、安心とともに本当に嬉しかったです」
森谷P
「ロンドンの映画YouTuberの方が去年のベスト25を発表されたんです。1位がデミ・ムーアさんの『サブスタンス』で、7位が『THE KILLER GOLDFISH』。すごく驚きました。それぐらい本当に盛り上がりました」
伊藤さん
「私は映画祭には行っていないんですけれども、私が演じた趣美はゴスロリみたいな服装のキャラクターで、なぜそういうキャラクターなのかは特に描かれてはいないんですが、海外の方から見ると、どういう風に見られるのかなと。警察官には見えないじゃないですか。なので、そういう反応とかもちょっと見てみたい、聞いてみたいと思いますね」
森谷P
「次はメキシコシティで上映されます。10月に多分ここの何倍あるんだろうというスクリーンで上映されるかもしれませんが、まだ言えません(笑)」
Q.映画の中にアニメーションがあったり、すごくいろんなことに挑戦している、素晴らしい作品だなと思いますが、堤監督、70歳です。思えないです。
森谷P
「今年70歳ですよ。アニメを作っていた方が当時19歳で、当時68歳の堤さんとコラボするという。アニメを作った方もYouTubeで見つけちゃったんですよ」

©2025 SUPER SAPIENCE
ここで、スペシャルゲストとして出演者であるオカザえもんが登場。
Q.一言ご挨拶いただきたいと思いますが、オカザえもんさんはお話はできませんので、フリップボードに書いていただいています。
オカザえもん
「皆さん。口コミで宣伝してくださいでござる」
岡さん
「誕生日が7月1日と私見たんですけど、オカザえもんは何歳になったんですか?」

オカザえもん、フリップにコメント記入中
オカザえもん
「(長文したため)53ですが、最近は曖昧にしているでござる」
Q.オカザえもんが出てきたシーン、気づきましたよね。愛知県の人はもう爆笑じゃないですか。
オカザえもん
「実は窪塚くんが中に入ってるかもでござる」
森谷P
「確かに身長の感じは確かに窪塚さんさんかもしれない(笑)。もうオカザえもんが来るとなんかものすごい空気が緩むね」
伊藤さん
「映画に出演されるのは、2回目なんですよね?」
オカザえもん
「初めての舞台挨拶でござる。世界初」
この後、観客からも質問を受け付ける時間やフォトセッションも行われた。
Q.主演の岡さんから最後に一言お願いしたいと思います。
岡さん
「今日はご来場いただきまして本当にありがとうございます。撮影地であるここ名古屋に、多くの方の応援のおかげで来ることがついにできました。多分今日見ていただいて、「なんだこれ?」と頭にはてながいっぱい浮かんでいる方がいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、そういうカオスな部分も含めて、この映画の魅力だと思っています。今日のクレイジーな、クレイジェストな体験を思い出に残していただけたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました」
映画『THE KILLER GOLDFISH』 https://supersapienss.com/killergoldfishは ミッドランドスクエアシネマ2で7月10日(木)まで一週間限定公開中。
7月8日(火)には松岡ひとみのシネマコネクションにトークゲストとして堤幸彦監督と森谷雄プロデューサーが登場する。
詳細は https://www.midland-sq-cinema.jp/topics_detail/3535
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