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舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
2022/09/30
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロングラン上映中です。
映画の世界が舞台になるということで、これは観にいかねば!
と行ってまいりました。
話題の作品でなかなかチケットが入手出来ないので、今すぐ思いつきで観るのは難しいかもしれないのですが(来年5月までの上演分が発売中)、観にいくならやっておいた方がいいかもなあと思ったことを書きます。参考にするかは読者の皆様次第です。
行く前日くらいまでにしておくといいと思うこと
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は映画の舞台からかなり年数が経過したところから始まります。ハリー・ポッターは37歳、3児のパパです。息子(次男)のアルバスがホグワーツ魔法学校に行くところから話は始まります。
ですが、ハリーと、周りの登場人物の過去に何があったのかを知っておかないと???となるところが多数あります。なので、
映画『ハリー・ポッター』シリーズを全部観ておく。もしくは原作「ハリー・ポッター」シリーズを読んでおく
といいと思います。キャストビジュアルは映画ビジュアルに寄せていますので(皆さんかなりの再現度!)、映画を観る方がいいかもしれません。
配信サイト(U-NEXT)で配信しています。
ちなみに今回の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は映画のシリーズにはありません。
ただシリーズ最終作の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のラストから繋がります。
では原作本もないのかと言えばあります。
小説ではなく、戯曲です。
どんな話の展開なのか、結末を知りたくない方は戯曲まで読まない方がいいですが、
戯曲のセリフをこんな風に話すのか とか
ちょっと戯曲と違うセリフになってる! とか
マニアックな楽しみ方をしたい場合やリピーターをする時は戯曲を読んでいくことをオススメします!
あと、些細ではありますが、大事なこと。よく寝ておきましょう。寝るような隙間などない面白さですが、睡魔に襲われてせっかくの魔法を見逃すなんてことがないようにしておきましょう。
さて、観劇当日です。
観劇当日
上演開始時間までに行くのは当然ですが、
舞台「ハリー・ポッター」にはハリー・ポッターの世界観がたっぷり味わえる9と3/4番線シート(20000円)があり、このチケットを持っている方は開場の1時間前に劇場に入ることが出来ます。また劇場で販売されているパンフレットとは違う特別パンフレットやチケットがついてくるとか。
席はI列中央のわずかな席なので、なかなか手に入れられません。チケット発売初日に頑張ってゲットするしかありません。
ではそれ以外の席の方は楽しめないのか?
いや全くそんなことはありません。
ハリー・ポッターの世界は赤坂駅を出たところから始まっています。


大きなタイムターナー、壁には動き出しそうな絵画たち。
ホグワーツ魔法学校に来たみたいです。
写真スポットでもあるのでACTシアターに向かう人が少ないうちに撮りたい方は1時間以上前に行っても問題ありません。
というのは、9と3/4番線シート以外の方も40分前には入場出来るからです。
劇場外も中もハリー・ポッターの世界になっています。ACTシアターはハリー・ポッター専用劇場なので、劇場の装飾にも注目。キャスト表もこんな感じで出ています。

スタッフの方の制服もハリー・ポッター仕様で素敵なので、チェックしてみてください。
上演時間
第1幕 1時間40分 休憩 20分 第2幕 1時間40分
ということで、映画2本分ぐらいの長さがあります。

休憩時間
劇場内のカフェでオリジナルドリンクを購入することが出来ます。カフェで購入した蓋付きのものは劇場内に持込可能です。
トイレ問題ですが、女性トイレはわずか20分の休憩では大行列になります。
チケットの半券を持って出れば劇場横のBIZタワーのトイレも使用できます。
2階から行くとハリー・ポッターの写真スポットもあります。
劇場にチラシがないと探している方はここを覗いてみてください。

パンフレットやグッズ販売は開演前からあります。
休憩時間はトイレに行くことが一番大切ですが、もし時間があればグッズ売り場は開演前だけでなく、休憩時間にもチェックしてみてくださいね。
上演中
ハリー・ポッターの世界にどっぷり浸かってください。
演劇を観ているのに、映画を観ているようなテンポで進んでいくのも新鮮な演出がみどころ。
キャストはそれぞれの役でダブル、トリプルキャストで編成されています。
キャストスケジュールは公式サイトのキャストスケジュールで確認できます。
私が観た日には偶然にも10万人達成イベントがありました。その記念にアップされた記事とスペシャルムービーです。
観客の95%が“もう1回観に来たい”と答えた魔法の舞台!舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』東京公演の総観客数10万人突破!3人のハリー・ポッター スペシャルムービー公開(PR TIMES)
ハリー・ポッターだけでも三者三様。他のキャストも含めると組み合わせだけを変えるだけでも楽しめます。
毎ステージ同じステージはない。それが映画と違う舞台の魅力。一期一会の醍醐味です。
メインキャストだけでなく、アンサンブルの方々のすばらしい動きに目が行きます。
魔法がとにかくすごい。どうやってそうなるの?と不思議に思います。どれだけ稽古したのか、感心しかありません。
スタッフさん達の力がなければ出来ない舞台でもあります。照明も音楽も衣装も装置も全て揃って成り立つもの。演劇は総合芸術だなと改めて思います。
劇場外のお楽しみ
赤坂はハリー・ポッターの世界になっていて、いろいろ楽しめるのですが

ハリー・ポッターカフェやマホウドコロは入場制限があったり、整理券が必要な場合がありますので、ホームページをチェックしてください。
リサーチ不足だったため、ハリー・ポッターカフェは私が行ったのは平日でしたが、テイクアウトも整理券が必要で買えませんでしたし、マホウドコロも16:00過ぎの時点で19:00まで予約待ちとのことでした。
実物を見てお土産を買いたい、ハリー・ポッターグッズを買いたいと思う場合は事前に時間予約をしておくといいと思います。
なお、10月2日までは東京駅の八重洲口側にマホウドコロのポップアップストアがあります。ただ品揃えは少ない気がしました。
ネットで購入する手もありますので、入れなかった場合は上記公式サイトからの購入を検討するのもいいかもしれませんね。
久しぶりに数日間面白い舞台だったなあと余韻に浸りました。
地方民はなかなかリピートするのは大変なのですが(交通費がネックですよね)
ゴールデンスニッチチケットが当たったらまた行きたいなあと思っています。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式Webサイト
https://www.harrypotter-stage.jp
[日程]2022年7月8日(金)~2023年5月31日(水)
※2023年6月以降も上演予定
[会場]TBS赤坂ACTシアター
【主催】TBS ホリプロ The Ambassador Theatre Group
<キャスト>
ハリー・ポッター:藤原竜也/石丸幹二/向井 理
ハーマイオニー・グレンジャー:中別府 葵/早霧せいな
ロン・ウィーズリー:エハラマサヒロ/竪山隼太
ドラコ・マルフォイ:松田慎也/宮尾俊太郎
ジニー・ポッター:馬渕英里何/白羽ゆり
アルバス・ポッター:藤田 悠/福山康平
スコーピウス・マルフォイ:門田宗大/斉藤莉生
嘆きのマートル:美山加恋
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘
デルフィー:宝意紗友莉/岩田華怜
組分け帽子:木場允視
エイモス・ディゴリー:福井貴一
マクゴナガル校長:榊原郁恵/高橋ひとみ
安藤美桜 安楽信顕 千葉一磨 半澤友美 川辺邦弘 小松季輝 前東美菜子 みさほ 扇 けい
尾尻征大 岡部雄馬 織詠 大竹 尚 大内慶子 佐竹桃華 佐藤雄大 篠原正志 鈴木翔吾
田口 遼 田中彩乃 手打隆盛 上野聖太 渡邉聖斗 薬丸夏子 横山千穂
ルード・バグマンの声:吉田鋼太郎
※名前の表記はアルファベット順
※ハリー・ポッター役の藤原竜也は、2022年9月末までの出演。
書いた人
ライター:涼夏
普段は名古屋、岐阜で司会、映画の取材をメインに活動中。たまに役者も。実は映画よりも演劇が大好きで、大学の卒論も演劇をテーマにして書いていた。観劇することを目的に旅行に行くこともしばしば。実は演劇の取材もしたいと考えている。
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