
風は思いを乗せて(映画『風の電話』モトーラ世理奈さん、諏訪敦彦監督インタビュー)
2020/01/29
岩手県大槌町のガーデンデザイナーがもう一度死別した従兄弟と話したいと願って自身の庭に設置した「風の電話」をご存知だろうか。
様々な場所からこの場所を目指す人がいる。
震災で家族を失い、伯母と広島で暮らしていた高校生のハルはヒッチハイクで旅に出る。
1月24日公開の『風の電話』。諏訪敦彦監督、主演のモトーラ世理奈さんが来名。作品撮影について伺った。
Q.作品を撮った経緯を教えてください
諏訪監督
「実は自分の企画ではない作品というのがこれが初めてなんです。企画・プロデューサーの泉さんが発案者で、彼は「風の電話」のことを知ってぜひ映画化したいと情熱的に思い、企画を立ち上げ、僕に監督のオファーが来ました。それがスタートです。僕は「風の電話」のことを知らなくて、話を頂いて初めて知って。何もかも初めてのことでした。というのは持ち込まれた企画を監督することも、「風の電話」という題材自体も今までに僕がやってこなかった題材で、どうすればいいんだろう?という戸惑いもあったんですが、逆にこれはどうすれば撮れるというのがすぐにわからなかった分、自分としては興味が湧いたというか。とりあえずやってみようということで始めました」
Q.モトーラさんは「風の電話」の存在は知っていましたか?この作品への参加のきっかけはオーディションだと伺いました。どんな思いでオーディションを受けられたのでしょうか。
モトーラさん
「私も「風の電話」はこの映画で初めて知りました。こういう映画のオーディションがありますと資料をもらって、台本を読んでそこで初めて「風の電話」を知りました。台本を読んでいる途中で辛くなってしまって。私は家族が亡くなってしまう話や親子が離れ離れになる話が苦手で…。小さい頃から自分の中で一番辛くなってしまう話なんです。私の家族はみんな元気なんですが、今回も台本を読んでいたら辛くなってしまって。やりたくないな、出来ないなって思いながら受けたんです」
諏訪監督
「本当は来たくなかった?(笑)」
モトーラさん
「そうですね…(笑)」
Q.モトーラさんをハル役に決めた決め手は何ですか?
諏訪監督
「一次オーディションの時はお会いして少し芝居を見るという感じだったんですが、僕の中ではその段階ですでに決まっていました。もしかしたら会う前から決定していたかもしれません。この人しかいないなという予感があったんです。モトーラさんの今までの作品を全て観ていたわけではないですが、オーディションに来るということで資料を見た時に、ハルはこの人だなと僕の中では決まっていました。実際お会いした感じも思ったとおりで、確信しました。この映画は普通の映画の撮り方ではなく、台本がないので、台本がない時にどう芝居してもらえるかを確認したくて二次オーディションにも来てもらいました。その時が即興芝居をやるのが初めてだったみたいですが、芝居は素晴らしかったですね。佇まいとかその場所にいる姿に思わず視線が引き付けられてしまうんですね。オーディションの時は何か聞いてもすぐ答えが返って来なくてすごい時間がかかって。でもそれを待っていることは全然退屈ではなくて。この人の中に流れている時間というのがあるんだと分かったし、とにかくその間も彼女を僕らが観ていられるということは映画にとってとても大事なことだし、僕は彼女でなければこの映画は撮らないというぐらいの気持ちでした」
Q.主演以外のキャストも豪華ですが、どういう理由でキャスティングされたんでしょうか?
諏訪監督
「モトーラさんが最初に決まって、途中で会う人は誰にするかを考えました。結果的に渡辺真起子さん、三浦友和さん、西島秀俊さんは僕の過去作の主演で言ってみれば同窓会みたいな感じで(笑)。僕も過去の映画を振り返るという意味で彼らにいて欲しかったんです。皆さん20年ぶりぐらいなんです。ハルという人を見守ってほしい、一緒にいてほしいという気持ちが大きかったです。西田さんは泉プロデューサーのアイデアで、初めて出演して頂いたんですが、山本未來さんもそうですし、初めての出演の方も面白かったですね」
Q.モトーラさんはそういった方々と初共演ですが、芝居してみていかがでしたか?
モトーラさん
「衣装合わせの時に初めてお会いしたんですが、緊張しました」
諏訪監督
「現場で緊張しているようには見えなかったけど」
モトーラさん
「そうですね。緊張したら芝居が出来なくなってしまうので」
諏訪監督
「堂々としていました。貫禄がありました(笑)」
モトーラさん
「現場にいるときは特に三浦さんと西田さんは撮影期間が短かったので、あまり深くお話をするというよりはカメラが回ってない時もハルと三浦さん演じる公平や西田さん演じる今田の距離感でいました。撮影中は私としてではなくハルとして会っていたんだなと思います。特に西島さんとは撮影が一緒の期間が長かったんですけど、一回も西島さんと話した記憶がなくて森尾と多分話していたんだろうなと」
諏訪監督
「撮影が終わった後、皆さんが口を揃えてモトーラさんを絶賛していました。あの年でこの「受け」の芝居が出来るってすごいと」
Q.撮影は順撮りですか?
諏訪監督
「ほぼそうです。映画の中に残っている部分だけなら順撮りになっています。広島で始まって、「風の電話」でクランクアップです。本当に旅している感じでみんな出番が終わってクランクアップしていくんです。芝居し終わって、「お疲れさまでした!」となるとそこにハルが取り残されるわけです」
Q.ハルを演じるにあたって、どう役にアプローチされたんでしょうか?
モトーラさん
「震災で家族を失うまではハルはどこにでもいる女の子で、友達がいて、学校に行っていた普通の女の子だったんだよなと思って。私も普通の女の子だから一緒だなって。ハルも私も家族が好きだし、そう思ったらハルを演じるにあたって、そんなに難しく考えることなく演じることが出来ました。広島でハルが生活している家に行って広子おばさんに会って、ハルが今どんな生活をしているのかを感じて段々ハルが出来上がっていた感じです」
Q.西田さんの部分は全て西田さんにお任せだったと伺いました。
諏訪監督
「西田さんとは衣装合わせでご挨拶して、こういう内容ですと軽く打ち合わせをしました。西田さんは福島出身で、福島に対していろんな感情があって。それでこの映画を引き受けてくださったんですけど、言いたいことがあるんですよね。それを表現してくださればいいと思って。だから完全に即興です。しかも「よーいスタート!」を言う前に始まっていました(笑)。そのままカメラは回しっぱなしでした。僕が高校生の頃、西田さんが脇役でNHKのドラマに出ていたのを観ていたと西田さんにお話したんです。『新・坊ちゃん』という坊ちゃんのドラマで、その時の芝居がすごくて。高校生ながらこんな俳優がいるんだって驚いた記憶があるんです。今回もやっぱりすごいなと思いましたね。僕から西田さんにお願いしたのは一つだけです。何か歌ってくれませんかと。「じゃあ新相馬節を」と言って歌ってくださいました。警察日記の話は西田さんの本当の話なんです」
Q.難民が出てくることはこの作品の本筋からは少し離れているかもしれませんが、入っていてよかったと感じました。
諏訪監督
「意図的に見えて欲しくないなとは思っているんですが、これは脚本を一緒に書いてくれた狗飼恭子さんの第一稿が基になっています。第一稿は現場には持って行かないんですが、話が全て書かれたものなんです。作品の流れはこの第一稿から変わらないんですが、そこに森尾が難民の人達と繋がりがあってという設定が出てきて面白いなと。それで東京芸大の同僚で、演劇人の高山明さんが企画している東京修学旅行プロジェクトというものがありまして。そのクルド編のガイドが映画に出てくるアリーさんという方でした。彼らは解体の仕事をしていて、クルド文化は石の文化なので、土を掘って出てきた石を見て「これは東京大空襲の時のもの」とか全部歴史が分かるらしいんです。実際にはそんなクルド人が3000人ぐらい日本で暮らしています。しかも正式な滞在許可はなくて、仮放免という身分で暮らしていることを初めて知りました。ヨーロッパでは難民問題は目の前にある問題なのに、日本にいるとそれが見えない、知らない。でも普通にいる隣人なんだという感覚は大事だなと思って。「風の電話」は旅の映画だからこういう日本も切り取ってみたいと思ったんです」
Q.あのシーンのクルド人は役者ではないんですね?
諏訪監督
「あのシーンだけはフィクションでは出来ないので彼らに出てもらいました。モトーラさんにも事前に会ってもらって一緒に話してもらいました。あのシーン自体は1時間カメラを回しっぱなしにしていました。彼らの話は本当なんです。福島にボランティアに行って、突然入国管理局に収監されてしまっていつ出てくるか分からないということも本当なんです。西島さん、モトーラさんだけがあの場所でフィクションの人で、大変だったと思います」
モトーラさん
「撮影前に家にお邪魔して話もしたんです。撮影では一時間カメラが回りっぱなしの中話していたんですが、ネスリハンちゃん達の話には時折「自分もそれ分かる!」というような話もあり、ハルとしても元々のハルが戻って来た感じでもあるので同世代での会話は楽しくて、別れる時は悲しかったです。それまで私も日本にクルド人が3000人もいるとは知らなかったですし、クルド人自体のことも知らなくて。会って話してみたら私自身もハーフなので共通する話題もあって普通に話せました。日本人の中には外国人のことを人によってはこわいなと思っている人もいるじゃないですか。私はハーフですが日本で育っているし、日本人という意識が強いんですが、ハーフというだけで珍しいものを見るように退かれることが多くて。私は普通に日本人なんだけどなって思うんです。今でもたまにそう思うんですが、外の人に対して差別意識を持っている人がいるなと思っていて。ただその人達も同じ人間で、通じるところがあると思うんです。クルド人の方達がこうやって日本で同じように暮らしていることを私はこの映画で知って、彼らのことが同じ日本で暮らしている人間として、この映画を通じて沢山の人に伝わればいいなと思っています」
Q.印象的な女性の声が映画の中で流れてくるシーンがありますが、何か意図がありますか?
諏訪監督
「それは音楽担当の世武裕子さん作曲です。彼女とは古い付き合いで、いつか一緒にやりたいねと言っていました。世武さんは日本では数少ない映画音楽の教育をフランスで受けた方なんです。だから映画音楽のプロで、今回は自由にやっていただきました。ただどこに音楽を入れるかという打ち合わせだけをして別れたんです。「何か使いたい楽器はありますか?」と聞かれたんですが、特にないと言って別れてしまって。後から出来れば人の声を使ってほしいと思ったんですが、それは世武さんには伝えませんでした。おまかせしたんだから黙っていようと。上がってきたデモ音源を聞いたら世武さんのコーラスが入っていて。声を使ってくれたんですね。よかったなと思って。あの声がずっとはるに寄りそってるという印象を作っているんですよね。世武さんも音楽としてやりたいことが出来たと満足そうでした」
Q. “ハル”がさすらうことで日本の様々な場所の今が見えた気がします。
諏訪監督
「彼女の場合、目的のある旅ではないわけです。どう生きていいかも分からない。そういう旅の場合、道中が大事なわけです。その時に何が見えてくるかというとその人の存在そのものなんです。彼女がさすらうことで日本を見たかったんです。今回映画を通して日本は傷だらけだなと思いました。それは広島と福島という被災地だけではなくて、地方に行けばコミュニティは壊れていてお年寄りしかいない、人が歩いていない町もあるし、傷ついていると。被災地もきれいにはなってきていますが、妙に人がいない。しかしカメラで撮っても特別なものや傷が映るわけではないんです。8年という歳月の中に傷は埋まってしまったんですね。それはなくなってしまったのかというとそんなはずはないわけです。映画の中で重要なのはハルが昔の同級生の母親に会うシーンです。あのシーンには明らかに8年という歳月が現れます。8年経てば傷は癒えるのか。そういう面もありますが、あのシーンで現れているのは8年経ったことでより大きな傷が生まれるということだってあるということです。死んだ自分の娘が大きくなった姿が分からない。ハルを見たことで自分の娘が大きくなっていたらとまた傷が生まれます。8年経ってあまり報道もされず、忘れられていっていますが、傷は消えていません。映像で人の悲しみや傷が映ることは多くありませんが、映画になら出来ることはあると感じてから僕の『風の電話』が見えてきました。その原動力になったのはモトーラさんに出会えたことです」
まるでドキュメンタリーを観ているような感覚になるのは役者の思いに嘘がないから。
ハルになって旅をするモトーラ世理奈の家族への溢れんばかりの思いにあなたは何を思うだろう。風の電話は今日も思いを風に乗せていく。
映画『風の電話』http://www.kazenodenwa.com/は1月24日(金)よりミッドランドスクエアシネマ他で全国公開。
おすすめの記事はこれ!
-
1
-
コワモテなの?コワオモテなの?(映画『BAD CITY』名古屋舞台挨拶 小沢仁志さん、小沢和義さんトーク)
映画『BAD CITY』の公開記念舞台挨拶が1月28日、名古屋ミッドランドスクエ ...
-
2
-
第70回CINEX映画塾 映画『ひみつのなっちゃん。』先行公開記念舞台挨拶トークレポート
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜先行公開記念舞台挨拶が1月8日にCINEX ...
-
3
-
1990年代の釜山を舞台に抗争を描く韓国ノワール。チョン・ウが新たな顔を見せる(映画『野獣の血』)
韓国での劇場公開時に初登場1位を記録するヒットとなったベストセラー作家チョン・ミ ...
-
4
-
ぶつかり合う親子の関係に愛を感じて(映画『世界は僕らに気づかない』)
大阪アジアン映画祭2022コンペティション部門で「来るべき才能賞」受賞 を受賞し ...
-
5
-
映画『ひみつのなっちゃん。』愛知・岐阜舞台挨拶決定!! ロケ地マップも配布スタート
1/6(金)愛知・岐阜先行公開の映画『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶が決定した ...
-
6
-
人種も国籍も超えて。仲間として共に生きる(映画『ファミリア』)
一族や家族を大事にしてきた歴史がある日本だが、地縁関係は年々薄くなっている。周り ...
-
7
-
香港アクション映画を支えたスタントマンの歴史と真実を語るドキュメンタリー(映画『カンフースタントマン 龍虎武師』)
どうしてこんなに体がしなやかに動き、高く飛んだり、回ったり出来るんだろうと昔の香 ...
-
8
-
心の傷を癒すのは島の人々のあたたかさ(映画『とべない風船』)
広島発。豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に傷ついた心の癒しと再生を描いた映画『とべ ...
-
9
-
決して器用とは言えないケイコの生き方に共感(映画『ケイコ 目を澄ませて』)
岸井ゆきの。変幻自在の女優である。時にはとてもかわいらしく、時に饒舌で、時には物 ...
-
10
-
おいしい映画祭2022 初日レポート② 映画クラス 内田英治監督×森谷雄プロデューサー
12月2日~4日に渡り名古屋ミッドランドスクエアシネマでおいしい映画祭が開催され ...
-
11
-
アーラ映画祭2022レポート(映画『いとみち』横浜聡子監督トーク)
可児市文化創造センター アーラで毎年行わなれているアーラ映画祭が今年も11月5、 ...
-
12
-
あの日、あの時の私。菜 葉 菜が4人の主人公を演じる短編映画集(映画『ワタシの中の彼女』)
こんなにコロナ禍が長く続くなんて2019年には考えてもいなかった。 2022年の ...
-
13
-
誰もが主役。名もなきエキストラとしての人生とは 監督集団「5月」(関友太郎監督、平瀬謙太朗監督、佐藤雅彦監督)インタビュー(映画『宮松と山下』)
東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室を母体とした監督集団「5月」から生まれ ...
-
14
-
おいしい映画祭 12月2日~4日 名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催!
2022年12月2日(金)〜4日(日)の3日間、名古屋駅前ミッドランドスクエアシ ...
-
15
-
11/20〜11/26 NAGOYA CINEMA Week2022 with SDGs 開催!
「映画」で心を動かそう 持続可能なまちづくりを目指す名古屋市を舞台に、映画をメイ ...
-
16
-
寺島しのぶ×廣木隆一監督再び。瀬戸内寂聴の半生をモデルにした作品が映画化(映画『あちらにいる鬼』)
瀬戸内寂聴。作家でもあり、たくさんの人たちに僧侶として講話をしてきた彼女は202 ...
-
17
-
近くて遠い。だから苦手。でも母親。(映画『わたしのお母さん』)
切っても切れない関係・親と子。あなたは親のことを好きと言えるだろうか。 11月1 ...
-
18
-
素朴でおいしい。そんな料理を一緒に食べられたら。(映画『土を喰らう十二ヵ月』)
料理研究家の土井善晴さんが映画に挑むことで公開前から話題になった映画『土を喰らう ...
-
19
-
太宰治の名作が再び映画化(映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』)
太宰治。戦後、流星のごとく現れ、数々の傑作小説を生み出し早逝した天才作家である。 ...
-
20
-
キュリー夫人の波瀾の生涯を描く(映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』)
キュリー夫人。キューリ夫人と小さい頃に一度は見間違え、だからこそ逆に名を覚える世 ...
-
21
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
22
-
待ち続けることは信じること(映画『千夜、一夜』)
今の時代の人たちは待ちぼうけをどのくらいまでしているのだろう。スマホで気軽に連絡 ...
-
23
-
仕事も家もお金もない。でも助けてとは言えない(映画『夜明けまでバス停で』)
深夜のバス停。もう明日の朝までバスは来ない。バス停のベンチで旅行に行くかのような ...
-
24
-
第68回CINEX映画塾『木樵』宮﨑政記監督、面家一男さんトークレポート
第68回CINEX映画塾『木樵』が10月1日、岐阜CINEXで開催された。『木樵 ...
-
25
-
MIRAGE THEATRE 来年の上映に向けて 短編作品上映開始
Cafe mirageと岐阜の喫茶星時がコラボして不定期開催中の1日だけのインデ ...
-
26
-
35ミリフィルムで鑑賞後の楽しいトーク(松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』)
松岡ひとみのシネマコネクション vol.26 映画『しあわせのパン』上映&トーク ...
-
27
-
飛騨の地と共に木樵として生きる(映画『木樵』)
岐阜県飛騨地方は9割が山林に覆われている。この飛騨地方で約50年間、木樵の仕事で ...
-
28
-
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観に行ったので、観る前にやっておくといいかもしれないことを書きました
現在、東京 TBS赤坂ACTシアターでは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」をロン ...
-
29
-
第66回CINEX映画塾 映画『島守の塔』五十嵐匠監督 トークレポート
第66回CINEX映画塾が8月28日岐阜CINEXで開催された。上映作品は『島守 ...
-
30
-
あいち国際女性映画祭 映画『でくの空』トークレポート&林家ペーさんインタビュー
名古屋 名演小劇場で9月23日から公開される映画『でくの空』。埼玉県秩父市、寄居 ...
-
31
-
生きるために。狂える人々の終わらない争い(映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
とにかくぶっ飛んでいる。まともな奴はほとんどいない。ノリのいいノワールものが久し ...
-
32
-
アーラ映画祭2022 ラインナップ発表!今年は4日間6作品。
岐阜県可児市文化創造センターアーラで開催されるアーラ映画祭2022の全ラインナッ ...
-
33
-
真実を知れば知るほど信じたくない…ありえない(映画『このこは邪悪』)
『嘘を愛する女』、『哀愁しんでれら』か映画化されたオリジナル作品の企画コンテスト ...
-
34
-
映画『掘る女 縄文人の落とし物』名演小劇場トークイベントレポート
映画『掘る女 縄文人の落とし物』公開記念トークイベントが8月21日名古屋 名演小 ...
-
35
-
相手のことをちゃんと想像できるような人になりたい(映画『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督 インタビュー)
現在公開中の映画『ぜんぶ、ボクのせい』。 母親に会うために児童養護施設を飛び出し ...
-
36
-
スリリングな148のツイート。真実は物語より奇なり。48時間の悪夢を映画化(映画『Zola ゾラ』)
2015年、Twitterに投稿され、大きな話題となったスリリングな148のツイ ...
-
37
-
縄文に魅せられ汗だくになって発掘作業をする「掘る女」に密着したドキュメンタリー(映画『掘る女 縄文人の落とし物』)
昔、考古学に憧れて、真剣にその方面の大学に進学しようと考えたことがある(いろいろ ...
-
38
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 Aプログラム舞台挨拶レポート
名古屋・清水口のシアターカフェでは移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が今 ...
-
39
-
第64回CINEX映画塾『逆光』須藤蓮監督トークレポート
第64回CINEX映画塾『逆光』が7月16日岐阜CINEXで開催された。監督、主 ...
-
40
-
あいち国際女性映画祭2022 開催決定!今年は31作品上映
あいち国際女性映画祭2022の記者発表が7月27日ウィルあいちで行われ、映画祭の ...
-
41
-
只見線とともに奥会津でみる美しい景色を守るために(映画『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』)
日本のローカル線は赤字路線が多く、毎年存続の危機に瀕しながらその土地で生活する人 ...
-
42
-
コンビニは異世界!?コンビニで起こる不思議な出来事(映画『コンビニエンス・ストーリー』三木聡監督インタビュー)
日本のコンビニエンスストアとはとても便利な店である。値段は定価だが、大体何でも揃 ...
-
43
-
シアターカフェ移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭上映作品決定!
名古屋のシアターカフェが大須から清水口に移転、リニューアルオープン2周年を記念し ...
-
44
-
島崎藤村の名作が60年ぶりに映画化 自分らしく生きるとは?(映画『破戒』)
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた、 ...
-
45
-
映画『逆光』須藤蓮監督、脚本家渡辺あやさんインタビュー 岐阜柳ケ瀬 再会から夏祭り×映画という企画が生まれた
名古屋で上映されることはあっても、岐阜の映画館で上映されるミニシアター系の映画は ...
-
46
-
見返りを求める男と恩を仇で返す女。その先にあるもの(映画『神は見返りを求める』)
タイトルを聞いたとき「神は見返りをもとめない」ものじゃないの?と思った。ただ、そ ...
-
47
-
3年ぶり開催!第9回MKE映画祭レポート
第9回MKE映画祭が6月18日岐阜県図書館多目的ホールで開催されました。 3年ぶ ...
-
48
-
生き続けていくことはいけないことか(映画『PLAN 75』)
少子高齢化社会となった日本には様々な問題がある。老老介護、孤独死、虐待という家庭 ...
-
49
-
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』伊藤健太郎さん、阪本順治監督登壇名古屋舞台挨拶レポート
映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の公開記念舞台挨拶が6月11日名古屋ミッドランドスク ...
-
50
-
女子高生、日本の経済にもの申す!(映画『君たちはまだ長いトンネルの中』なるせゆうせい監督インタビュー)
2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を ...
-
51
-
自身の信念のもとに冤罪を暴く(映画『オフィサー・アンド・スパイ』)
捏造、冤罪。あってはならないのだが、どの時代にも起こる出来事だ。 フランスで起こ ...
-
52
-
木竜麻生さん登壇!メ~テレ映画祭『わたし達はおとな』先行上映舞台挨拶レポート
今年開局60周年を迎える名古屋のテレビ局メ~テレは映画製作にも非常に力を入れてい ...
-
53
-
今も受け継がれる神曲・市船Soul。それは魂がこもる大切な曲(映画『20歳のソウル』)
ある番組の吹奏楽の旅を観る度に号泣している。 私は決して吹奏楽部ではない。コーラ ...
-
54
-
OUTRAGE×現代の若者 名古屋で生きる人達(映画『鋼音色の空の彼方へ』舞台挨拶レポート)
コロナ禍を経て、名古屋発の映画が奇しくも同じ日に2本公開された。一本は先日紹介し ...
-
55
-
僕らの映画はここからはじまったばかり(映画『護り屋「願い」』舞台挨拶レポート)
名古屋発の映画が『護り屋「願い」』が5月20日に公開された。 映画『護り屋「願い ...
-
56
-
人気映画を支えてきた特撮、特殊効果のクリエイター達(映画『クリーチャー・デザイナーズ 特殊効果の魔術師たち』)
映画にはさまざまなジャンルがある。その中でも私たちを日常にはない興奮に誘ってくれ ...
-
57
-
「灰色の家族」という台本(物語)が呼び覚ます忌まわしい記憶 KURAGE CLUB新作『灰色の家族』上映会開催
名古屋の自主映画団体KURAGE CLUBが新作『灰色の家族』の上映を5月22日 ...
-
58
-
撮りたいという強い思いの結晶がいよいよ公開(映画『山歌』)
山の中を漂流して暮らす人々が戦後あたりまでいたことを知ったのは「やすらぎの刻」と ...
-
59
-
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあさん』信友直子監督トークレポート
第61回CINEX映画塾『ぼけますから、よろしくお願いします ~おかえり、おかあ ...
-
60
-
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 シアターカフェ 舞台挨拶レポート
『あした、授業参観いくから。』+安田真奈監督ショートフィルム選 が4月30日から ...
-
61
-
映画『N号棟』公開初日 萩原みのりさん、後藤庸介監督登壇 舞台挨拶レポート
とある地方都市に、かつて霊が出るという噂で有名な団地があった。このとある地方都市 ...
-
62
-
阿部サダヲ×シリアルキラー榛村大和が更なる魅力を生む(映画『死刑にいたる病』白石和彌監督・阿部サダヲさんインタビュー)
白石和彌監督の作品にはいつも心を持っていかれる。 5月6日(金)から公開の新作『 ...
-
63
-
ゴールデンウィークに『あした、授業参観いくから』+安田真奈監督ショートフィルム選 上映 シアターカフェで
安田真奈監督とお会いしたのはあいち国際女性映画祭だった。 『36.8℃ サンジュ ...
-
64
-
『パリ13区』『カモン カモン』モノクロの魅力を知りたい二作品
4月22日(金)公開の作品には偶然にもモノクロ映画が2作品ある。 『ジョーカー』 ...
-
65
-
白石和彌監督、阿部サダヲさん登壇! 映画『死刑にいたる病』名古屋先行上映舞台挨拶レポート
映画『死刑にいたる病』舞台挨拶付き先行上映会が4月16日、名古屋ミッドランドスク ...
-
66
-
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』堤幸彦監督、広山詞葉さん、生島翔さんトークレポート
第60回CINEX映画塾『Trinity』『truth』が3月27日岐阜CINE ...
-
67
-
映画の街・岐阜が動き出す 映画『逆光』とのコラボで柳ケ瀬が70年代一色になる?! 映画『逆光』試写会 トークレポート
4月4日、岐阜ロイヤル劇場にて映画『逆光』の試写会と須藤蓮監督の舞台挨拶が行われ ...