
ホテルローヤルを映像化。武正晴監督のこだわりとは?(映画『ホテルローヤル 武正晴監督インタビュー』)
ラブホテルとは日常から切り離された場所だ。一種の別世界。ここでの二人の時間は他人には知られることのない秘密の時間。
『ホテルローヤル』は累計発行部数100万部を超える桜木紫乃の直木賞受賞作だ。彼女の実家だったラブホテルを舞台にした七編の連作だが、『百円の恋』『嘘八百』、昨年のNetflix国内視聴ランキング1位を獲得した『全裸監督』など話題作を生み出してきた武正晴監督が現代と過去を交錯させ一つの物語へ大胆に変更し、映像化。
武正晴監督に作品製作の裏側、こだわりを伺った。
桜木紫乃の頭の中を探る。北海道へのこだわり
Q.ホテルローヤルとして使われたラブホテルは本当にあるんですか?
武正晴監督
「本当に田舎の外れの国道沿いにひっそりとあったんです。今も営業している所が一軒あって。ラブホテルを借りて撮影するというのはなかなか難しいんです。田舎だと営業保証しないと貸してもらえないんです。何度も何度も交渉して何人も行ってお願いして貸してもらえました」
Q.桜木さんの原作を映画化するということで監督がこだわった部分は?
武正晴監督
「原作を好きな人をがっかりさせたくないんです。原作ものを映画化する難しさというのは他人のふんどしで相撲を取るということです。すごく良く出来ている素敵な原作だけど、映画化するには必ずその作品をいじらないといけない。原作通りに映画が作れるはずがないんです。原作のいい部分をいかに殺さずにやれるか。出来るだけ原作に沿ったことを実現したいとなるとロケ地は釧路だなと。桜木さんはちょっと他の作家と違って。北海道に在住して北海道のことを書き続けている作家だということを知った時にこれはちょっと油断ならないなと。つまり北海道のことをあまり知らない我々があまり無知のままやれない、触れない題材だなと。桜木先生がこだわりを持って北海道、釧路を舞台にしていることは面白い事だと思ったんです。桜木紫乃という人のこだわりを、北海道を書き続けるということの面白さをできるだけこっちで見つけて共有させました。自分がこだわるというよりも桜木紫乃という人のこだわりをできるだけ映画の中に残した形です。それとこの映画の主人公になるホテルの部屋にこだわりました。小説の登場人物たちをくっつけるためには原作は連作7本が全部分かれた状態になっています。それが一つの部屋でつながっていることを成立させるためにはその203号室をセットとして作らないといけない。なおかつラブホテルという普通だったら閉め切っているはずの場所でどうオールシーズンを見せ、朝と昼と夜を表現するか、そしてそれを十数年見せるということはチャレンジでした。それをどうやってやろうかということで今度はやり方を考える。そこを面白がってやりました」
音楽はインスピレーションから
Q.主題歌は「白いページの中に」のカバーですね。
武正晴監督
「ロケハンで釧路の港と坂道を見た時に「あっ」と思って。ホテルに戻って YouTube で「白いページの中に」を思い出してかけて。自分が小学生ぐらいの時に聞こえていた曲がなんか合うんじゃないかと。久しぶりに聞いたらぴったりはまったので、よしこれでいこうと。撮影する前に急に思いつきました。普段聴いてるわけではないんです」
Q.では監督セレクションなんですね。
武正晴監督
「編集の時からつけていました。どうだといわんばかりに(笑)。毎回やっているんです。曲をつけておいて、プロデューサーが主題歌交渉したいなと思わせるように編集の最後の最後までつけて見せていたら交渉しに行ってくれました。あの曲自身が歌手の人が愛する歌としていろんな人がカバーしているので、オリジナルも使えましたが、それよりも映画として新しく作っている感じでカバーにした方がいいなと。歌詞がぴったりはまりましたね」
Q.監督から音楽担当の富貴さんに劇中音楽はこんな感じでと伝えたりされたんですか?
武正晴監督
「『嘘八百』はジャズで行こうかと言ったんですが今回はタンゴで行こうかと。僕からの要望も富貴さんはいつも楽しんでくれます。雅代が部屋を最後に出ていくところのイメージ、女が自分の部屋から出て扉を閉めていろんな部屋をチェックして最後戸締りして出ていくということに台本を読んでいる時からタンゴだなと思っていました。編集中はずっとあらゆるアルゼンチンタンゴとかいろんな原曲、名曲を全部つけていました。映画の中でもタンゴは名曲がありますよね。アル・パチーノの『セント・オブ・ウーマン』とか。それを聴いた富貴さんはこのやろうと思ったと(笑)。富貴さんの音楽はすばらしい。バンドネオンもちゃんと生で録ってくれていましたし、ありがたかったです。富貴さんにお願いしたくてずっと『嘘八百』の時から話していました。音楽の富貴さん、美術デザイナーの黒瀧さんと女性にお願いしたくて何年もオファーを出してやってもらった作品です」
女優陣がイメージし、具現化する『ホテルローヤル』
Q.波瑠さんをキャスティングしてよかったというシーンを教えてください。
武正晴監督
「 原作の「えっち屋」という話の中にあった松山ケンイチさん演じるえっち屋さんに惹かれて最後にホテルを出る前に雅代が誘う場面はやっぱり山場だと思うんですね。波瑠さんだけじゃなくて松山さんにお願いできて良かったなと思います。2人の長芝居というのが肝だったんですけど、あそこをきっちりやれるというのがやはりさすがだなと。原作の中でもあそこが一番桜木さんの筆が立っているところなので。「奥さんのこと考えたでしょ」という女性に求められてはいけない瞬間。ああいう場面を桜木さんはピシッと書くんです。男としてはドキッとする。男性に対する突き上げみたいな女性の視線がすごくよく書けていて。前半から抑えつつ、小さく積み重ねてきた波瑠さんのお芝居がここでパシッと出る。そしてラストシーンの表情。シナリオを読むと多分あの2点に絞ってくると思うんです。原作もそうでしたけど、僕らが読んでいた時に「なるほど、だからホテルローヤルって言うのね」とリアクションしたことを雅代自身が読者と同じようにするという。父親と母親の事を想像し、わかったという顔をして釧路を立っていくラストの彼女の表情が全てなんですけど、そういうことが分かって演れている波瑠さんの計算。波瑠さんはプライベートで小説を先に読んでいて「まさか私がこの役をやれるとは思わなかった」と言っていたんですが、彼女にとっては先に原作を読んでいたことが良かったんだと思います。この小説をずっと好きで読んでいる人たちはたくさんいて。特に女性キャスト陣は小説の中にいた役に憧れて演じてくれていました。 小説も含めて原作の文章の間にあるものへの読解力、小説の鑑賞力があって作品のポイントが分かっている。衣装合わせの時の「メガネかけませんか?」と言った時の感じとか、そのメガネの色とか細い小さいところに自分で気づく点に波瑠さんは雅代という人を理解しているなと感じて、理解している人に任せてみました。編集をやっている時にその理解力が一番わかります。撮影は順番に出来ず、いろんな場面から撮っているんですが、奇妙に全部つながるんです。雅代という人に波瑠さんは近づいている、雅代の近いところにいたんじゃないかという気がしますね」
原作にはない『ホテルローヤル』
Q.原作にはない部分を教えてください。
武正晴監督
「雅代の部屋です。あれは台本になくて一番最後に雅代が部屋にいると1行書き足したんですが、それが物語で重要になってきて。ラブホテルの娘はどこに住んでいるのかとかなりスタッフと考えました。ラブホテルを作った親父が娘のためにどこかいい場所を用意したんじゃないかと。となると風景がいい所だろうと。それで「この風景最高だろう」というセリフが増えて。そういう風景を見て育つ女の子ってどういう人なんだろう?じゃあ絵を描いている設定にしようかとか、美大に行こうと思ったけど落ちたという1行があったので、それをヒントにしてあそこで絵を描いている設定にしたんですが、どんな絵を描いているのかは台本にもないし、原作にもないので美術部の悩みのタネになりました。部屋の撮影場所を探していた時に札幌のロケ場所で控え室に使っていた立派な建物の廊下に大きな窓があったんですよ。これが屋根裏部屋にならないですかという話になって。リペアして柱を建ててドアをつけたらただの廊下が屋根裏部屋みたいに見えたんです。札幌なんですけど、湿原が見えるという設定にしちゃおうかと合成で湿原を入れて撮ってはめ込んで、オールシーズン見せるようにしました。それも北海道出身のスタッフに見てもらって、夏が終わったらすぐ冬が来る北海道の風景にして。雪が降ってくるタイミングとかも考えて一番力を入れたシーンになりました。こだわったと言えば、僕は愛知県出身だけど全然田舎に帰らないんです。田舎から逃げ出しましたが、田舎の原風景は覚えている。何かあればその原風景にこだわるんです。ホテルローヤルにこだわる彼女が逃げ出す前に最後見つめている場所というのは親父が自分のために作ってくれたあの部屋で、思い出が何かあるんですよね。雅代の部屋はどこだろうという疑問は映画にとって大きな意味を標してくれて。そこで何が起こるわけじゃないんですけど。スタッフが一番苦労したのはあの雅代の部屋だったと思います。雅代の部屋にはどこをどう行けば行けるのかを考えて、ありもしない階段を作ったりとかそういう風に美術が広がって行きました。いろいろツギハギで撮ったホテルローヤルの設計図を実際作ってくれたので、その図面をちょっと変えてみたりとか非常に映画的な作業をやりました。こういう素敵な打ち合わせは僕にもスタッフにもためになるものです」
Q.エンドロールはカップル毎に紹介されていました。エンドロールへ込められた思いを教えてください。
武正晴監督
「デビュー作からこういうスタイルをとっています。自分の映画的経験で、オープニングもタイトルもエンドロールも演出なんだなというのは子供の時から知っていて。ある時からそういうスタイルを採り始める映画があって。それが好きだったんです。アバンタイトルがあって、映画が今から始まるな、エンドロールで映画が終わっていくんだなっていう。字だけ見ていればそれはみんな席を立つだろうって。最後の最後まで名残惜しいなっていう演出ができないかなというのは毎回なんです。愛おしいその出演者たちのカーテンコールとして映画が終わっていけるといいなという。特にこういう群像劇は。僕は群像劇が好きなんです。『ホテルローヤル』に関わった人たちが最後もう1回出てくるというのはもう僕のスタイルです。次の映画もそうしたいですし。今回のエンドロールは台本にも書き込んであって何を撮るかは決めていました。最近はどうせやるんだろうと思っているのか足立紳さんとか今井雅子さんとかわかっているライターさんは書いてくれます(笑)」

武正晴監督
映画『ホテルローヤル』https://www.phantom-film.com/hotelroyal/ は11月13日よりTOHOシネマズ<半スぺ>日比谷他で全国公開。
東海三県ではセンチュリーシネマ、ユナイテッドシネマ(豊橋18、岡崎、稲沢、阿久比)、TOHOシネマズ(木曽川、赤池、東浦、津島、岐阜、モレラ岐阜)、イオンシネマ津で公開。
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