寺田心くん、地元凱旋!(映画『ばあばは、だいじょうぶ』名古屋舞台挨拶レポート)
映画『ばあばは、だいじょうぶ』の公開記念舞台挨拶が5月18日イオンシネマ名古屋茶屋で行われた。主演の愛知県出身の寺田心くん、ジャッキー・ウー監督が登壇。その様子をお届けする。
映画『ばあばは、だいじょうぶ』作品紹介、レビューはこちらから
ジャッキー・ウー監督
「お忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。普通のエンタテイメントと違う色々な思いでこの作品を作りました。観ていただいて本当にありがとうございます」

ジャッキー・ウー監督
寺田心くん
「こんにちは!寺田心です。ここ名古屋は僕の地元です。岡崎で先程舞台挨拶させていただいて岡崎のイオンからイオン名古屋茶屋まで移動するのに自分の家の近くを通って来ていいところだなと思いましたし、とても嬉しかったです」

寺田心くん
Q.ミラノ国際映画祭で心くんは最優秀主演男優賞、ジャッキー・ウー監督は最優秀監督賞を受賞されました。おめでとうございます。受賞されたときの気持ちを教えてください。
ジャッキー・ウー監督
「心くんとは撮影の時に海外に届くような映画にしようねと約束していて。それが本当にフィードバックするのが普通の子役というよりしっかりとした役者さんのフィードバックになったので海外に挑戦できるかなと思いました。ノミネートの一報を聞いて本当に嬉しかったです」
寺田心くん
「イタリアに行くということだけを聞いていたのでとってもドキドキしたし、賞をいただいたときは本当に皆さんに感謝だなと思いました。監督さんにも感謝だし、僕のことをきれいに撮ってくれる皆さんにも感謝だし、応援してくださる皆さんにも感謝だし、事務所もですし、あとはやっぱり家族、祖母、母、犬にも感謝だなって思いました」

Q.なぜこの作品を映画にしようとされたんですか?
ジャッキー・ウー監督
「前回、マドリードで鈴木紗理奈さんで賞をいただいて(マドリード国際映画祭最優秀主演女優賞)、海外の方からまた新しいオファーが来まして。とにかく次の作品が観たいと。普通は本に惚れてから映画を撮るという順序ですが、今回は、海外からのリクエストに応えるために自分でこの作品をチョイスしていろんな物語、スタッフもそうですけど一から作り上げたという感じです」
Q.ジャッキー・ウー監督の作品に主演が決まった時の気持ちを聞かせてください。
寺田心くん
「東京でオーディションを受けさせていただいて名古屋に帰ってきて丁度祖母のおうちで連絡を待っていたんですけど、マネージャーさんから受かったよと連絡をいただきました。本当に嬉しかったです」
Q.優しかったばあばがどんどん変わっていく姿に戸惑う孫の翼役でしたが役作りは大変でしたか?監督から何かアドバイスはありましたか?
寺田心くん
「ばあば(冨士眞奈美さん)に最初にお会いした時に役作りで「(普段から)ばあばって呼んでいいですか?」と聞いたら「いいわよ」と言ってぎゅうっと抱きしめてくださいました。監督からは秘密の台本があってそれを教えていただくとお芝居がとっても楽しくなります」

Q.今までとは違う新しい心くんの役者の顔が見えた気がします。監督ならではの引き出し方はありますか?
ジャッキー・ウー監督
「引き出し方というより本当に子役というよりも日本を代表する役者だと思うほどフィードバックがあったので何の戸惑いもなくできました。いろんな映画を作りながら思うんですが、シーンによっては自分が描いていた絵とあまり合わない時もあるんです。でも心くんがその絵に入ってくれると僕が考えていた絵以上のシーンが撮れるので、心揺さぶるシーンは心くんが作ってくれたかなと思いますし、心くんじゃなかったら今回こういう風な形で賞を獲ることは出来なかったかもしれないです。本当に心くんに感謝です」
Q.大先輩である冨士眞奈美さんとの共演ですが印象に残っているエピソードはありましたか?
寺田心くん
「ばあばはいつもいっぱい遊んでくれて優しいなって思っていたんですけど、あるシーンでばあばがばあばでなくなるシーンがあるんですが、「ばあば、だいじょうぶ?」って思うんですけど、カットってかかるといつもの優しいばあばだから、ああすごいなって思いました」
Q.2017年はマドリード国際映画祭で鈴木紗理奈さんが最優秀主演女優賞、2018年はミラノ国際映画祭で寺田心くんが最優秀主演男優賞を受賞されるという2年連続で日本の役者を最高賞へ導いたことで雑誌などで"受賞請負人”と監督は紹介されていますが受賞させる秘訣をほんの一部でいいのでおしえていただけませんか?
ジャッキー・ウー監督
「一部でも話してしまったら僕の仕事がなくなってしまうのでほんの一部でも話せないんですけど(笑)。ただ海外で僕が感じるのは日本語で感情を込めて芝居をしたとしてもお客様の目線が字幕スーパーに行ってしまうんです。その悲しさをずっと体験してきました。日本の映画なんですけど、外国で上映すると外国語映画になるんだと。どんな観客でもどんないい演技をしても字幕に目が行くんだと感じて演者として辛い思いをしたことがあるので、そういう思いを僕が作る映画の役者にはしてほしくないなという思いで字幕から戻ってくる思いというものをポイントポイントで入れたというか・・・。あれ?僕結構言ってしまいましたね(笑)」
フォトセッションでは観客の撮影もOKとなり心くんとジャッキー・ウー監督が観客に向けて笑顔を向けた。

Q.最後にジャッキー・ウー監督から一言お願いします。
ジャッキー・ウー監督
「こういう出来事、あまり僕は病気と呼びたくないんですが、今後身近に起こると僕は思います。その中でいろんな部分で目を背けたりとか悲しい思い、辛い思い、切ない思いそして苦しい思いをする。でも両目で最後は見届けてしっかりと手を差し伸べて一緒に歩んでいくのが家族ではないかと思います。決して老いたら赤ちゃんになるというわけではないですが、その事実を見届けるのは家族であってほしいという思いで作りました。本日はありがとうございました」
映画『ばあばは、だいじょうぶ』は現在全国のイオンシネマで上映中。
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